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第2章

俺様の世界

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正統派の美女好きなエドワードは、参列している女性を隈なく目で追った。

お~~~っ。俺の好きなグラビアアイドルのSひなこや、女優のSのぞみ・・・

その上、俺の通う高校の準ミスの高橋綾乃、近所のマンションに住むOL

の水島さん?だっけ?

全てが、俺好みで形成されている世界・・・・・・

そりゃあ、そうだわな。俺の夢の世界なんだから・・・・・

ここで、ふと、男の欲望が滲み出て来た。

「アイ~ン。」

「はい。」

エドワードはアインシュタインを手招きして、耳を近づける様にジェスチャーをした。

「少し、訊ねたいのだが、ここに参列しておる美女たちは何者なのだ?」

「はい。あの者たちは、エドワード様の領地に暮らす貴族達の娘で御座います。」

「あの者たちは何故に、私ばかりを見ておるのか?」

「それは、お判りと思いますが、エドワード様のお目に留まりたいお妃候補で御座います。」

一瞬、エドワードの顔がニヤケタが、それを払しょくするかの様に、大きな咳払いを2度した。


って、言う事は俺様がより取り見取りと言うことじゃね~かよ!

どの娘から、誘おうかな~~~~。

夢の中で何をしようが、俺の勝手だわな。


エドワードが思いを巡らせているいる間にも、戦士長のブライトの戦果報告が

始まっていた。

「領主様、ご機嫌麗しゅう御座います。数日前にエドワード様より御命令のありました

ガラン火山に住むと言う火竜、エルドラゴンを成敗に参りましたが、残念ながら

エルドラゴンの子供は斬首致しましたが、親のエルドラゴンには逃げられました。」


「良い、国一番の策師で、剣豪の戦士長が逃してしまうのであれば、誰が行こうとも

取り逃がしたであろう。それで、当方の損害の程はいか程かな?」

「はっ!50名中、負傷13名、死亡2名で御座います。申し訳御座いません。」

「その程度の被害で済んだのであれば、上出来である。死亡した2名の戦士の家族には

十分な褒美をとらせよ。また、その他の戦士にも、休養と褒美を。」


「ははっ!誠にありがたいお言葉。」

そう言うと、ブライトは頭を下げ、後方に下がった。」


エドワードのこの世界での会話力は大したものである。

今まで、使った事の無いセリフや言葉を流暢に使いこなしている。

先ほど、転移したばかりであるのに、アニメオタクの本領発揮といったところである。


エドワードには先ほどから、気になっている事がある。

自分の右手3メートルほど離れた所の椅子に座っている大層、高価そうなドレスを

纏っている、お淑やかな若い女性の事である。

エドワードが何気なしに、その女性の顔を覗き見た時に、相手もその視線に気づき、

顔と顔、目と目が合った。

相手の女性からは笑顔が帰ってきた。


え~~~~っ。嘘だろ~~~~~。やめてくれ~~~~~。

エドワードの目に入ったのは、普段はビッチ中学生で、俺をパシリ扱いする

暴力的な我が妹の紗理奈であった。

なんで、ここに居るんだよ。それに何だ、あの、お淑やか振りわ・・・

全然、別人だろ・・・・人が違ってるだろ。

でも、待てよ、俺の隣に居ると言う事は、俺のフィァンセか妹と言う設定だよな?

自分の考えの裏付けを取る為に、また、アインシュタインに耳打ちした。

「我もフィアンセを早く決めなければと思うが、どの娘が良いのだろうな?」

「それは、私には分りかねますゆえ、隣に居らせます妹ぎみのサーシャ様と

相談なされては、いかがでしょか?」


はい!バカ決定!誘導尋問に乗ってくれたアインシュタインのおかげで、俺の

フィアンセはまだ、決まっていない事と、隣に座る女性はサーシャと言う名前の

妹である事が判明した。

本当に少しずつだが、未知のこの世界のパズルが埋まって行く・・・・・・
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