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第二章
許嫁
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裸になりベッドに横たわる由美子様。
すべてが美しい。
ラインを見ているとふっくらとした胸が見えた。
「さ、お願いします」
にこっと笑った。
「はい」
手にオイルと体に少し垂らし、優しくマッサージを始める。
「いかがでしょうか?」
「うふっ気持ちいいわ」
そんなに凝っていないような気がする。
「あと、お尻と足もお願いね」
うっ…さすがに際どすぎる。
なにを思ったのか由美子様はパンツすら履いていない。
俺がαだったら完全に襲ってる体勢なのに、逆に俺だから安心してるのか?
考えていると腕を引っ張られ体勢が前後する。
俺がベッドの上で組み敷かれ、由美子様の全裸が目の前に、ばっと目をつぶったが、ぷちぷちとスーツを脱がされていく。
「へ?」
少し目をあけると俺のモノをぱくりと口に含んだ。
「ひゃああ!!?」
「可愛い声だこと」
「ちょっゆ…由美子様!!?」
じゅじゅっと吸われる。
「あなた、勃たないのね」
「はぁはあ」
こちらまで来てキスをされた。
「うっんんっ」
顔をしっかりと掴まれているので逃げられない。
それにお客様だから変に抵抗してホテルが危うくなるのはさけたい。
舌が歯茎を舐め、俺はへにゃんとなってしまった。
「うふふ、やっぱりあなた恭平が気に入るわけだ」
「へ?」
「あら、聞いてない、私彼の許嫁なのよ」
…許嫁?
「あら、固まっちゃった?」
というと立ち上がりなにか道具を持ってきた。
「安心して、私は恭平とは結婚しないから、それにあなたたちもう運命の番ってやつなんでしょ、私はあなたを味見したいなという気持ちなだけ」
腰にベルトを巻き、先端には玩具の竿がつけられていた。
「これ、レズの時にたまに使用するから持ってるのよ」
「ひっ」
蕾にあたり、ゆっくりと挿入される。
が、どうにか逃げようとする。
「あっ」
ベッドに倒れこむ。
「ごめんね、ちょっと痺れ薬使わせてもらったわ」
体が硬直する。
両腕を縛られ、腰を浮かせ挿入の体勢に入る。
やっ…ダメ。
「こんなに濡らして私の受け入れてくれるなんて嬉しいわね」
つぷっと先端が入ると。
「やだ!? なに!!?」
急に悲鳴をあげる。
『運命の赤い糸…それは大きすぎず、小さすぎず…あなたの大切なものを守る』
「な…なにをあんた、どっから出て!!」
「私は巫女、この方に触れることを許さないわ」
「い…意味わかんないわよ!!」
そこにドンドンと部屋の扉が叩かれる音が聞こえた。
「な…なによ…次から次へと…」
スペアキーで杉本と恭平は中に入り服が乱れ横たわる航を見つけた。
「!? 由美子!! お前なんてことするんだ」
びくっ
「や…ちがっ私はただ、本当にあなたにあっているのか確かめたくて」
「ぐっそんなのお前に決められるほど俺は落ちぶれてない!!」
…。
「ご…ごめんなさい」
「おい、柊しっかりしろっ」
ガリっと床に砕けた石を拾う。
「由美子、お前もう一生、俺たちにも航にも近づくな」
「わ…分かったわ」
由美子はホテルを後にした。
すべてが美しい。
ラインを見ているとふっくらとした胸が見えた。
「さ、お願いします」
にこっと笑った。
「はい」
手にオイルと体に少し垂らし、優しくマッサージを始める。
「いかがでしょうか?」
「うふっ気持ちいいわ」
そんなに凝っていないような気がする。
「あと、お尻と足もお願いね」
うっ…さすがに際どすぎる。
なにを思ったのか由美子様はパンツすら履いていない。
俺がαだったら完全に襲ってる体勢なのに、逆に俺だから安心してるのか?
考えていると腕を引っ張られ体勢が前後する。
俺がベッドの上で組み敷かれ、由美子様の全裸が目の前に、ばっと目をつぶったが、ぷちぷちとスーツを脱がされていく。
「へ?」
少し目をあけると俺のモノをぱくりと口に含んだ。
「ひゃああ!!?」
「可愛い声だこと」
「ちょっゆ…由美子様!!?」
じゅじゅっと吸われる。
「あなた、勃たないのね」
「はぁはあ」
こちらまで来てキスをされた。
「うっんんっ」
顔をしっかりと掴まれているので逃げられない。
それにお客様だから変に抵抗してホテルが危うくなるのはさけたい。
舌が歯茎を舐め、俺はへにゃんとなってしまった。
「うふふ、やっぱりあなた恭平が気に入るわけだ」
「へ?」
「あら、聞いてない、私彼の許嫁なのよ」
…許嫁?
「あら、固まっちゃった?」
というと立ち上がりなにか道具を持ってきた。
「安心して、私は恭平とは結婚しないから、それにあなたたちもう運命の番ってやつなんでしょ、私はあなたを味見したいなという気持ちなだけ」
腰にベルトを巻き、先端には玩具の竿がつけられていた。
「これ、レズの時にたまに使用するから持ってるのよ」
「ひっ」
蕾にあたり、ゆっくりと挿入される。
が、どうにか逃げようとする。
「あっ」
ベッドに倒れこむ。
「ごめんね、ちょっと痺れ薬使わせてもらったわ」
体が硬直する。
両腕を縛られ、腰を浮かせ挿入の体勢に入る。
やっ…ダメ。
「こんなに濡らして私の受け入れてくれるなんて嬉しいわね」
つぷっと先端が入ると。
「やだ!? なに!!?」
急に悲鳴をあげる。
『運命の赤い糸…それは大きすぎず、小さすぎず…あなたの大切なものを守る』
「な…なにをあんた、どっから出て!!」
「私は巫女、この方に触れることを許さないわ」
「い…意味わかんないわよ!!」
そこにドンドンと部屋の扉が叩かれる音が聞こえた。
「な…なによ…次から次へと…」
スペアキーで杉本と恭平は中に入り服が乱れ横たわる航を見つけた。
「!? 由美子!! お前なんてことするんだ」
びくっ
「や…ちがっ私はただ、本当にあなたにあっているのか確かめたくて」
「ぐっそんなのお前に決められるほど俺は落ちぶれてない!!」
…。
「ご…ごめんなさい」
「おい、柊しっかりしろっ」
ガリっと床に砕けた石を拾う。
「由美子、お前もう一生、俺たちにも航にも近づくな」
「わ…分かったわ」
由美子はホテルを後にした。
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