黒き英雄の再来

Amasylia

文字の大きさ
上 下
3 / 18

人類の新たなる敵

しおりを挟む
「ルナミスいいのか本当に?」
「場合によっては死ぬかもしれんのだぞ」
「迷いはない。人類の存亡を賭けた戦いの為に全てを捧げる」
「よし、いい覚悟だ」
「では作戦実行だ。目標は軌道エレベータ第一軍用基地」

5、4、3、2、1

「任務を開始する」




初の有人飛行機動兵器のお披露目会になります。
技術者や各国の首脳人が集まり、世界同時生放送とあって場内は既にお祭りムードだ。

「見てください。新型機の機動の良さを。鳥が空を羽ばたくようだ」
「操縦者たちは軌道エレベータ防衛部隊所属グレイ・ニックス隊長です」

ふと誰かが空を見上げる

「なんだあれは?」
「魔物か?」
「黒い有人機?」

赤い光を放ちそれは静かに降り立つ

「なんだ新手の新型か?」

いよいよだ、私の存在を知らしめる時
震撼せよ人類

敵意を見せる為、威圧を全開にする

「うわっ敵だ」
「敵襲だ。対応急げ」


「デュランダル改めルミネヴァール出る」
「コード005電磁レールガン イレイザー 召喚」

「ネメシス死亡者は出さないようにお願い」
『了解』

軍施設に対し砲撃を行う。
レールガンの砲弾が飛び交う

「なんだありゃ聞いてねえぞ」

新型の操縦者グレイ・ニックスは慌てて建物の陰に隠れる

剣術では負けなしだ。
奴は遠距離型か、なら接近戦に持ち込めば何とでもなるはずだ

弾道を回避し高機動から黒い機体に近づく
目が合った。
少女が不敵に笑う

「コード001創星剣ジェネシス 召喚」

突如現れた剣に首筋を向けられる。

「この俺が手心を加えられただと?!」
「呆れた。人類はここまで弱いのか?」
「何をっ」

ガキィン
今度は剣を弾き飛ばされる

「くっ」
「聞け人類、我はルミネヴァールこの星を貰い受けにきた」
「今回は軽い挨拶だ。近いうち惑星侵略を開始する」

ミサイルが殺到する
咄嗟に引き下がり回避する

「グレイ隊長援護する。今のうちに下がれ」
「忘れるなよ」

煙が晴れた時その少女の姿はもうなかった。
しおりを挟む
1 / 3

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

紅の夢

ミステリー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:1

書物革命

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:2

呪われた輝き:内面の美しさを見つける物語

O.K
エッセイ・ノンフィクション / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

処理中です...