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第十話
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鎮静剤を打ち、すっかり大人しくなったペコにリードをつけ、万全の警備で引き渡しのためギルドへ向かった。
ギルドで待っていた白髪交じりのおばさんが依頼人だろう。涙を流してペコに駆けより抱き着いた。
ペコも「くーん」なんて、犬みたいな声で鳴いている。
はっきり言って狂気じみてるが、まあ俺には関係ない。とっとと報酬を貰って終わりだ。
ガイアがわざとらしい笑みを浮かべて俺に近ずいた。
「流石だね」
「…………」
「僕の見込み通りだ。これからも頑張ってくれ」
「ふざけるなよ」
「何が?」
相変わらずムカつくほど爽やかな笑顔だ。
「俺は気が短い」
「それって脅し?」
「その通りだ。チート君」
わかった。肝に銘じておくよ」
報酬も受け取ったし、屋敷の片付けもある。
渋る四人を捕まえてギルドを出る。
「せっかくだからギルドでご飯食べたいわ!」
レイラが言った。
「祝勝会よ! だから離して!」
「うるさいぞ。住む場所がゴミ屋敷のままでいいのか? 贅沢する金はない」
「ケチケチケチ!」
「勝手に言ってろバーカ」
「なっ、バカっていう方がバカなんですー!」
「いいやバカなやつがバカだ」
「だからそのバカがあんたって話を」
「だから俺は!」
俺がレイラに反論しようとした、ちょうどその時。およそ十人のスーツを着た団体とすれ違った。先頭を歩くのはレベッカだ。
険しい表情をしているし、歩いている方向からギルドに用があるのは簡単にわかった。そして、なにも声をかけられないのだから、俺に関係のない話ということもわかっていた。
だが俺はなにを血迷ったのか思わず立ち止まってしまい、やつらの会話を聞いてしまった。
「気をつけろ。相手はキマイラだ。暴れないように素早く殺せ」
「しかし、あの婆さんにはなんて説明を?」
「知るか。どれだけなつこうと、所詮はモンスターだ。ペットなんかにする方がイカれてる。
なるほどな。つまりやつらは最初から、俺達に捕まえさせた後は始末するつもりだったわけだ。
まあ、報酬はもう貰ったし、あの化け物がどうなろうと俺の知ったことではない。
と、俺は止めた足を再び動かすが、後ろから4人同時に止められた。
振り返ると、全員しいたけを目の前にした顔になっている。そう、俺はしいたけが嫌いなんだ。あれを好きな殺し屋にろくな奴はいない。
「あのな、クエストはもう終わったんだ。俺はタダ働きはしない」
「でも可哀想だよ!」
ルーシーが言った。
「お婆ちゃんだって……」
「やつは化け物だ。人を襲う。俺達も襲われた。次は関係ない市民を殺す。女も、子供もだ」
「けどさ……」
「ババアが手綱を握ってるうちは見逃せた。だが一度逃げ出した。無視はできない」
「でも再会を喜んでた!」
「誰にだって愛するものくらいいる。いいか? 殺しとはそういうもんだ。あの化け物のために、誰が犠牲になってもいいのか?」
四人はしぶしぶ──しいたけを噛みしめる顔で──手を離した。
「行くぞ」
後ろで扉の開く音がした。
俺達は聞こえないふりをして進む。
今度は爆発音に、キマイラの唸り声。
俺達は進む。
ペコを見て泣きそうな顔で喜ぶババアの顔が一瞬浮かんだ。
「…………ぁあもう知るか!」
気がつくと俺の足は止まっていた。
振り返って、ルーシーに詰めよる。
「言っておくがな、俺は正義の味方でもなんでもない。ただの金にがめつい殺人鬼だ。治安や平和? 知ったことか」
「もしかして……!」
「あの化け物とは一戦を交えた仲だ。ここで殺されたら気分が悪い」
「やっぱり優しいね」
サラが言った。
「シロウが気にいるわけだ」
「勘弁してくれ」
「じゃあどうする?」
目標をギルドに向け、レイラが言った。
「とりあえずぶっ放す?」
「バカ言え。お前らは外で待機してろ。俺がやる」
幸い、キマイラが抵抗してギルドの中は騒ぎになっている。
俺は慎重に扉を開け忍び込んだ。
レベッカの連れてきた十人ほどの男達と、ガイアが始末しようと戦っている。
