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第4章
一人丸裸はつらいかも・・・
しおりを挟む立ち上がった俺はサーシャに導かれるがままに
城の中をゆっくりと歩いていた。
俺の少し後ろ両側には、近衛兵と思しき騎士が
二人付いて来ている。
たぶん、ボディーガードの様なものだろう。
そして、俺から少し離れて真後ろには、白服と黒服のメイドらしき女性が
それぞれ、2名づつ、俺から離れもせず、近づきもせずという微妙な
距離を取って付いて来ている。
大理石で出来た、豪華な広い廊下を何度も曲がり、最後に手すりに
金で装飾された広いらせん階段を最後まで上がると、今まで以上に広い
廊下に毛足の長い絨毯を敷き詰めた、綺麗な場所に出た。
これだけ入り組んだ造りの城にしているのは、きっと戦闘時に
敵の侵入を、少しでも遅らせる為に違いないだろう。
暫く歩くと、サーシャが歩くのを止めた。
「さぁ、お兄様、着きましたよ。」
俺がたどり着いた場所は、高さ3メートルはあろうかと思う両開きの扉の前であった。
え、え~~~~っ。なんてデカいんだよ、扉だけで、2階だてかよ?
扉の両側にも扉番のマッチョの近衛兵が立っている。
「お兄様、本当に大丈夫でしょうか?何なら、私が付き添って
看病して差し上げても宜しいのですよ。」
何か、キモイ・・・・ビッチ中学生の妹から、こんな優しいセリフを
言われるとは・・・・あ~~~寒気がする・・・あははは。
まぁ、兎に角、一人になって横にならないと・・・・・
何か、おかしい・・・・体中の毛穴から何かが抜け出て行ってる
ような感覚がある。
それと、異常な眠気に襲われている感じだ。
「サーシャ、悪かったな。我は少しの間、一人で横になるので
気を遣わないでくれ。」
サーシャをはじめ、その場に居た全員が頭を下げたかと思うと、
扉番が左右の扉を力を込めて押し開けた。
俺とメイド2名が部屋に入ると、扉は閉められた。
流石、領主の部屋だぜ。学校の体育館並みの広さがある・・・・
ベッドは中央に置かれ、お決まりの屋根付きベッドだし、大きさは
キングサイズ以上かな?
俺がベッドに向かって歩き出すと、先回りした白いメイドが
ベッドカバーを捲り、ベッドの脇に立った。そして、今度は黒いメイドが
サイドテーブルに水の入ったガラスのサーバーと、コップを置いた。
そして、2人のメイドはベッドの前に立った俺の衣服を脱がせ始めた。
おいおい、これは俺には早いだろう。俺って、まだ、女性と手を
繋いだ事も無いのに・・・・それに若い女性に、こんな事されたら
恥ずかしくて、死にそうだ・・・・・でも、少し嬉しかったり、
興奮したりしている自分が可愛いいかなぁ~~~~。
って、そんな事、考えてる間に、俺、丸裸にされてるし・・・
恥ずかしさMAX・・・・俺が照れてる間に、メイド達は頭を下げると
何事もなかった様に、扉まで行き、黒のメイドが、ドアノッカーでノックした。
すると、扉番により静かに扉が開けられると、二人のメイドは外へと出て行ってしまった。
部屋の中には、丸裸の俺が一人で取り残された。
どうやら、寝る時は裸になるのは、この世界の領主の習慣のようだが・・・
この光景をムービーに撮ったら、笑えるだろうなぁ~~~~。
一人でいる間に、この先の事を、色々と考えなければならないのに、
俺は睡魔に勝てずに、裸のままで、ベッドに滑り込むと、数秒もしない間に
寝入ってしまった。
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