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第3章

ナンパしてもいい?

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俺には、もう一つ気になる参列者がいる。


俺の知識、経験から行くと、あの姿は魔導士?マジックキャスター?

って、ところかな?

衣装の色を理由にして、あいつらの正体を聞いてみるとするか?


「アイ~ン。我の前におる参列者の最前列におる、白い衣装と黒い衣装の者達は

何故に、そのような恰好をしておるのだ?」

アインシュタインはエドワードの耳元に顔を近づけて、囁いた。

「エドワード様、お忘れになりましたのでしょうか?エドワード様の父上が

マジックキャスターを、能力別に2つにお分けになられて、白い魔道装束の者は

防御魔法を主に、黒い魔道装束の者は攻撃魔法を主に修行をする様にと

御命令なされたのですよ・・・・それと、マジックキャスターは

女性のみに許される職業とすると。」


やはり、俺の思った通りであった。

そして、レッドカーペットを境にして、右に立っている白のマジックキャスター達の

顔を一人ずつ確認して行った。

一番手前は初老の女性、そして、20~30歳台の女性が4人続く・・・

次は左側の黒のマジックキャスター達の顔を確認した。

右と同じく、先頭には初老の女性、続いて20歳台前後の女性が4人・・・・・


お~~~っ!思わず声が出そうになった。

黒のマジックキャスターの最後の女性は、良く覚えてる。


俺とは中学から一緒の山田えみり・・・・だよな?

親父が不動産会社を経営してる、成金の金持ちの娘だったよな。

あいつの顔・・・中学の時とは全然違うし・・・高校進学と共に目、鼻、口と全部

整形したんだよな?・・・・胸にまでシリコン入れて、高校デビューかよ・・・。

今じゃ、ミス金蘭高校だもんな・・・・・いつも、ご機嫌取の女生徒2人連れてるし。


そういえば、一年の入学時、山田に整形の事で嫌がらせしてた女生徒がいたよな・・・・

でも、いつの間にか消えてた・・・・噂ではその女生徒の父親の勤める会社に

山田の親父が圧力をかけて、左遷したそうだと・・・・・

あ~~~~怖い怖い・・・こっちの世界でも同じ性格なのかなぁ~?

あっ!怖くないや。

ここじゃぁ、俺が一番偉いんだもんな。

さて、日頃の恨み、どうして晴らそうかなぁ~~~~~?

まぁ、それは後で考えるとして・・・・・・


「アイ~ン。一つ頼まれてはくれないか?」

「何でございましょうか?」

「実はな、右側の列におる女性なのだが、気になってしかたないのだ。」

「どちらで御座いましょか?」

「うむ。あの紫のドレスの若い女性だが、少し話をしてみたのだ。

後から、我の部屋に来るように申し付けてくれぬか?」

「承りました。あの御令嬢は確か、アドルフ男爵様の・・・」

「しかし、エドワード様、午後からはヘレンキームゼー城の当主としての

会議が御座いますので、お忘れ無きようにお願い致します。」


そんな事より、部屋に招く女性の事で、エドワードの頭の中はいっぱいである。


やった~~~~~!金蘭高校の準ミスの高橋綾乃と・・・ムフフ・・

リァでは冴えないオタクの俺は、話すらした事の無い、高嶺の花・・・・

その、高橋さんと、もしかしたら今夜は・・・ムフフ・・・・・

よっしゃ~~~~~~~~!!!

俺はミス金蘭の性格最悪で、造られた美人の山田えみりより、清純そうな

準ミスの高橋さんがメチャ好み・・・・・夢のような展開・・・・

あっ!ここが、夢の世界・・・・ドリームワールドだっけ?あはははは・・・・


俺があれこれ妄想している間に、領主へのグリーティングスは終了し、

アインシュタインが、エドワードに囁いた。

「エドワード様、終了の御挨拶をお願い致します。」

エドワードは一瞬、戸惑ったが、俺様が一番偉いのだと思うと、開き直ったのか

立ち上がると、アニメの中の国王のセリフを真似た。

「我が王国に永遠の幸あれ!」


そう言うと、妹のサーシャに囁いた。

「サーシャ、悪いが我は気分が優れぬゆえ、我を部屋まで導いてくれぬか?」

「お兄様、どうなされたのですか?」

「いや、少し目眩が・・・・悪いな。」

「では、御手をわたくしの肩に置いて下さいませ。」

エドワードはサーシャの右肩に左手を置くと、サーシャに先導されて、

国王の間を後にした。


ふ~~~~~っ。上手くいったな。

だってよ~、俺、自分の部屋の場所も城の間取りも何も解んね~し。

あとは、部屋に戻ったら、一人でこれからの事を考えるかなぁ?
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