おんなご。【R18】

あさだみく

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永峰

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 カコーンッ



今まで鳴ってなかった鹿威

(ししおどし)が急に鳴り出す、演出かな?


緊張して声も出せない変な威圧感…


お婆様にじっと見られ、睨まれているけど私の方は目を見れない……悪い事してる……のかな、今回は……


「越水から全部聞いたわ、色々合ったらしいがね?」


 男子寮で起こったことを家でお婆様に問われていた、源太がお婆様に報告してその対処をしてくれたらしいけど……やっぱり怒られるんだろうなあ……


「はい……すみませんでした、お婆様……」

「別に謝らんでもいいわ、悪いのは悠紀子と涼雅なんだし。あの二人には幸三さん(悠紀子の旦那でアヴィオングループ専務、養子)にはちゃんと言っといたでね。悠紀子は当分謹慎にして涼雅は寮から出てって貰って停学になるわな。」


 この1日でそこまで?流石お婆様……あの二人が恐れてるのが解るわ……


「他の幹部の嫁連中はそれぞれの旦那に言うといたわ、あんたの秘密も言わんようにな。只な、ばれ過ぎとるわ。」


 やっぱり……怒られる!


「遊んだりするのはいいわ、私も若い頃しとったしな……でもあんたは男として生きないかんし決めたんだろ?ならバレてそれが脅迫とかされたらどうするん?昨日の事もそうだが悠紀子らに嘗められとったそうでしょお?それがいかん言うとるんだわ……」


 何か自分達の事を棚上げして他の人の事を言ってるような気がする……凄い矛盾を感じるけど今の私には何も言えない、未成年だし……


「いいか、陽斗。正しいものが勝つんじゃなく強いもんが勝つんだわ、世の中そういうもんだわ。よく覚えときゃあよ(ておきなさいよ)?」

「…………はい、お婆様……」

「ならちょっと出掛けるでよ、着いて来やあ。」

「はい……」




 お婆様のリムジンに乗せられて家から10分ほど行った所に高級そうなマン……じゃないオクションがあった、お婆様の護衛の人達に案内されエレベーターで30階に着くとドアや廊下もなくいきなりリビングだった。


「あ、あの……お婆様、ここは……?」

「取り合えず座りゃあ(座りなさい)」

「は、はい……」


 家は基本和室なので洋室といつも和服のお婆様はやっぱり似合わない……


「ここはな、アヴィオンの幹部……つまりは親族らの会議や仕置きで使う部屋だが」

「仕置き……?」

「久曽神家は遺伝かなんか分からんが大体は精力が強くてな、性のトラブルがやたら多いんだわ。不倫だの結婚してにゃあ(ない)のに子供が出来ただの、殺傷沙汰だのな……そんなんいちいち放置しとったら会社がわや(めちゃめちゃ)になってまうがね、だからここを作ったんだわ。」


 そんな家系だったんだ……じゃあ今までのも遺伝ってこと?


「僕……お仕置きされるんですか?」

「そりゃそうだわ、まあ罰だと思えばいいわ。だいたいいっつも(いつも)越水んとこの性奴隷にやっとんだろ?たまには逆の立場になってみんとかんわ(みないといけないわよ)。」

「………わかりました。」

「ほれじゃ(それじゃ)…… 永峰。」

「はい、宝珠様。」


 永峰と呼ばれた人は50歳手前?くらいで渋い男の人で着物を着ていて他に二人若い男の人を連れていた。跳び箱?みたいなのを持ってきた……


「陽斗、ここに腹這いになって寝やあ(寝なさい)。」


 腹這い?黒いパンツを掃いてるから下着見えないからいいけど何するんだろ?

 お腹をつけてぶらんぶらんになってるとお婆様は私の手前で膝を付き、パンツと下着を一気に脱がし掌でお尻を思いきり叩いた!


   パアンッ!!


「ひゃああああんっ!!」


 凄い大きな音が部屋に鳴り響いた、痛い痛い痛いいっ!!!


