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第99話 発見現場の視察
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「むむ、これはまさしく金の大鉱脈です! 簡易的な調査ですがおそらくとんでもないほどの埋蔵量だと確信します!」
昨日山の中で大発見をした後にグラベンの街に戻り、緊急招集をかけて集めた人達と会議をした俺は、その翌日に会議で集めたメンバーと採掘技術者や専門家、そして警備を担当する軍関係者などを連れて鉱脈を見つけた山の中の現場に再び戻ってきていた。
俺の目の前で採掘技術者と専門家が大きな声を上げて飛び跳ねながら大喜びをしている。実際にその道のプロに現場を見てもらうまでは本当に大規模な金鉱脈なのか少しだけ不安な気持ちが残っていたのだが、採掘技術者のお墨付きをもらって俺も内心で密かに喜んでいた。でも、もっと喜んでる人がここにいる。
「ブラント内政官、もしかして泣いてるんですか?」
「これも全てエリオ様がこの鉱脈を見つけてくれたおかげです。エリオ様は今までこれといった産業のなかったゴドール地方を救う救世主であらせられる。私は感動のあまり涙が止まりませんぞ!」
ハハ、ブラントさんは本当に涙を流して喜んでるよ。この人、根っからの苦労人っぽいもんな。きっと今までずっと長い間街の財政の事で頭を悩ましていたのだろう。
「エリオ殿、この発見はゴドール地方の未来を大きく変えますぞ。金の産出量が少ない東や東北の国々からは大きな需要が見込まれるでしょう。何といっても金の生産が軌道に乗って売り手の我々が相場を調整しながら価値を維持して大きな富を生み出し続ければ、これからのゴドール地方の財政の心配がなくなるのですからな。いや、むしろなくなるどころか何に使おうかと逆に頭を悩ますかもしれません」
「うん、価値を維持しながら安定した量をずっと採掘出来ればゴドールにおける将来の計画も立てやすくなるし、金の収入によって街が潤えば住民の暮らしも格段に良くなるはずだ。それに伴って仕事も増えれば他の地域からグラベンに移り住む者も出てきて人口も劇的に増えてくるだろう。優秀な人材も雇えるし他の地域からの資源の購入も資金の心配がなくなる。将来の為の投資や領内の基盤の整備、人材や産業の育成にも積極的に力を注げるのは何よりも嬉しいよ」
「そうです、エリオ殿の言う通りです。金のある場所、そして魅力のある街は噂を聞いた多くの人々が未来の可能性を求めてやってくるでしょうからな」
「兄者よ、大手柄ではないですか! 本当にいつも兄者は幾度となくそれがしを驚かせてくれますな。さすがそれがしが兄貴分と認めた男。何か特別な星の下に生まれてきたとしか思えませんぞ」
「カウンさん、ありがとう。それとカウンさんをここに連れてきたのは、これからこのゴドールの軍を率いる事になるカウンさんにもこの現場を見てもらいたかったんだ。おそらく、多くの人々がこのゴドール目指して流入してくると見込まれるからね。この地域の治安が悪くなるのは避けられないと思うんだ。そこで、軍を率いる人達にはその対策も考えて欲しい。軍の整備もしなくてはいけない。これは同じく軍を率いるラッセルさんにも頼みたいんだ」
「勿論ですともエリオ様。吾輩としてもこの地域が不逞の輩によって治安が悪くなってしまうのは避けたいところです。それに軍の整備も必要ですからな。カウン殿と協力して対策を練っていきましょう」
「兄者よ、お任せあれ」
「エリオ様、私は鉱山技術者のパトリスと申します。この鉱脈は私の見立てでは途轍もない埋蔵量があると見込まれます。正確なところを知る為にもっと詳しい調査をしたいのですが人員を増やして頂けないでしょうか?」
「わかった。グラベンの街にいる者で足りなければコウトやサゴイの街にも掛け合って内密に技術者を派遣してもらおう。確かサゴイは陶磁器が盛んな街だから地質や地層に詳しい者が大勢いるはずだ。ただ、この件は本格的に金山が稼働するまで機密事項に指定するつもりだから契約を結ぶ時にはそれらを踏まえて厳しくするように」