ババアは気絶していて、キマイラは傷だらけだ。
部屋の中央付近、ガイア達とキマイラのちょうど真ん中あたりに発煙筒を転がす。
すぐに戦闘用形状記憶合金特殊ヘルメットと、暗視付きレーダーレッドゴーグルをつける。これで真っ暗闇だろうと、相手の動きを捕捉できる。
突然目の前を煙に覆われて、みな動揺している。その隙にまずはババアをギルドの外へ投げた。
次はキマイラにリードを巻く。
ここまでわずか数秒だったが、さすがに相手もプロだ。すぐに冷静さを取り戻して、キマイラに再び攻撃を繰り出してきた。
ビッグスターで防ぎ、麻酔弾のブルーガンで三人眠らせる。
どうやらペコは俺のことを味方と認識してるらしい。俺に合わせて抵抗もなく歩く。
四方に発砲して牽制しながら、扉へ向かった。
が、残念なことに既に四人が塞いでいた。キマイラを煙の中に隠して、俺は前に出た。
「そこをどけ。殺すぞ」
「それはこっちのセリフだ! サイクロンファイア!」
竜巻のように炎が逆巻き、俺を襲う。
クソが。これじゃあ範囲が広すぎて盾じゃガードしきれない。
横に飛び退きながら、弾丸を放つ。だが、これも防御魔法で弾かれる。やはり正面対決だと、ブルーガンの威力じゃ歯が立たない。
だったら次はショットアイズ1.0だ。
連発するが、それも防がれる。全く厄介だ。
アタッチメントを付けると、うっかり殺してしまいそうだが、後ろからガイアが迫ってきてもたもたはできない。
四人が次々と放つ魔法を避けたり防いだりして、なんとかダメージを抑えるが、このままじゃ防戦一方だ。
仕方ない。死んだときは運が悪かったときだ。
ショットアイズ2.0に変形させて、一発づつぶち込む。四人全員、腹がえぐれて後ろの壁に激突した。
まあ、すぐ治療すれば治せる範囲だ。
俺はペコを連れて扉の外に出た。
外では、サラ達がババアを介抱していた。ペコがくーんと泣いて駆けよると、ババアも意識を取り戻し泣いて抱き着いた。
後ろのギルド内はまだ騒ぎになっているが、煙がもれて晴れてきている。時間はない。
俺はババアにに詰めよった。
「あなたが助けてくれたんですねえ。ありがとうございます」
「ばあさん。そいつは人を食う化け物だ。こうなった以上、道は二つに一つだ」
「ま、まあまあ落ち着いて。この子は誰かを襲ったりは……」
「少なくとも俺達は襲われた。あんたからも逃げ出した!」
俺がババアの胸倉を掴むと、キマイラが唸った。
「見ろ。少し掴んだだけで俺を殺す勢いだ。絶対に襲わないと保証出来るのはあんただけだ」
「…………」
「森の奥に放せ。そこなら冒険者以外はまず来ない」
「私の唯一の家族で」
「このままあいつらに殺されてもいいのか? 家族なら、放すべきだ。それがこいつを救う唯一の方法だ」
ばあさんが声を殺して泣き出した。頬に伝わる涙をペコが優しく舐める。それに答えるようにばあさんは抱き着いて、とうとう声を上げて泣いた。
ルーシーまで涙目になっている。
「レイラ。みんなを連れて森まで行け」
「命令しないでっての! ……わかってる」
それだけ言って、俺はギルドの中へ戻った。
すでに煙はほとんど消えていて、ガイアがずかずかと歩いて俺に掴みかかってきやがった。
「きさまの仕業だな!」
「なんの話だ?」
「とぼけるな!」
「俺は忘れ物を取りに来ただけ。それとも、自分で用意したへぼパーティーに一杯食わされたか?」
「この……っ!」
ガイアが拳を振り上げた。
「何を言おうと勝手だが、証拠がないだろう」
「よくもぬけぬけと……。きさま犯罪だぞ!」
「ただのお前らの失態だ。……まあ、言い訳ぐらいなら聞いてやってもいいが、うちのリーダーが何者かは良く知ってるだろ?」
「包み隠せるとでも? ただの不正だ!」
「それは違うな」
「なに?」
「彼女が望んだことは、この国においては全て正しいものとなる」
「クソ……ッ!」
「まあ。お前らがなぜ大騒ぎしてるのか、俺には皆目見当もつかないがな。これからは精々、謙虚に生きることだな」
言いたかったことは全部言えたし、爽やかスマイルが崩れて、歯を食いしばり俺を殴りそうになるのを必死に我慢する姿も見れて満足だ。
