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【冒険者編。離島のダンジョン】
▲離島へ行こう1週間と1日目。愛が重いの。
しおりを挟む全く安眠妨害しおって…。
確かにところ変われば常識も変わる。前の世界でだって、国が変われば生活様式だって変わった。キスが挨拶の国だって有ったし、ハーレムや同性婚だって有ったわ。子が授かりにくい世界だから婚前交渉も当たり前。これは在る意味自身を棚に上げ、女性に処女性を求めるゲスな輩が居ないだけマシかも。恋愛を気軽に楽しみ子孫を残す世界だからなのよね。未婚の母がモテるのがビックリよ。ヤンデレさえ居なくなれば良い世界なのよね。ヤンデレを制するのも女性側の手腕なのかも。日本人はシャイな国だと言われてたし…。
この世界が可笑しいにしても、私ももう少しフレンドリーになるべきかしら?でないと誰とも恋愛出来ない?もしかして本当に行き遅れちゃう?良し!今日から私は日本人を捨てるわ!気分はアメリカンよ!キス位何とも無いじゃ無い。先ずはライドと皆で練習ね。慣れたら隣国のウィンとイードにアタックね。コロッケ差し入れながらお礼に行けばバッチリよ。やはりヤンデレ成分無しが良いわー。
〈リョウお早うございます。朝からご機嫌ですね。機嫌は治りましたか?〉
ちっ!その機嫌を損ねたのはお前だ!でも我慢よ。お色気の練習頑張らなきゃね!
《ライドお早う。私も言い過ぎたわ。仲直りのキッスね。チュッ。チュッ。チュー。》
にっこり微笑み顔を覗き込みながら、おでこに頬に唇にキスをする。ライドに腕を引かれ、ぽすんと広い胸に縺れかかる。腰を引かれギュッと抱き締められ唇を塞がれた。
ンッ。んん…んんぅ…。
〈リョウ…。〉
やわやわとブルマの境を指が…。白シャツの上からやわやわと胸を揉まれ…。でもこれ以上は出来ないから安心ね!しかし太ももはくすぐったいわ。流石に内側を撫でるのは止めて欲しい。不埒な手を制止しようと、自身の手を伸ばし抵抗する。その手に大きな掌を重ねられ、白シャツの中に滑り込まれた。あっという間に胸の谷間に、ライドの頭が埋まった。
〈リョウ?今朝は大胆ですね。また何か頓珍漢な事を考えてませんか?例えば他の人と試してみようとか…。そんなおイタをしてはいけません。〉
ブラを外され、胸にキスされ弄られる。何でよ!だってそう言う世界なんでしょ?ライドだって手慣れてるじゃない。
《この世界にあわせようと努力してるだけじゃ無い。流石に最後までは無理だけど、お付き合い前でもキス位はするんでしょ?ライド何て私に色々するじゃ無い。経験も豊富何でしょ?ライドばかりズルいわ。私だって彼氏ゲットしたいのよ…。》
〈彼氏は私では駄目なのですか?〉
《ライドは嫌いじゃ無いし、キスしても嫌じゃ無い。でもぐいぐいくるし何だか怖いのよ…。》
〈怖いですか?どうやら私が焦り過ぎた様です。私はリョウを愛してます。だから全てが欲しい。自分だけの物にしたい。リョウが余りにも、愛しすぎて暴走してしまうのです。嫌と言われれば必ず止めます。だから私を嫌わないで下さい。しかし確かにそうですね…。〉
ライドのその愛が正直重いのだけど…。
〈他の奴等にもチャンスは必要ですね。要はリョウが後悔しなければ良いんです。リョウは隣国の前王に乱暴されかけどうでしたか?皇子に指を使われどう感じましたか?キスしてどう思いましたか?その感じ方がヒントですよ。シスル王子やフリード王子、ブラン王では?ウィンとイードでは?ルードやクリスとはどうでしょう?誰となら抵抗が無いのか?試してみるのも必要かもしれませんね。〉
何だか論外なのまで並べないでよ。そんなに沢山、私が尻軽見たいじゃない。確かに隣国の前王と皇子は論外よ。嫌悪感しか無かったわ。シスルは弟みたいな感じよ。キスは出来るとは思うけど恋愛的には…。ブラン王もキスは出来るとは思うけど、やはり親愛のキスになりそう。やはりフリードが居るしね。フリードはまだ全然そう言う対象じゃ無い。ウィンとイードは、ムード次第ではキス以上も出来るかも。話も楽しいしドキドキするしね。ルードは良く解らないや。クリスはアニーが居るし論外だよ。
〈気になるのはやはり、ウィンとイード辺りですか?次いでルードとシスル王子辺りでしょう。ダンジョンを出たら砦でルードに会い、手土産持参で隣国へ行きましょう。皆様とデートでもされたらどうですか?邪魔はしませんよ。〉
ライドってばいきなりどうしたの?しかし詳しいわね。でもヤンデレ成分が少し和らいだ?それはかなり嬉しいかも。
《ライド有り難う!何だかいきなり大人の余裕が出きたの?5割増し位素敵に見えるよ。ごめん。正直今まで、年上のくせに何時もエロばかり。ガツガツ余裕の無いヤンデレだとばかり思ってたよ。私隣国で確かめて見る!デートして夜一緒の布団で寝て弄られる位迄なのよね?婚前交渉は私次第。でも出来ちゃっても逆にモテるんだよね?まあ流石にこれは戴けないわ。でもこれがこの世界での常識なのよね?頑張るぞ!彼氏ゲットよ。》
〈夜一緒の布団で寝るのは…。〉
《だってライドは当たり前だって潜り込んでるじゃない。しかも散々抱き枕にしておさわりしてるでしょ!》
〈私は最後までしない理性が有るからです!他の奴等に理性何か有りませんよ!〉
《ブッブー。ヤンデレ成分満載のライドに有るなら、他の皆にも理性はキチンと有ります。紳士は余計な事はしません。私はチョロインでは有りません。キチンと見極めます!》
〈ぐぬぬ…。〉
チョロインだから私に弄られてるんじゃ無いか!普通は付き合う前から同衾などしない!知らないのを利用したツケが今頃返されるとは…。
さあ朝ごはん食べて潜るぞー!
