悪役令嬢で結構! わたくし政略結婚なんてまっぴらですわ!!

ちありや

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わたくしはデランズ王国、ラングローム公爵の長女カナベルと申します。

 わたくしは今、大変憤っておりますの。

 というのも、先日お父様であるラングローム公爵が、突然隣国のドナン公爵の御長男とわたくしとの婚約を取り決めてしまいましたの。

 寝耳に水、青天の霹靂、わたくしには既にアロンソ王子と言う心に決めた殿方がいらっしゃるのに。お父様もそれをご存知のはずなのに?!

「お父様、わたくし此度の婚約には納得出来ませんわ! 婚約は破棄させて頂きますわよ!」

 わたくしの啖呵にお父様は動じた様子も無く

「貴族同士で話し合って決めた事がそう簡単に破棄出来るわけねーだろポンチ娘。そもそもお前の意見なんて求めてないからね?」

 そう仰いました。

 …知ってたよ。いっぺんこういうの言ってみたかっただけだもん……。

                    ~~完~~
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