巻き込まれて異世界へ ～なぜだか関わった人の運命変えてます～

第2章 旅立ち、いえ迷子かもしれない。

2-5 討伐の手伝いからの人助け？

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　超加速を使用して丘の上から急いで戦闘区域まで駆け出した。

「うお、速い、これなら直ぐに戦闘場所の空き地にある馬車までいける」
　誰に言うでもなく独り言を言って超スピードで駆け出した。

　超加速のスキルを使い急いで馬車まで走っていると、馬車から出ていた軽装の女性と執事服の人が必死に、身なりの良い女性を庇ってゴブリンと戦っていたが、ついに騎士の3名が戦っていた、魔獣モンスターの一匹、オークが、騎士の横をすり抜け馬車の前までやってきて、彼女たちに襲いかかろうと、こん棒振り上げた。

　そのとき、庇い戦っていた彼女たちは、もうだめだと目をそらし、身なりの良い女性に、覆い被さり彼女だけでもと、助けようとして。

「「姫様だけでも」」
　軽装の女性と執事服を着た人の2人が言葉にして。

　騎士たちも、どうにかしようと必死に、戦闘を続けながら。
「やめろー、誰か姫をたすけてくれー。」
「逃げてください、姫様」
「ちくしょー、モンスターどもめっ」
　騎士の3人が、それぞれ悲痛な叫びをあげた。

　軽装の女性と執事服の人の2人に守れていた、身なりの良い女性は、皆より姫と呼ばれていた。
　その彼女は、覆い被さった2人の隙間より、こん棒を振り上げたオークを見て。

「神様、私はどうなってもかまいません。どうか私に力と妖精の加護を、お願い、フレア、力をかして彼女たちを守って」
　神様と妖精に願いを込め何者かの名前を呼び力をかしてと叫んだあと
【火炎壁ファイヤーウォール】
　呪文を唱え炎の壁のシールドを張ったが、遠くから何か蒼白い光のような弾が飛んできて炎の壁に当たり炎の壁が弾けとんだ。

　その様子を見て、姫と呼ばれた女性は、驚き驚愕きょうがくの顔をしていた。
　オークも一瞬なにが起こったか考えたが、別にかまわないと振り上げたこん棒を振り下ろそうとしていた。

　姫が、もうだめだと半分あきらめその攻撃を覚悟していたら。
《ドン》とオークが横に、吹っ飛んでいった。
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　ユウマは、超加速で走りながらこのままじゃ間に合わないと思っていたら、突然炎の壁が出来たあと、次の瞬間、蒼白い光弾が馬車の奥の岩場から飛んできて弾けたのを見た。

　次の瞬間オークの動きが、一瞬止まったので身体強化スキルを発動させ。
「こなくそ、っと」

　超加速で勢いのついた状態で、ジャンプして、オークに飛び蹴りをかました。
オークは、《ドン》と勢い良く吹っ飛び、ゴロゴロと回転して停止、目を回して倒れてしまった。

　それから、姫と呼ばれた女性をかばっている2人に、襲いかかろうとしていた３匹のゴブリンたちが、吹っ飛んでいったオークを見て、なにが起こったか解らず混乱して動きを止めて唖然としていた。

　これは、チャンスとユウマは、ナイフで近くにいたゴブリンの首元を、切り付けて一瞬にして１匹を倒した。

　そのあと、続けざまに２匹目のゴブリンに蹴りを入れ吹き飛ばし、ユウマの攻撃に気が付いて、3匹目のゴブリンが、持っていた錆びた剣を振り上げ襲って来たので、攻撃をかわして、背後に回り背中をナイフで突き刺し倒した。
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　姫は、シールド魔法を吹き飛ばされて、もうだめと思った矢先に、オークが吹き飛ばされ、そのあと周りにいたゴブリンを次々と倒していく青年の姿を見ていた。

　そして、その姫を庇っていた2人のうちの1人が、なかなか来ないオークの攻撃と、周りにいたゴブリンたちの気配がなくなったので、なにが起こったかわからず姫様を見てから、後ろを振り返り驚いていた。

「えっ、姫様なにが起こったのですか？」
　振り返り先ほどまで攻撃しようとしていたオークが遠くに吹き飛ばされ転がっていて、ゴブリンが2匹事切れているのを見てから軽装の鎧を着ていた女性が姫と呼んだ女性に聞いた。

「あの方が、たすけてくださいました」
　ユウマの方に、指を差し答えていた。
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