俺は手でピストルを作り、銃口でガイアの眉間を軽く叩いた。
「…………ッ!」
「じゃあな」
ニヤリと笑って、ギルドから出た。
小さな小さな復讐完了。ざまあみろ。
ギルドで待っていた白髪交じりのおばさんが依頼人だろう。涙を流してペコに駆けより抱き着いた。
ペコも「くーん」なんて、犬みたいな声で鳴いている。
はっきり言って狂気じみてるが、まあ俺には関係ない。とっとと報酬を貰って終わりだ。
ガイアがわざとらしい笑みを浮かべて俺に近ずいた。
「流石だね」
「…………」
「僕の見込み通りだ。これからも頑張ってくれ」
「ふざけるなよ」
「何が?」
相変わらずムカつくほど爽やかな笑顔だ。
「俺は気が短い」
「それって脅し?」
「その通りだ。チート君」
わかった。肝に銘じておくよ」
報酬も受け取ったし、屋敷の片付けもある。
渋る四人を捕まえてギルドを出る。
「せっかくだからギルドでご飯食べたいわ!」
レイラが言った。
「祝勝会よ! だから離して!」
「うるさいぞ。住む場所がゴミ屋敷のままでいいのか? 贅沢する金はない」
「ケチケチケチ!」
「勝手に言ってろバーカ」
「なっ、バカっていう方がバカなんですー!」
「いいやバカなやつがバカだ」
「だからそのバカがあんたって話を」
「だから俺は!」
俺がレイラに反論しようとした、ちょうどその時。およそ十人のスーツを着た団体とすれ違った。先頭を歩くのはレベッカだ。
険しい表情をしているし、歩いている方向からギルドに用があるのは簡単にわかった。そして、なにも声をかけられないのだから、俺に関係のない話ということもわかっていた。
だが俺はなにを血迷ったのか思わず立ち止まってしまい、やつらの会話を聞いてしまった。
「気をつけろ。相手はキマイラだ。暴れないように素早く殺せ」
「しかし、あの婆さんにはなんて説明を?」
「知るか。どれだけなつこうと、所詮はモンスターだ。ペットなんかにする方がイカれてる。
なるほどな。つまりやつらは最初から、俺達に捕まえさせた後は始末するつもりだったわけだ。
まあ、報酬はもう貰ったし、あの化け物がどうなろうと俺の知ったことではない。
と、俺は止めた足を再び動かすが、後ろから4人同時に止められた。
振り返ると、全員しいたけを目の前にした顔になっている。そう、俺はしいたけが嫌いなんだ。あれを好きな殺し屋にろくな奴はいない。
「あのな、クエストはもう終わったんだ。俺はタダ働きはしない」
「でも可哀想だよ!」
ルーシーが言った。
「お婆ちゃんだって……」
「やつは化け物だ。人を襲う。俺達も襲われた。次は関係ない市民を殺す。女も、子供もだ」
「けどさ……」
「ババアが手綱を握ってるうちは見逃せた。だが一度逃げ出した。無視はできない」
「でも再会を喜んでた!」
「誰にだって愛するものくらいいる。いいか? 殺しとはそういうもんだ。あの化け物のために、誰が犠牲になってもいいのか?」
四人はしぶしぶ──しいたけを噛みしめる顔で──手を離した。
「行くぞ」
後ろで扉の開く音がした。
俺達は聞こえないふりをして進む。
今度は爆発音に、キマイラの唸り声。
俺達は進む。
ペコを見て泣きそうな顔で喜ぶババアの顔が一瞬浮かんだ。
「…………ぁあもう知るか!」
気がつくと俺の足は止まっていた。
振り返って、ルーシーに詰めよる。
「言っておくがな、俺は正義の味方でもなんでもない。ただの金にがめつい殺人鬼だ。治安や平和? 知ったことか」
「もしかして……!」
「あの化け物とは一戦を交えた仲だ。ここで殺されたら気分が悪い」
「やっぱり優しいね」
サラが言った。
「シロウが気にいるわけだ」
「勘弁してくれ」
「じゃあどうする?」
目標をギルドに向け、レイラが言った。
「とりあえずぶっ放す?」
「バカ言え。お前らは外で待機してろ。俺がやる」
幸い、キマイラが抵抗してギルドの中は騒ぎになっている。
俺は慎重に扉を開け忍び込んだ。
レベッカの連れてきた十人ほどの男達と、ガイアが始末しようと戦っている。
ババアは気絶していて、キマイラは傷だらけだ。
部屋の中央付近、ガイア達とキマイラのちょうど真ん中あたりに発煙筒を転がす。