皆お早うー!
*****
今日は気になる隙間の捜索に入ります。昨日岩場の影から、ポコポコ空気が涌き出てる場所を見付けたの。最初は温泉かな?と思ったんだけど、液体は出てない。漏れだしてるのは空気だけみたい。しかも少し離れた岩場に、隠された入り口らしき大きな一枚岩みたいのまで有るのよ。その横には通路が有り、外の海に繋がってる絶対に怪しいでしょ?その通路から何者かが浸入し、扉を使ってたのかもしれない。てな訳で、今日は此方を徹底的に調べます。
レインが一枚岩の周囲を結界で補強してくれる。私がその岩に風の刃をぶつける。ラスとライドがひび割れに刀身を突き刺す。岩はボロボロと崩れ落ちた。すると轟音と共に扉から水が吹き出して来た。何故扉から?!空気が涌き出て居た辺りの海面が、渦を巻き海水がぐんぐんと減って行く。ダンジョン亡いの海水が扉から放出され、横の通路から外の海に海へと吐き出されて行く。
瞬く間にダンジョン内の海は干上がってしまった。マジ?
《これって一枚岩が出口の仕掛けなの?それとも偶然の産物なの?》
〈偶然だろうな。高低と水圧の関係で海水が逆流したのだろう。リョウが見付けた空気が涌き出てた場所が圧に耐えきれず崩れたのだろう。下に広い空間が有る様だな。〉
ラスが剣先で、空気の出ていた場所をつつきながら話す。水の無くなった海底はボロボロと崩れ穴があいてゆく。
干上がってしまった海には、宝箱やドロップ品が散乱していた。何だか申し訳無いが、全てを回収させて貰う。ライドはキョロキョロと何かを探してる?
皆で空洞に入るとびっくりだ。かなり広い空間が有り、中心には多分海竜であろう像が鎮座している。この部屋がメインの様で、周囲の壁に10ヶ所の通路が有る。鑑定を使うと、この洞窟内には敵になる様な魔物は居ない。てな訳で、それぞれ別れて検索を始めた。
結果。お宝いっぱいでした。ここのお宝だけで結婚式挙げられるんじゃ無いの?ってなアイテムばかり。まあ宝飾関係だから仕方無いのかな?しかしこの聖女のウェディングドレスってば凄すぎる。この真珠って全て本物?ティアラにアクセサリーまで勢揃いだ。勿論、新郎用も有る。この勇者の剣は飾りものだね。宝石がビッチリ嵌まってる。鑑定してビックリ。非売品だそうだ。市場価格は出ないそう。こんなのどうするんだよ。多分国宝になるだろうとの事だ。その他、武器に防具にエトセトラ。何だか冒険者らしい宝箱発見を体験できた。
そして今からあるお部屋に踏み込みます。何と洞窟の更に奥に、お部屋のドアが有ったんです。何とネームプレートまでついてる。お部屋の主はセリー。扉の前に立つと何処からか、声が聞こえて来た。
【就寝中よ。起こしちゃいやん。開けて良いのは同類と魔力の多いイケメン限定。】
舐めてるの?叩き起こしちゃいなさい!もしかしなくても、例の聖獣じゃないの?絶対にそうよ!
皆でいっせーのせっ!で扉を開いた。ベッドの上には裸の妖艶な美女が脚を組み腰をかけていた。
ちょっと!寝てないじゃないの!
*****
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