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第26話 実力を知りたい
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街の守備の依頼を受けるかどうかを判断する為に俺はギルドに案内された。着いてみると、そこにはこの街の人達で結成された守備隊とは明らかに違う雰囲気の連中が脇の方に固まって座っていた。
ギルドにいた人達にエルケナーさんが俺を紹介してくれるようだ。
「えー、皆聞いて欲しい。今、私が連れてきたこの人はエリオさんだ。彼は東にあるシウベスト王国からこの街まで従魔を連れながら一人で旅をしてきたらしい。キルト王国で起こった出来事を話し、この街の状況を説明したところ条件が合えばこの街の守備隊に雇われても良いと言われたのでこちらに連れてきた。エリオさんから何か質問はあるかな?」
「質問というか、はっきり言って賊徒に勝つには俺も含めて皆さんの実力次第だと思います。この面子で八十人とも百人とも言われている賊徒相手に勝てそうですか?」
俺の発言にこの街の守備隊はムッとする顔をする人もいれば、下を向く人もいる。ただ、脇の方にいる連中は己の実力に自信があるのか皆涼しい表情だ。すると、その脇に固まっている内の一人が俺に向かって言葉を発してきた。全身が分厚い筋肉に覆われた体の大きな強面のおっさんだ。
「ガッハッハ、勝てそうですかだって。俺は勝つつもりでこの依頼を引き受けたんだ。賊徒がどれだけいようが俺に任せろってもんよ」
このおっさん凄い自信だな。でも、見るからに強そうだ。
おっさんの言葉が終わると、その横に座っていたもう一人の剣士風のおっさんが全身筋肉おっさんを指差しながら口を開いた。
「フッ、この男が賊徒を倒すよりも早く俺が先んじて賊徒を倒してみせよう」
「何だと! 俺の方が先に倒す」
「それは無理だ!」
あっ、何だかおっさん同士で喧嘩しそうだよ。これ、話を振った俺のせいかな。でも、見たところこの二人のおっさんはどちらも強そうだ。この二人以外の雇われた人達も腕に自信がありそうな顔をしている。これなら相手の賊徒に桁外れの強者がいない限り守備隊全員の力で倒せるかもな。
「すみません、二人とも喧嘩をしないでください。俺の質問が皆さんの実力を疑って煽ったように受け止められたのなら謝ります」
「別に気にする事はないよ。この依頼には命と金がかかってるんだ。一緒に戦う連中の強さが知りたいのは誰だって同じさ。でもさ、言い出しっぺのあんたは何が得意でどれくらい強いのか知りたいね。強いのか弱いのかわかりにくい二匹の従魔を従えてるようだけど従魔使いなのかい?」
脇に固まって座っていた委託組の中で二人いる女性のうちの一人が俺に質問をしてきた。確かにその疑問は当然だ。俺が向こう側に座っていても同じ質問をしただろう。
質問してきた女性は俺と同じくらいの年頃で髪は少し茶色がかった金髪のセミロング。凄く綺麗な顔立ちで誰もが振り返るような美人だ。比較的軽装な格好をしているから魔法系の使い手なのかな。
「面倒だから僕達の誰かと模擬戦をしてみればいいっすよ。今、姉貴が言ったように僕もあなたの実力を知りたいっすからね」
女性の隣に座っていた俺より歳下っぽいサラサラの髪の格好いい男が模擬戦の提案をしてきた。この男はさっき喋った女性を姉貴と呼んでたから姉弟なのかな。あともう一人のこれまた金髪でロングの髪の、綺麗で飛びきり美人の女性と渋そうな中年の男は何も言わずに黙ってる。
「そうですね。模擬戦をするのに異論はないですよ。手っ取り早くお互いの実力がわかるし今からでもいいですよ。誰が相手になってくれますか?」
「俺がやる!」
「いや、俺だ!」
「僕とやりましょう!」
