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第5章 王都シルフォードに向けて出発かもしれない。
5-15 ミーアの知っている事。その2
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その後にユウマが現れ、ミーアとランを助けたのだろう。ただ、魔獣は去る前に何か言っていたみたいだ。
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その前にそういえば一緒に逃げていた人の事を聞いてみる事にした。
「なら、あとミーアと一緒に逃げた4名が近くにいたのか?」
そう尋ねてみると、ミーアは首を横に振って答えた。
「ミーア達以外、みんな捕まって連れていかれたの」
気絶する前に死霊使いの魔獣と、あと空を飛ぶ大きな鳥の新種の魔獣に捕まり連れて行かれるところを見たそうだ。
「なら何故ミーアとランは気絶していたのに、連れて行かれずに放置されたのでしょうか?」
シルフィーが不思議そう尋ねてきた。するとミーアが意識を失う前に喋る魔獣何か言っていたと教えてくれた。
「ミーアが意識を失う前に、巨大な力を持った何かが来るから逃げようとか言ってたの」
それは、ミーアが気絶する前にその魔獣達が、ミーアの近くまで来たが。得体の知れない大きな力を持つ何かがすごい勢いで近づいてくる。この力は尋常じゃない一旦退避してゾンビ達に後はまかせ様子を見ようと、言っていたのを意識を失う前に聞いたような気がするとミーアが答えた。
「えっ、そんな得たいの知れない大きな力を持った何かが近くにいたのか?」
そうユウマが答えたら、何故かシルフィーとフレイがこちらを見て溜息を吐いていた。
「ユウマ様は気が付いてないのかしら。ねぇフレイ」
『うん、気が付いて無いよ!絶対に、その大きな力を持つ何かって絶対・・・・』
「ですよね!」
『だよ、絶対!』
などとユウマに聞こえない様に2人で話しながらユウマの方を見ていた。
後で、この事はレオン達に話しておかないとと思っていると。
「その大きな力を持った何かは、おそらく大丈夫ですよ。たぶん悪いものでは無いですから」
その言葉にユウマとミーアは不思議に思っていた。
「何故です?」
「何故ですの?」
「大丈夫ですよ。その力の持ち主はとても良い方ですから」
シルフィーがニコニコ笑顔を向けて教えてくれたが、さっぱり意味が解らすにいたが深く考えなかった。
そして、ミーアが泣いたのは、一緒に逃げてきた人達が次々とつかまり自分は死にそうになるほど怖い思いをしたが、助かったのに安堵して泣いたようだった。
それに、自分の村の人と自分を育ててくれた祖父の事を思い出していたようだ。ミーアの祖父と村人達は、ミーア達を逃がす為施設に残ったので、今はどうなっているか解らないとの事だ。
色々話している時にふと気が付き、気になった事がある。
それは何時の間にかミーアの頭に獣の耳とお尻の部分に尻尾が生えているではありませんか。
何故?と思いミーアに尋ねてみた。
「そういえは、ミーアって獣人じゃないよな。何故に耳と尻尾があるの?」
どうも先程言っていた実験に関係があるようだ。
しかもその耳と尻尾は、白王狼のランとそっくりなのだ。
先程まで解らなかったが、どうやらミーアにはランの遺伝子を、ランにはミーアの遺伝子が組み込まられているようだ。なので、何かの条件でミーアには耳と尻尾が現れる様になったみたいだ。
そしてランの方には、まだそれらしい変化は無いようだが、頭がいいのはそう言う事なのだろうと思った。
それにやけにミーアとランが仲良しなのはそう言う事だろうと思った。はたから見たら姉妹の様に仲が良いのだ、お互い信頼し合っているみたいだ。
ユウマとシルフィーの2人を見渡して。
「この獣人でもなく人族でも無い姿を見たら、気持ち悪いでしょう」
そう言ってきたが、ユウマとシルフィーは呆気らかんとして。
「へっ、別に気にするような事でもないんじゃないか」
そういう風にユウマが言った後に、シルフィーの方は、ミーアの言葉を聴いている最中は、ずっと目をキラキラと輝かせていたが最後には我慢できなくなって。
「キャー、かわいい」
そう言葉に出してミーアに抱きついていた。
そして、シルフィーに抱きつかれたミーアに、この後どうするのかを聞いてみた。
「お兄ちゃんに、ついて行きたい。そして出来るのなら・・・・」
ついて行きたいと言って、何かお願いしたい様だったが、今はまだ迷惑を掛けたく無いので今はいいと言って話してくれなかった。
助けた手前見捨てるわけにも行かないので、シルフィーさんに聞いてみたら、快くミーアに抱きついたまま頬ずりをして了承をしてくれた。
それからこの一団に1人と1匹が加わり、目的地シルフォードに移動する事になった。
ちなみに、ミーアとランはシルフィーの馬車に乗せると、シルフィー直々に言っていた。どうもミーアとランの事が気に入ってしまった様だ。
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それで、先程ミーアから聞いた。あの山のふもとの村にある墓地の事を、騎士隊長のレオンと冒険者のリーダーのクライスに相談してみる事にした。
