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男子寮(中編)
しおりを挟む男子寮に入って一週間、特に問題もなく終わりそうだ。
が、ひとつ気になるのは同室の…柚留木君だった。
夕飯が終わると直ぐにバイトに行く、夜明けに帰ってきて仮眠を取るみたい。授業中には殆ど寝てるけど……倒れちゃうよなぁ。
どんなバイトしてるんだろう、今晩つけてみるか。
「じゃあ部長、行ってきます。」
「いってらっしゃい……」
バイトに出掛けて行く柚留木君を横目で見ながらそっと部屋を出て後を着けた、男子寮を出て繁華街の方に……と、思いきや来たのは男子寮の裏の庭だった……
「何でここに……?」
柚留木君は裏手の大きな家の裏口から周りを気にしながら入っていった、その後男子寮の何人かもそこに入る。
「怪しいな……窓から覗けないかな?」
覗きで捕まらないか私も周りを気にして家の横の窓を覗いて見ると男子寮の人達と何人かの女の人が……
あれ?あの人何処かで見たような……?
「久曽神君!ここにいたのか、捜したよ。」
「あれ?寮長……どうしたんですか?」
「いや、えれえ(大変な)事になってね……1度寮まで戻ってくれへんか(ないか?」
「その前に寮長、これ見てください!何かやってるみたいなんですけど!」
「………どれだい?」
窓にまた近づいて寮長に見せようとするとバチッという音がしてその場に倒れて私は気を失った……
「アッ……ア……アハア……」
声が聞こえる、女の人の……喘ぎ声?
眼を開けると男子寮生とオバサン達……40代から50代の人が何人かと情事していた……
「ハアッハアッ……」
「アアッ……若い子は良いわあ……」
「アッ!アッ!アン!!」
「な……なに、これ……?」
見ると自分が裸にされ縛られていた……身体の中も熱くなっている……
「気がついたかしら?」
声をかけられたのに気がつきそっちを見ると50代後半のセレブな感じのした人が立っていた。
「ここは……?何してるんですか……?」
「何?見てわからないかしら?男子寮の生徒と情事してるのよ、久曽神陽斗君。今は陽斗ちゃんかしら?」
「情事……って……貴女方はどこの人達なんですか?うちの生徒と……何で僕の名前を……?まさか……」
「すっかり忘れてるみたいね、陽斗君……」
忘れてる……?
「まあ仕方ないでしょ、女になっちゃったしおまけに記憶がないんだから……」
ドアが開いて出てきたのは……寮長の一柳先輩だった……
「寮長……?先輩も咬んでいたんですか?」
「僕やママの事も忘れてるし、昔に遊んだ事があるのにね……」
昔?遊んだ?幼馴染み……親戚?
「あっ……!アヴィオングループの専務婦人!?」
前に源太の会社の創立記念パーティの時にお婆様から紹介された一柳専務の奥様……一柳って事は先輩は息子だったんだ……
「そうよ、会ったことも忘れてたみたいね……陽斗君を狙ってたのに…女の子になってるなんて残念だわ……」
「まあまあ、ママ。余興としては楽しめますから……」
「余興?」
「それは後でな、陽斗……俺達はお前の親戚だよ。ママは会長の末の妹だ、お前は俺と従兄弟って事だな。」
「従兄弟……涼雅……兄ちゃん?」
「ああ、思い出したのか?」
そうだ……小さい頃に岐阜の山の中で遊んだ記憶がある……涼雅…兄ちゃん。
「私もここの副理事でね、寮が出来たときにここを寮生と私らアヴィオンの幹部婦人との憩いの場にしたんだわ、涼雅が寮長になってからはやりやすくなったわぁ……陽斗君がここに視察に来るって聞いたときは不味いことになりそうかしらって思ったんだがね……」
「僕がそれを逆手に取って君を勘考(利用)しようと考えたんだよ、噂では女だって聞いたからね。信じられなかったけどな……昔小さい頃裸も見たことあったことやし……本当に陽斗なのか?」
「………わからない……」
「……まあいいか、君には僕たちの下僕になって貰うんだから……」
「げ……ぼく?僕が……?」
「ああ、そうさ。言うことを聞いてもらうよ……」
「そんなこと……するわけない……くふっ……」
「そろそろ効いてきたかな?媚薬……」
媚薬?身体がさっきから熱い……そうか……だから陽斗君や他の人格が出てこられないんだ……身体がおかしくなってるから……
私だけで何とかするしかないんだ……
「はあっ…はあ…はあ…」
「ほら、自分でどうにかしてみな?」
縛られていた縄を解かれ手足を自由にされた、にやにや笑う専務婦人、悠紀子おば様と涼雅兄ちゃん……
ダメだと分かっていても自然に手が股間に行ってしまった…停められなかった…
「んっ!ああっ!あんっ……」
「気持ちいいだろ?陽斗……」
「ああっ!あぅっ!イグッ!!イグウッッ!!!!」
ぷしゃあああああっっっ!!!!
頭が真っ白になりながら潮吹いちゃってた……
失態を皆が見ている、男子寮生達が、幹部婦人達が、そして悠紀子おば様と涼雅兄ちゃん……
「無様だな、陽斗……」
股間を皆に見られながらも恥ずかしくなくて……寧ろ嬉しくなってて……
「ほら、陽斗ちゃん……欲しいんでしょ?あそこにあるもの……」
朦朧としている意識の中確認する、裸の男子寮生と……柚留木君がこっちに来た……
「ぶ、部長……」
「柚留木君……」
「いいのよ、陽斗ちゃんは女の子なんだから……おちんちん……貰っちゃいなさい……」
耳元で悠紀子おば様が囁く……悪魔の囁き?
でも今の私には……言う事を大人しく聴くしかなかった……
「みんなの……おちんちん……わたしに……ちょうだぁい……」
言ってしまった……今の私は只の雌なんだ……
「あんっ!うんっ……」
「おちんちん…おっきいね……ゆるぎくんの……」
「こっちも……すごい……」
「んっ……ちゅぱ……ちゅぱ……れろっ……」
「いいよ、どっちのあなからでも……みんなのおちんちん…いれてぇ……わたしの…おまんこに……」
「あんっ!きもちいぃ……」
「おしりも……きもちい……もっと……してえっ……!!」
「あ!あっ!ああっ!!いくっ!!いくうっ!!」
「墜ちたな………陽斗……」
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