二人のおっさんと弟君が名乗りを上げた。別に相手が俺よりも強ければそれはそれで頼もしくて安心出来るしな。誰でもいいから戦ってみよう。
「うーん、とりあえずくじ引きで決めればいいんじゃない?」
俺の提案に三人は納得したようだ。そしてくじ引きの結果、戦うのは剣士風のおっさんに決まった。俺達はギルド内の練習場に場所を移す。
「フッ、君達悪く思わないでくれ。公正なくじ引きの結果だからな。ところで兄ちゃんの名前はなんて言うんだ?」
「おれの名前はエリオです。お手柔らかに」
「そうか、俺の名前はバルミロだ。君はその従魔が戦闘のメインなのか?」
「いえ、この従魔は強いですが今回の模擬戦は俺だけです」
「フッ、従魔なしでも相当な自信があるようだな。面白い、それでは始めよう!」
お互いに剣士同士なので、用意してもらった木剣を二人とも持っている。
審判役は全身筋肉のおっさんだ。
「二人とも用意はいいか。それでは始め!」
合図と同時にバルミロさんは強烈な速さで俺に迫ってきた。
木剣を横に構え俺の足元を狙ってくる。まず最初に俺の足元に打ち込み動けなくしてから料理するつもりなのだろう。その速さは以前戦ったギルド職員のドイルさんよりも更に速い。
だが、今の俺はあの時とは違う。
【武の達人】という称号を獲得して剣術がレベル9相当になってるのでその速さにも難なく対応出来るのだ。それに加えてこの称号を得てから五感が冴えわたるようになり、ちょっとした相手の動きでその先の動作を読めるようになっていた。
「シッ!」
足に打ち込んできた木剣を最小の動きで俺の持つ木剣で弾く。ギョッとした顔をしながらもすぐに体勢を立て直し間髪入れずに俺の胴を狙って打ち込んでくる。それも対応して木剣を合わせて弾く。その後も休みなく続くバルミロさんの打ち込みはその体からは想像出来ないような速さや威力だ。
強いな。自分の武に自信があるのも頷ける。そんじょそこらの腕自慢の人ではまるで太刀打ち出来ないだろう。さて、俺も本格的に反撃させてもらおう。
連続して打ち込んでくる剛剣を受け止めながら反転攻勢だ。
俺はわざと上半身に隙を作り、バルミロさんの攻撃を誘い込む。
バルミロさんはその隙を見逃さず渾身の力で打ち込んできた。
「ウォオオ!」
だが、俺はその攻撃を躱して体を入れ替えながら姿勢を低くしてバルミロさんの足に足払いをかける。これは武の達人効果による体術だ。そして想定外の変則的な攻撃に足を払われて体勢を大きく崩し地面に手と膝をついたバルミロさんの首筋に木剣を静かに当てた。
「ほう…こいつは凄い」
どこからか聞こえてきた声の主はさっきは黙っていた中年の男からだった。
その声に続いて筋肉おっさんの判定の声が聞こえてきた。
「それまで! この勝負はエリオの勝ちだ!」
見物をしていたこの街の守備隊の面々は俺達の戦いの凄まじさを目の当たりにした影響で唖然とした顔でこちらを見ている。俺は手をついているバルミロさんにこちらから手を差し伸べて立たせてあげた。
「模擬戦ありがとうございました。あなたはとても強かったです。今回は俺が勝ちましたがこれで俺の実力を認めてくれますか?」
「フッ、認めるも何も俺の負けだ。自分で言うのも何だが俺は強い。だがその俺を君は上回る強さのようだ。しかも、従魔抜きでその強さとは恐れ入ったよ」
強さを認めあった俺達はお互いに握手を交わす。
勝ってしまった俺が評価するのも何だが、バルミロさんの実力は常人の域を超えた相当なものだったと思う。武の達人の称号を得て俺が更に強くなりすぎてるのだ。称号獲得後に模擬戦とはいえ初めて対人相手に戦ってみて自分でも驚いた。
この戦いの後、なぜか筋肉おっさんや弟君とも模擬戦をする羽目になり、二人相手にも勝利を収める事が出来た。戦ってみて感じたのだが、称号のおかげで俺がスキルを持っていない他の武術に対しても、相手の攻撃が読めて対応する事が出来るのがわかった。つまり、戦った事がない初見の武術だとしても全てが対応可能なのだ。