「まあ悪いことした子はおしりペンペンだって相場が決まっとるでねえ、大人しく受けときゃあ。」


   パンっ!

 「ひゃあいっ!!」

   パァン!!

 「ひうんっ!!!」

   パァァン!

 「ぷひゃああん!」


  パン!!!!!!


「はゃああああ!!!!」


「はあはあ……手が痛くなったわ、あとは永峰、あんたやっときゃあ。」

「畏まりました、宝珠様。」


 永峰さんはリビングの奥にあった部屋の襖を開けた、そこには暖かそうな羽毛布団が敷いてあった。でも今6月だよ?暑いでしょ?


「はあはあ……お婆様、この人たちは……?」


 腰が、というかお尻がヒリヒリしてて動けない状態で聞いた。


「こいつらは仕置人だわ、なんせ家の連中はやらかす(仕出かす)のばっかだから……私だけじゃ埒が明かんからねえ、雇ったんだわ。」

「雇ったって……そんなにいっぱいお仕置きされる人がいるんですか?」

「おるなあ(いるよ)、悠紀子らもそうだが、その婿とか私の姉の息子や娘とかな。隆や嘉久もだかなあ…本当に困っとるわ……」


 パパや嘉久兄さんまで!?何したんだろ……


「まあ無いときの方が多いわな、普段は永峰は老舗の呉服屋の社長だしそこの二人は私の護衛だわ。」

「はい、宜しくお願い致します。陽斗様。」


 呉服と仕置きどっちを宜しくなの?仕置き宜しくだったらマズイでしょ……


「では、失礼致します。」


 漸くお尻の痺れか切れて来た頃護衛の人にお姫様抱っこで布団に運ばれた、まだ半ケツ状態なんだけど……


 布団に寝かされ全裸にされる、たぶんこの3人は私が女だって事最初から知ってるんだよね。


「永峰は書道家でもあってね、筆の扱いは巧いんだわ、だから安心しときゃあ(してなさい)。」


 筆?何言ってるんだろ?

 と思ってると永峰さんが毛並みの良い最高級の羊の毛から作られた柔らかい筆だと言って説明し、それを私の乳首に触れたり触れなかったりの位置に持ってきた……


「ひんっ!?」


 くすぐったい感覚と気持ちいいのが入り混ざってる…中々触ってくれないので焦れったくなる……

 全身が痙攣する程に浮く身体、ソファに座ってるお婆様に丸見えで股を拓いちゃってる……スッゴい恥ずかしい……

 乳首を弄られてるのにおまんこがムズムズする……そっちを弄られてるような感覚に陥る……

 筆で先が触れる度に反応する、こんなの初めて……


「ふぁ……あ…あっ……も、もうダメっ!」


 身体が仰け反り激しく痙攣して潮を吹いた……お婆様の前で……その行為で羞恥心を増してしまう……


「おやおや……」


 お婆様は微笑しながらも何処か冷やかな目付きで息を伐らしている私を傍観していた。


「……私はね、戦時中疎開しとってね……まだあんたくらいの歳だったわ、兵隊に強姦されたんだわ……」


 自らの過去を語り始めたお婆様、懐かしさもあり辛辣した表情をしていた。


「あの時代、生きていくのは辛くてね……女が独りでは何も出来んかった……赤線、青線……何でもやった、悲惨な時代だったわ……男を利用するだけ利用してやった……軈て高度成長期になってな、漸く離れ離れになっていた家族と再会してまた商いをやるようになったんだわ。」


 涙を流すお婆様、私達…今の子供には分からないような苦労があったんだろうな……


「その商いも最初は上手くいかんくって(いかなくて)ね、前と変わらんくらいに身体を売っとるようなもんだったわ。仕事ほしさにな……そんな時源兵衛さんに会ったんだわ……」


 二人の馴れ初めか……


「仕事で知り合って色々話しとるうちに好きになってな、しっかり者で頑張り屋で…結婚の申し込みしてくれた……嬉しくてな、あの人は八男だったから養子に来てくれてな……やがて七生子が生まれた……」