「かしこまりました。本格的にこの鉱山の採掘が稼働するまでは機密の漏洩には注意致します」
「うん、よろしく頼む」
後で街に戻って会議を開くつもりだけど、現場でしか思いつかないようなポイントもあるからまだ意見を募っておこう。
「他に何か意見はないか? 何でもいいから思いついた事を言ってみてくれ」
「エリオ殿、今のうちから採掘施設や働く者達の為の住居など、建築需要が見込まれますので大工や鍛冶職人などの確保をしておいた方がよろしいかと思いますぞ」
「確かにそうだね。色々なところに顔が利くカレルさんにも声をかけてくれ。ラモンさん、街に戻ったらすぐに手配してくれないか?」
「わかりました。街に戻り次第手配致します」
「兄者よ、今のラモンとの会話を聞いていて気がついたのだが、施設や住居を建てるのに必要な材料の確保も必要になるのではないかな?」
「ハハ、後から後から必要なものが出てくるな。俺も気がついたけど、採掘した鉱物から金を取り出して精錬する製錬所も必要だよな。それも建物の建設やら炉の設置やらで、技術者や働き手などの人材だけでなく材料もたくさん必要になってくるな。とにかく、今の話に出たような課題はグラベンの街での会議で一つずつ解決していこう」
「「「わかりました」」」
とりあえず、鉱脈を発見した現場近くに調査用の小屋と軍の駐屯所を早急に設置する事を決めて、その周辺には一般人は立入禁止にする処置をした。軍からは兵を派遣してもらうようにカウンさんとラッセルさんに指示をしておく。
表向き動きを悟られないように、街道から分かれる脇道には土砂崩れがあって危険だと理由をつけて人を入れないようにしておくか。復旧する為に材料と人を送ってる体裁にしよう。採掘現場へ材料を運び込む時もキツくなるだろうが木を切りながら道を作って進んでもらおう。
「よし、警備の者を残して街へ戻るぞ。帰ったらすぐに会議だ」
そして警備の者に「頼むぞ」と声をかけた俺は、金鉱脈が見つかった現場を後にしてグラベンの街へと戻っていった。
昨日山の中で大発見をした後にグラベンの街に戻り、緊急招集をかけて集めた人達と会議をした俺は、その翌日に会議で集めたメンバーと採掘技術者や専門家、そして警備を担当する軍関係者などを連れて鉱脈を見つけた山の中の現場に再び戻ってきていた。
俺の目の前で採掘技術者と専門家が大きな声を上げて飛び跳ねながら大喜びをしている。実際にその道のプロに現場を見てもらうまでは本当に大規模な金鉱脈なのか少しだけ不安な気持ちが残っていたのだが、採掘技術者のお墨付きをもらって俺も内心で密かに喜んでいた。でも、もっと喜んでる人がここにいる。
「ブラント内政官、もしかして泣いてるんですか?」
「これも全てエリオ様がこの鉱脈を見つけてくれたおかげです。エリオ様は今までこれといった産業のなかったゴドール地方を救う救世主であらせられる。私は感動のあまり涙が止まりませんぞ!」
ハハ、ブラントさんは本当に涙を流して喜んでるよ。この人、根っからの苦労人っぽいもんな。きっと今までずっと長い間街の財政の事で頭を悩ましていたのだろう。
「エリオ殿、この発見はゴドール地方の未来を大きく変えますぞ。金の産出量が少ない東や東北の国々からは大きな需要が見込まれるでしょう。何といっても金の生産が軌道に乗って売り手の我々が相場を調整しながら価値を維持して大きな富を生み出し続ければ、これからのゴドール地方の財政の心配がなくなるのですからな。いや、むしろなくなるどころか何に使おうかと逆に頭を悩ますかもしれません」
「うん、価値を維持しながら安定した量をずっと採掘出来ればゴドールにおける将来の計画も立てやすくなるし、金の収入によって街が潤えば住民の暮らしも格段に良くなるはずだ。それに伴って仕事も増えれば他の地域からグラベンに移り住む者も出てきて人口も劇的に増えてくるだろう。優秀な人材も雇えるし他の地域からの資源の購入も資金の心配がなくなる。将来の為の投資や領内の基盤の整備、人材や産業の育成にも積極的に力を注げるのは何よりも嬉しいよ」