さて、あとは自己紹介だな。
ギルドにいた人達にエルケナーさんが俺を紹介してくれるようだ。
「えー、皆聞いて欲しい。今、私が連れてきたこの人はエリオさんだ。彼は東にあるシウベスト王国からこの街まで従魔を連れながら一人で旅をしてきたらしい。キルト王国で起こった出来事を話し、この街の状況を説明したところ条件が合えばこの街の守備隊に雇われても良いと言われたのでこちらに連れてきた。エリオさんから何か質問はあるかな?」
「質問というか、はっきり言って賊徒に勝つには俺も含めて皆さんの実力次第だと思います。この面子で八十人とも百人とも言われている賊徒相手に勝てそうですか?」
俺の発言にこの街の守備隊はムッとする顔をする人もいれば、下を向く人もいる。ただ、脇の方にいる連中は己の実力に自信があるのか皆涼しい表情だ。すると、その脇に固まっている内の一人が俺に向かって言葉を発してきた。全身が分厚い筋肉に覆われた体の大きな強面のおっさんだ。
「ガッハッハ、勝てそうですかだって。俺は勝つつもりでこの依頼を引き受けたんだ。賊徒がどれだけいようが俺に任せろってもんよ」
このおっさん凄い自信だな。でも、見るからに強そうだ。
おっさんの言葉が終わると、その横に座っていたもう一人の剣士風のおっさんが全身筋肉おっさんを指差しながら口を開いた。
「フッ、この男が賊徒を倒すよりも早く俺が先んじて賊徒を倒してみせよう」
「何だと! 俺の方が先に倒す」
「それは無理だ!」
あっ、何だかおっさん同士で喧嘩しそうだよ。これ、話を振った俺のせいかな。でも、見たところこの二人のおっさんはどちらも強そうだ。この二人以外の雇われた人達も腕に自信がありそうな顔をしている。これなら相手の賊徒に桁外れの強者がいない限り守備隊全員の力で倒せるかもな。
「すみません、二人とも喧嘩をしないでください。俺の質問が皆さんの実力を疑って煽ったように受け止められたのなら謝ります」
「別に気にする事はないよ。この依頼には命と金がかかってるんだ。一緒に戦う連中の強さが知りたいのは誰だって同じさ。でもさ、言い出しっぺのあんたは何が得意でどれくらい強いのか知りたいね。強いのか弱いのかわかりにくい二匹の従魔を従えてるようだけど従魔使いなのかい?」
脇に固まって座っていた委託組の中で二人いる女性のうちの一人が俺に質問をしてきた。確かにその疑問は当然だ。俺が向こう側に座っていても同じ質問をしただろう。
質問してきた女性は俺と同じくらいの年頃で髪は少し茶色がかった金髪のセミロング。凄く綺麗な顔立ちで誰もが振り返るような美人だ。比較的軽装な格好をしているから魔法系の使い手なのかな。
「面倒だから僕達の誰かと模擬戦をしてみればいいっすよ。今、姉貴が言ったように僕もあなたの実力を知りたいっすからね」
女性の隣に座っていた俺より歳下っぽいサラサラの髪の格好いい男が模擬戦の提案をしてきた。この男はさっき喋った女性を姉貴と呼んでたから姉弟なのかな。あともう一人のこれまた金髪でロングの髪の、綺麗で飛びきり美人の女性と渋そうな中年の男は何も言わずに黙ってる。
「そうですね。模擬戦をするのに異論はないですよ。手っ取り早くお互いの実力がわかるし今からでもいいですよ。誰が相手になってくれますか?」
「俺がやる!」
「いや、俺だ!」
「僕とやりましょう!」
二人のおっさんと弟君が名乗りを上げた。別に相手が俺よりも強ければそれはそれで頼もしくて安心出来るしな。誰でもいいから戦ってみよう。
「うーん、とりあえずくじ引きで決めればいいんじゃない?」
俺の提案に三人は納得したようだ。そしてくじ引きの結果、戦うのは剣士風のおっさんに決まった。俺達はギルド内の練習場に場所を移す。
「フッ、君達悪く思わないでくれ。公正なくじ引きの結果だからな。ところで兄ちゃんの名前はなんて言うんだ?」
