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ブラックシャーク
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鮫島さんの車に乗り、これからのことを聞かされる。
「こちらで動ける要因を九条家に入れます」
「それってΩってことですよね」
「そうです、だけど今、白玖くんが拘束されているところは九条家ではなく……阿久津様のお宅みたいですね、なら侵入は簡単そうだ」
「阿久津をご存知なんですか?」
「ええ、私のところでも何度か取引をしたことがあります。Ωをぞんざいに扱うのであまり好きではありませんがね」
……この人だってΩのことぞんざいに扱って。
「? 扱ってませんよ」
「!? な、なんで」
「分かりますよ、あなたの顔を見ていたら、ブラックシャークつまり裏社会は悪いように見えますが、ちゃんとしたことやってますよ、行き場のなくなったΩが辿る道筋はご存知ですよね?」
「……誰かに買われたり、陥れられたり……」
「ええ、近年、増えましたからね。花咲さんからも依頼で来ているんですよ、みなしごΩの増加による対策が」
「……花咲さんってさっきの軍人」
「そうです、彼は軍人かつ国のトップですからね、みなしごΩの救済も仕事のうちなんですよ」
「……すごい」
「ええ、そうです、彼はすごいんですよ」
なぜか鮫島さんは満足気に話しをしていた。でも二人は身体の関係があるってことも確かなんだろ……。
これ以上、足を突っ込みたくない。
「さて、阿久津様の家に碧依を送ります、彼はこの手の相手には慣れているので順調に事が進むでしょう」
「……碧依さんはΩですよね、慣れているってつまり、αの相手はってことですか?」
「ええ、問題ありません、碧依はプロですから」
そして潜入してから三日後、碧依から連絡が来た。
「どうやら、白玖くんは無事みたいです、阿久津様のねちねちセックスは受けたようですが、話しはできるそう。よかったですね」
「……ねちねちセックス……」
「会話ができていることがひとまず安心ですね、それにしてもαをねちねちセックスなんて……ずるい……私もしたい」
「……最近の鮫島さんって正直Ωだけじゃないですよね」
「? 誰かに聞いたんですか? この素晴らしいオメガバースの世界にこられて私は幸せ、その一言につきます」
「……そもそもオメガバースの世界以外ってなんですか」
「ふん、それは知らなくてもいいのですよ」
なんか一人だけ楽しそうなのずるい。
ザザ、と聞こえた。無線が入ったようだ。
『え……あー了解しました』
「灯弥くん、残念なお知らせです。九条家に横取りされ、碧依と供に白玖くんは別の施設に移されたそうです」
「……え」
「こちらで動ける要因を九条家に入れます」
「それってΩってことですよね」
「そうです、だけど今、白玖くんが拘束されているところは九条家ではなく……阿久津様のお宅みたいですね、なら侵入は簡単そうだ」
「阿久津をご存知なんですか?」
「ええ、私のところでも何度か取引をしたことがあります。Ωをぞんざいに扱うのであまり好きではありませんがね」
……この人だってΩのことぞんざいに扱って。
「? 扱ってませんよ」
「!? な、なんで」
「分かりますよ、あなたの顔を見ていたら、ブラックシャークつまり裏社会は悪いように見えますが、ちゃんとしたことやってますよ、行き場のなくなったΩが辿る道筋はご存知ですよね?」
「……誰かに買われたり、陥れられたり……」
「ええ、近年、増えましたからね。花咲さんからも依頼で来ているんですよ、みなしごΩの増加による対策が」
「……花咲さんってさっきの軍人」
「そうです、彼は軍人かつ国のトップですからね、みなしごΩの救済も仕事のうちなんですよ」
「……すごい」
「ええ、そうです、彼はすごいんですよ」
なぜか鮫島さんは満足気に話しをしていた。でも二人は身体の関係があるってことも確かなんだろ……。
これ以上、足を突っ込みたくない。
「さて、阿久津様の家に碧依を送ります、彼はこの手の相手には慣れているので順調に事が進むでしょう」
「……碧依さんはΩですよね、慣れているってつまり、αの相手はってことですか?」
「ええ、問題ありません、碧依はプロですから」
そして潜入してから三日後、碧依から連絡が来た。
「どうやら、白玖くんは無事みたいです、阿久津様のねちねちセックスは受けたようですが、話しはできるそう。よかったですね」
「……ねちねちセックス……」
「会話ができていることがひとまず安心ですね、それにしてもαをねちねちセックスなんて……ずるい……私もしたい」
「……最近の鮫島さんって正直Ωだけじゃないですよね」
「? 誰かに聞いたんですか? この素晴らしいオメガバースの世界にこられて私は幸せ、その一言につきます」
「……そもそもオメガバースの世界以外ってなんですか」
「ふん、それは知らなくてもいいのですよ」
なんか一人だけ楽しそうなのずるい。
ザザ、と聞こえた。無線が入ったようだ。
『え……あー了解しました』
「灯弥くん、残念なお知らせです。九条家に横取りされ、碧依と供に白玖くんは別の施設に移されたそうです」
「……え」
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