すぐに戦闘用形状記憶合金特殊ヘルメットと、暗視付きレーダーレッドゴーグルをつける。これで真っ暗闇だろうと、相手の動きを捕捉できる。
突然目の前を煙に覆われて、みな動揺している。その隙にまずはババアをギルドの外へ投げた。
次はキマイラにリードを巻く。
ここまでわずか数秒だったが、さすがに相手もプロだ。すぐに冷静さを取り戻して、キマイラに再び攻撃を繰り出してきた。
ビッグスターで防ぎ、麻酔弾のブルーガンで三人眠らせる。
どうやらペコは俺のことを味方と認識してるらしい。俺に合わせて抵抗もなく歩く。
四方に発砲して牽制しながら、扉へ向かった。
が、残念なことに既に四人が塞いでいた。キマイラを煙の中に隠して、俺は前に出た。
「そこをどけ。殺すぞ」
「それはこっちのセリフだ! サイクロンファイア!」
竜巻のように炎が逆巻き、俺を襲う。
クソが。これじゃあ範囲が広すぎて盾じゃガードしきれない。
横に飛び退きながら、弾丸を放つ。だが、これも防御魔法で弾かれる。やはり正面対決だと、ブルーガンの威力じゃ歯が立たない。
だったら次はショットアイズ1.0だ。
連発するが、それも防がれる。全く厄介だ。
アタッチメントを付けると、うっかり殺してしまいそうだが、後ろからガイアが迫ってきてもたもたはできない。
四人が次々と放つ魔法を避けたり防いだりして、なんとかダメージを抑えるが、このままじゃ防戦一方だ。
仕方ない。死んだときは運が悪かったときだ。
ショットアイズ2.0に変形させて、一発づつぶち込む。四人全員、腹がえぐれて後ろの壁に激突した。
まあ、すぐ治療すれば治せる範囲だ。
俺はペコを連れて扉の外に出た。
外では、サラ達がババアを介抱していた。ペコがくーんと泣いて駆けよると、ババアも意識を取り戻し泣いて抱き着いた。
後ろのギルド内はまだ騒ぎになっているが、煙がもれて晴れてきている。時間はない。
俺はババアにに詰めよった。
「あなたが助けてくれたんですねえ。ありがとうございます」
「ばあさん。そいつは人を食う化け物だ。こうなった以上、道は二つに一つだ」
「ま、まあまあ落ち着いて。この子は誰かを襲ったりは……」
「少なくとも俺達は襲われた。あんたからも逃げ出した!」
俺がババアの胸倉を掴むと、キマイラが唸った。
「見ろ。少し掴んだだけで俺を殺す勢いだ。絶対に襲わないと保証出来るのはあんただけだ」
「…………」
「森の奥に放せ。そこなら冒険者以外はまず来ない」
「私の唯一の家族で」
「このままあいつらに殺されてもいいのか? 家族なら、放すべきだ。それがこいつを救う唯一の方法だ」
ばあさんが声を殺して泣き出した。頬に伝わる涙をペコが優しく舐める。それに答えるようにばあさんは抱き着いて、とうとう声を上げて泣いた。
ルーシーまで涙目になっている。
「レイラ。みんなを連れて森まで行け」
「命令しないでっての! ……わかってる」
それだけ言って、俺はギルドの中へ戻った。
すでに煙はほとんど消えていて、ガイアがずかずかと歩いて俺に掴みかかってきやがった。
「きさまの仕業だな!」
「なんの話だ?」
「とぼけるな!」
「俺は忘れ物を取りに来ただけ。それとも、自分で用意したへぼパーティーに一杯食わされたか?」
「この……っ!」
ガイアが拳を振り上げた。
「何を言おうと勝手だが、証拠がないだろう」
「よくもぬけぬけと……。きさま犯罪だぞ!」
「ただのお前らの失態だ。……まあ、言い訳ぐらいなら聞いてやってもいいが、うちのリーダーが何者かは良く知ってるだろ?」
「包み隠せるとでも? ただの不正だ!」
「それは違うな」
「なに?」
「彼女が望んだことは、この国においては全て正しいものとなる」
「クソ……ッ!」
「まあ。お前らがなぜ大騒ぎしてるのか、俺には皆目見当もつかないがな。これからは精々、謙虚に生きることだな」
言いたかったことは全部言えたし、爽やかスマイルが崩れて、歯を食いしばり俺を殴りそうになるのを必死に我慢する姿も見れて満足だ。
俺は手でピストルを作り、銃口でガイアの眉間を軽く叩いた。
「…………ッ!」
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