「おれの名前はエリオです。お手柔らかに」
「そうか、俺の名前はバルミロだ。君はその従魔が戦闘のメインなのか?」
「いえ、この従魔は強いですが今回の模擬戦は俺だけです」
「フッ、従魔なしでも相当な自信があるようだな。面白い、それでは始めよう!」
お互いに剣士同士なので、用意してもらった木剣を二人とも持っている。
審判役は全身筋肉のおっさんだ。
「二人とも用意はいいか。それでは始め!」
合図と同時にバルミロさんは強烈な速さで俺に迫ってきた。
木剣を横に構え俺の足元を狙ってくる。まず最初に俺の足元に打ち込み動けなくしてから料理するつもりなのだろう。その速さは以前戦ったギルド職員のドイルさんよりも更に速い。
だが、今の俺はあの時とは違う。
【武の達人】という称号を獲得して剣術がレベル9相当になってるのでその速さにも難なく対応出来るのだ。それに加えてこの称号を得てから五感が冴えわたるようになり、ちょっとした相手の動きでその先の動作を読めるようになっていた。
「シッ!」
足に打ち込んできた木剣を最小の動きで俺の持つ木剣で弾く。ギョッとした顔をしながらもすぐに体勢を立て直し間髪入れずに俺の胴を狙って打ち込んでくる。それも対応して木剣を合わせて弾く。その後も休みなく続くバルミロさんの打ち込みはその体からは想像出来ないような速さや威力だ。
強いな。自分の武に自信があるのも頷ける。そんじょそこらの腕自慢の人ではまるで太刀打ち出来ないだろう。さて、俺も本格的に反撃させてもらおう。
連続して打ち込んでくる剛剣を受け止めながら反転攻勢だ。
俺はわざと上半身に隙を作り、バルミロさんの攻撃を誘い込む。
バルミロさんはその隙を見逃さず渾身の力で打ち込んできた。
「ウォオオ!」
だが、俺はその攻撃を躱して体を入れ替えながら姿勢を低くしてバルミロさんの足に足払いをかける。これは武の達人効果による体術だ。そして想定外の変則的な攻撃に足を払われて体勢を大きく崩し地面に手と膝をついたバルミロさんの首筋に木剣を静かに当てた。
「ほう…こいつは凄い」
どこからか聞こえてきた声の主はさっきは黙っていた中年の男からだった。
その声に続いて筋肉おっさんの判定の声が聞こえてきた。
「それまで! この勝負はエリオの勝ちだ!」
見物をしていたこの街の守備隊の面々は俺達の戦いの凄まじさを目の当たりにした影響で唖然とした顔でこちらを見ている。俺は手をついているバルミロさんにこちらから手を差し伸べて立たせてあげた。
「模擬戦ありがとうございました。あなたはとても強かったです。今回は俺が勝ちましたがこれで俺の実力を認めてくれますか?」
「フッ、認めるも何も俺の負けだ。自分で言うのも何だが俺は強い。だがその俺を君は上回る強さのようだ。しかも、従魔抜きでその強さとは恐れ入ったよ」
強さを認めあった俺達はお互いに握手を交わす。
勝ってしまった俺が評価するのも何だが、バルミロさんの実力は常人の域を超えた相当なものだったと思う。武の達人の称号を得て俺が更に強くなりすぎてるのだ。称号獲得後に模擬戦とはいえ初めて対人相手に戦ってみて自分でも驚いた。
この戦いの後、なぜか筋肉おっさんや弟君とも模擬戦をする羽目になり、二人相手にも勝利を収める事が出来た。戦ってみて感じたのだが、称号のおかげで俺がスキルを持っていない他の武術に対しても、相手の攻撃が読めて対応する事が出来るのがわかった。つまり、戦った事がない初見の武術だとしても全てが対応可能なのだ。
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チートスキルと最強の万能職を用いて、音羽は今日も今日とて異世界無双!
※カクヨム、小説家になろう様でも掲載中
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