 陽斗君の……お母さん……


「それから紆余曲折色んな事があったわ……昔と今じゃ色々違うかも知れん……だが女が苦労するのは一緒だわ、七生子も苦労したしな…陽斗にそんな苦労をして欲しくない……そう思っとんだわ……」


「お婆様……おばあちゃん……ごめんなさい……」


「陽斗………すまんな、仕置きなんかして……後は気持ちよくなったらいいわ、永峰、後は頼んだわ。」


「はい……宝珠様。お委せ下さい。」


 そう言ってお婆様と護衛の人は出ていった……



 途端に力が抜け、布団に仰向けになって倒れた。さっきの筆で疲れちゃった……


 膝を立ててはしたないかっこうでいると永峰さんがしゃがみこんできた。


「失礼致します……」


 股の間に入り込みおまんこを舐めてきた、さっきイッたばかりで敏感になってる……


「ひゃ……ふぁぁ……い、いいから……永峰さん、そんなことしなくても……っ!」

「大丈夫ですから……全てお委せ下さい、それとわたしの事は呼び捨てで結構ですから。」


 流石仕置人、普通に喋りながら舌は動いていてクリを攻められてる。


「なっ……永峰っ……やだぁ…あっ…あんっ……イッたばかりでキツいからぁっ……」

「宜しいですよ、何度でも絶頂をお迎え下さい。」

「えっ…やっ……ホントに……イッちゃうよおっ!?」


 クリを高速ストロークで舌が絶妙に攻める。固くなっててピンピンと跳ねてる……


「ふゃあ!ふあぁ!あああっ!!イッくうっっ!!」


 プシャアっと音を立て、また潮を吹いていた。口を大きく開けてヨダレだらだらで白目を向いてる……


 暫く放心状態でいると永峰が着物を脱ぎ出した、年齢の割には引き締まった肉体……アソコも太くて逞しい……


「御賞味されますか?」


 目の前に出され頭が働かないけど頷いて其を手に取った、まだ固くない……なのにこんなに太いの?口に入るかな……?


「ん……あっ……ふあ……」

「お上手です、陽斗様。」


 やっぱり口には全部入りそうになかった……周りから攻めると唾液でベタベタになってきた、どんどん大きくなってきて固くなった……缶ジュースくらいの太さくらいある……こんなのムリだよ!


「では失礼して……」


 避妊具を付けて正常位で脚を軽く上げられながらおちんちんが宛がわれる……あんな太いの入る……?


「ひ……あっ……うう……」

「ゆっくり動きますので……」


 言った通りゆっくり入ってくる……圧迫されて苦しい……永峰に抱きついた、さらに密着して膣内に侵入してくる……


「はあっ……はあっ……」

「陽斗様、辛かったら肩をお噛み下さい……」


 永峰の肩を歯形が付くくらいにぎゅっと噛んだ、年相応の加齢臭がしたが寧ろいい臭いの気がした。


「んぐ……んっ……んうぅ……」

「全部入りましたよ……動きますね……?」


 腰が当たりパチンパチンと鳴った、真っ直ぐじゃなくて腰を捻ったり揺らしたりしてくれてる……


「あっ…あ……これ……いいっ……すごいっ……!!」

「慣れてきましたか?もう少し早く動きますね?」


「あっあっあっあっあっあっあっあっあっ!ああああっ!!すごいっすごいっ!!!!」


「陽斗様の中でビクビクしてますよ……もうすぐ出しそうです……」


「やあっ!あっ!あっ!あああっんっ!いくっ!いくっ!いくっ!!」



びくびくびくうっっっ!!!!






 頭の中に流れてくる記憶………



 誰だろう……優しそうな人……でも……儚げで哀しそう……







 ドクドクと避妊具を通して出されたのが判る……



 こんなの初めて……気持ちよかった………



 永峰が凄く気に入ったのでまた逢う約束をしてマンションを出た。


 帰りはまな先生に迎えに来て貰い帰途に着いたんだけど……



 七生子さん……陽斗君のお母さん、私のお母さん……


 どんな人だったんだろ……






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