「そうです、エリオ殿の言う通りです。金のある場所、そして魅力のある街は噂を聞いた多くの人々が未来の可能性を求めてやってくるでしょうからな」
「兄者よ、大手柄ではないですか! 本当にいつも兄者は幾度となくそれがしを驚かせてくれますな。さすがそれがしが兄貴分と認めた男。何か特別な星の下に生まれてきたとしか思えませんぞ」
「カウンさん、ありがとう。それとカウンさんをここに連れてきたのは、これからこのゴドールの軍を率いる事になるカウンさんにもこの現場を見てもらいたかったんだ。おそらく、多くの人々がこのゴドール目指して流入してくると見込まれるからね。この地域の治安が悪くなるのは避けられないと思うんだ。そこで、軍を率いる人達にはその対策も考えて欲しい。軍の整備もしなくてはいけない。これは同じく軍を率いるラッセルさんにも頼みたいんだ」
「勿論ですともエリオ様。吾輩としてもこの地域が不逞の輩によって治安が悪くなってしまうのは避けたいところです。それに軍の整備も必要ですからな。カウン殿と協力して対策を練っていきましょう」
「兄者よ、お任せあれ」
「エリオ様、私は鉱山技術者のパトリスと申します。この鉱脈は私の見立てでは途轍もない埋蔵量があると見込まれます。正確なところを知る為にもっと詳しい調査をしたいのですが人員を増やして頂けないでしょうか?」
「わかった。グラベンの街にいる者で足りなければコウトやサゴイの街にも掛け合って内密に技術者を派遣してもらおう。確かサゴイは陶磁器が盛んな街だから地質や地層に詳しい者が大勢いるはずだ。ただ、この件は本格的に金山が稼働するまで機密事項に指定するつもりだから契約を結ぶ時にはそれらを踏まえて厳しくするように」
「かしこまりました。本格的にこの鉱山の採掘が稼働するまでは機密の漏洩には注意致します」
「うん、よろしく頼む」
後で街に戻って会議を開くつもりだけど、現場でしか思いつかないようなポイントもあるからまだ意見を募っておこう。
「他に何か意見はないか? 何でもいいから思いついた事を言ってみてくれ」
「エリオ殿、今のうちから採掘施設や働く者達の為の住居など、建築需要が見込まれますので大工や鍛冶職人などの確保をしておいた方がよろしいかと思いますぞ」
「確かにそうだね。色々なところに顔が利くカレルさんにも声をかけてくれ。ラモンさん、街に戻ったらすぐに手配してくれないか?」
「わかりました。街に戻り次第手配致します」
「兄者よ、今のラモンとの会話を聞いていて気がついたのだが、施設や住居を建てるのに必要な材料の確保も必要になるのではないかな?」
「ハハ、後から後から必要なものが出てくるな。俺も気がついたけど、採掘した鉱物から金を取り出して精錬する製錬所も必要だよな。それも建物の建設やら炉の設置やらで、技術者や働き手などの人材だけでなく材料もたくさん必要になってくるな。とにかく、今の話に出たような課題はグラベンの街での会議で一つずつ解決していこう」
「「「わかりました」」」
とりあえず、鉱脈を発見した現場近くに調査用の小屋と軍の駐屯所を早急に設置する事を決めて、その周辺には一般人は立入禁止にする処置をした。軍からは兵を派遣してもらうようにカウンさんとラッセルさんに指示をしておく。
表向き動きを悟られないように、街道から分かれる脇道には土砂崩れがあって危険だと理由をつけて人を入れないようにしておくか。復旧する為に材料と人を送ってる体裁にしよう。採掘現場へ材料を運び込む時もキツくなるだろうが木を切りながら道を作って進んでもらおう。
「よし、警備の者を残して街へ戻るぞ。帰ったらすぐに会議だ」
そして警備の者に「頼むぞ」と声をかけた俺は、金鉱脈が見つかった現場を後にしてグラベンの街へと戻っていった。
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