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その後にユウマが現れ、ミーアとランを助けたのだろう。ただ、魔獣は去る前に何か言っていたみたいだ。
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その前にそういえば一緒に逃げていた人の事を聞いてみる事にした。
「なら、あとミーアと一緒に逃げた4名が近くにいたのか?」
そう尋ねてみると、ミーアは首を横に振って答えた。
「ミーア達以外、みんな捕まって連れていかれたの」
気絶する前に死霊使いの魔獣と、あと空を飛ぶ大きな鳥の新種の魔獣に捕まり連れて行かれるところを見たそうだ。
「なら何故ミーアとランは気絶していたのに、連れて行かれずに放置されたのでしょうか?」
シルフィーが不思議そう尋ねてきた。するとミーアが意識を失う前に喋る魔獣何か言っていたと教えてくれた。
「ミーアが意識を失う前に、巨大な力を持った何かが来るから逃げようとか言ってたの」
それは、ミーアが気絶する前にその魔獣達が、ミーアの近くまで来たが。得体の知れない大きな力を持つ何かがすごい勢いで近づいてくる。この力は尋常じゃない一旦退避してゾンビ達に後はまかせ様子を見ようと、言っていたのを意識を失う前に聞いたような気がするとミーアが答えた。
「えっ、そんな得たいの知れない大きな力を持った何かが近くにいたのか?」
そうユウマが答えたら、何故かシルフィーとフレイがこちらを見て溜息を吐いていた。
「ユウマ様は気が付いてないのかしら。ねぇフレイ」
『うん、気が付いて無いよ!絶対に、その大きな力を持つ何かって絶対・・・・』
「ですよね!」
『だよ、絶対!』
などとユウマに聞こえない様に2人で話しながらユウマの方を見ていた。
後で、この事はレオン達に話しておかないとと思っていると。
「その大きな力を持った何かは、おそらく大丈夫ですよ。たぶん悪いものでは無いですから」
その言葉にユウマとミーアは不思議に思っていた。
「何故です?」
「何故ですの?」
「大丈夫ですよ。その力の持ち主はとても良い方ですから」
シルフィーがニコニコ笑顔を向けて教えてくれたが、さっぱり意味が解らすにいたが深く考えなかった。
そして、ミーアが泣いたのは、一緒に逃げてきた人達が次々とつかまり自分は死にそうになるほど怖い思いをしたが、助かったのに安堵して泣いたようだった。
それに、自分の村の人と自分を育ててくれた祖父の事を思い出していたようだ。ミーアの祖父と村人達は、ミーア達を逃がす為施設に残ったので、今はどうなっているか解らないとの事だ。
色々話している時にふと気が付き、気になった事がある。
それは何時の間にかミーアの頭に獣の耳とお尻の部分に尻尾が生えているではありませんか。
何故?と思いミーアに尋ねてみた。
「そういえは、ミーアって獣人じゃないよな。何故に耳と尻尾があるの?」
どうも先程言っていた実験に関係があるようだ。
しかもその耳と尻尾は、白王狼のランとそっくりなのだ。
先程まで解らなかったが、どうやらミーアにはランの遺伝子を、ランにはミーアの遺伝子が組み込まられているようだ。なので、何かの条件でミーアには耳と尻尾が現れる様になったみたいだ。
そしてランの方には、まだそれらしい変化は無いようだが、頭がいいのはそう言う事なのだろうと思った。
それにやけにミーアとランが仲良しなのはそう言う事だろうと思った。はたから見たら姉妹の様に仲が良いのだ、お互い信頼し合っているみたいだ。
ユウマとシルフィーの2人を見渡して。
「この獣人でもなく人族でも無い姿を見たら、気持ち悪いでしょう」
そう言ってきたが、ユウマとシルフィーは呆気らかんとして。
「へっ、別に気にするような事でもないんじゃないか」
そういう風にユウマが言った後に、シルフィーの方は、ミーアの言葉を聴いている最中は、ずっと目をキラキラと輝かせていたが最後には我慢できなくなって。
「キャー、かわいい」
そう言葉に出してミーアに抱きついていた。
そして、シルフィーに抱きつかれたミーアに、この後どうするのかを聞いてみた。
「お兄ちゃんに、ついて行きたい。そして出来るのなら・・・・」
ついて行きたいと言って、何かお願いしたい様だったが、今はまだ迷惑を掛けたく無いので今はいいと言って話してくれなかった。
助けた手前見捨てるわけにも行かないので、シルフィーさんに聞いてみたら、快くミーアに抱きついたまま頬ずりをして了承をしてくれた。
それからこの一団に1人と1匹が加わり、目的地シルフォードに移動する事になった。
ちなみに、ミーアとランはシルフィーの馬車に乗せると、シルフィー直々に言っていた。どうもミーアとランの事が気に入ってしまった様だ。
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それで、先程ミーアから聞いた。あの山のふもとの村にある墓地の事を、騎士隊長のレオンと冒険者のリーダーのクライスに相談してみる事にした。
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