44 / 53
馨葉(みんと)①
しおりを挟むもうすぐ夏休みになる、その前に学生お決まりの期末試験があるんだけど秋は相変わらず必死になってた、普段から勉強しておけばいいのに……
入学して3ヶ月たって随分友達?が増えてて昼休みになると秋は勿論の事、里夏や瑠璃、刹那に紫帆先生、真優歌とこの間ボディガードにした樹、それに女子寮の先輩たち……佐奈、優樹菜、明音も加わり大所帯になっていて食堂でご飯を食べてる……
学内では陽斗様の派閥として見られて誰も近寄ってこない……怖くないよ?何にもしてないし……ちょっと心外……
「陽斗様……何かすることはありますか?何でも仰って下さいね?」
「鈴城先輩!陽斗様のお世話は従者のあたしがしますから!お気遣いなく!」
「木全さん、陽斗君は担任の私がするのよ?貴女達はしなくていいから!」
「はい?陽斗君、あ~んして?」
「「「鴨脚さん!何やっとんだて!?」」」
何でこの人達仲良くできないんだろ……やれやれ……
「陽斗さま!おねがいがあるだっ!」
カレーを食べようとスプーンを口に持って行きかけた所で声をかけられた。
「え……?」
「いきなり不躾ね?貴女誰?」
隣に座ってた刹那が聞くとその子は手足をバタバタさせて慌ててる。
「あっ!あっ!すみねぇ(すみません)!一年参組の館林馨葉(たてばやしみんと)って言います!」
館林みんとと名乗ったその子は長野県?松本弁かな?小学生が何で高校にいるんだろうと思ったくらいに小さかった。
「参組って真優歌と一緒だよね?」
「うん、知ってるよ。みんとちゃん。」
「館林さん、お願いって?」
「あ、はいっ!おら(私)にえっちなこと教えまっしょ(て下さいっ)!!」
「 「 「 「 「 「「「「「はあっ!?」」」」」」」」」」
私以外の人達は驚いてる、周りの人達も含めてね、私?こんなことばっかりだからもう慣れちゃった。
でも真正面から言ってくる子は珍しいな……
「……なんで僕にえっちなこと教えて欲しいの?取り合えずここ座ったら?」
右隣の秋の席を開けて詰めて貰って横に座らせた、間近で見ると余計小学生みたいだ……
「はい…おらは見た目こんなだからよく小学生に間違ええるるんずら(られるんです)、えっちなこともよくわかんなくて……そうしたら友達が『陽斗様に教えて貰えばいいよ』って言われたから来ましただ。」
誰だよ、その友達……無責任だな……
周りを見ると明らかに挙動不審な二人の女の子がこっちを見て焦ってた。
里夏と樹は察したのか二人に事情を聞きにいってくれた……手荒な事はしないでね?
「陽斗さま違うクラスだけど凄いなあって思ってました、いつも周りに人がいっぱいいるし友達多そうだからそういうことも詳しいのかなぁって思って……」
「そんなに詳しい訳無いでしょ。」
って言ったらみんな変な顔してた、なんで?
二人が当事者達を連れて戻ってきた、参組の子かな?
「……どういう事か説明して?」
「あっ!はいっ!あのっ!」
二人は何故か緊張してて尻込みしている、
「陽斗にえっちを教えさすってなあ……」
「貴女達、参組だったかしら?担任は錦野先生よね?言っておくからね?」
「許さないわよ、私の陽斗様に……何てことを……」
「「わたしの!?」」
「あっ!いえ……その……」
「鈴城さん……」
「ごっ!ごめんなさい!」
話がずれてる……こっちに戻してっと……
「い、鴨脚さんから……陽斗様がその……とても……エッチが巧いって聞いたので……」
「だったら陽斗様に教えて貰ったらって館林さんに言ったんです……でも本当に言うなんて……」
「………………真優歌?」
「ご、ごめんなさいっ!つい、その~、言っちゃって……」
「はぁ……館林さんは僕にホントに教えて欲しいの?」
「は、はい……教えて欲しいです……」
「はあ……仕方ないなあ、んじゃ教えるよ。」
「「「「陽斗様!?」」」」
「だって仕方ないじゃん、知りたいって言ってるんだから………」
「だもん(だから)って本当に陽斗様が教えなくても……」
「「反対です!!」」
ん?紫帆先生に佐奈?
「陽斗君にそんなことさせたらまた虜が増えるじゃない、これ以上ライバルがいたら困るわよ!」
「わ、私は……その……調教しなければいいかなって思うんですけど……」
それは私じゃなく陽斗君だよ……
「えっちを教えるだけで館林さんとえっちをしなきゃいいんでしょ?」
「信用できないわね……陽斗流されやすいから……」
「そやな、ち……陽斗だけやとアカンかもな。」
「じゃあ誰か何人か参加してよ?協力してもらうからさ。」
「はいはいはい!!」
「た、担任として見届ける義務がね……」
「わ、私も女子寮の寮長として……」
「陽斗様の従者だもんで出なかんでしょ!!」
結局じゃんけんで佐奈と里夏、紫帆先生は勝ったけど流石に大人なので子供のように駄々を捏ねながらも已む無く譲り、再戦で勝った刹那の3人になった。
放課後、5人だけ部室に集まってみんとに教えることになった。部外者が入ってくるかも知れないので樹に見張りで廊下に立ってもらってる。
「みんとちゃんはえっちなことどこまで知ってるの?」
「え……と、男の人と女の人が裸になって一緒に寝る……くらい?」
「そんな訳にゃあ(ない)でしょう?あんた生理の説明とかで習わんかったん?お母さんからとか?」
「……うちはお母さんがおらが小さい頃に亡くなって……生理は知ってますけど友達にやり方を教えてもらったくらいずら、小学校の先生が男の先生で保健の先生も居なかったし……」
「凄い田舎ね……それ。」
「おらがその授業を聞いてなかったってのもありますけど……生徒も全学年で10人いなかったし……」
「寮に住んでるの?あれ?でも寮で会わなかったよね?」
「寮じゃなくて叔父さんの家にいます。ここの先生をしてるから……」
「先生?何て名前?」
「弍組の……古島先生……」
まな先生?そうなんだ……じゃあまな先生に聞けば……いやいや、変なプレイ教えられそう……
「じゃあ説明しようか、佐奈脱いで?」
「は、はい!陽斗様!!」
「なんで鈴城先輩?私もしたいです!」
「あのね、するわけじゃないんだからさ……」
「どうかしら?」
「……刹那まで……」
「陽斗様!脱ぎました!」
「早っ!それじゃあ椅子に座って。」
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる