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オーナー
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そういえばあいつ今日は来ないな、潤と久々に会ったからもやもやして鬱憤晴らしたいんだけどな
5時になり少しうとうとしてきた。
やばい、眠いかも、てかお客もういないしちょっと座ってよ。
他のスタッフは帰って俺と黒服数人だけになった。
社員はオーナーとマスターと俺とさっきまでいたキリ、
黒服は5人雇っている、その他はバイト、もちろんスタッフはみんな男が恋愛対象だ。
マスター曰くハロウィンがあるからコス考えてるって言ってたけど去年みたいな露出多いのは正直着たくない。
社員よりもバイトがコス着るの好きで楽しんでくれてるからたまに服足らなくてなしの時もあるけど、猫耳フェアの時は挿入系のもあってこれはオーナー的にはありなのか?
ってのがあった。
あ、オーナーはこのゲイバーのマネージャーみたいな人、基本お店には立たないけどお金周りとかイベントとか建物の管理とかしてる人。
オーナーのお気に入りになると給料が上がるという噂もあるけど信じてない。
カランカランと1人入ってきたので
「いらっしゃいませ」と声をかけるとオーナーだった。
「お疲れ様です」
「お疲れ様、今日は大変だったようだね」
「いえ、今日も大繁盛でしたよ」
「そうか、伊織体調は大丈夫か?」
「体調ですか?」
「うん、魚が気にかけてたけど」
「ああ、魚さんが、大丈夫です」
と笑顔を向けると
「じゃぁ伊織のおすすめのテイストで一杯もらえるか?」
「かしこまりました」
何にしようかな、若干俺も疲れてるから甘すぎないのがいいかな、キツすぎず柑橘系で仕上げよう。
「どうぞ」
「名前は?」
「今日もお疲れ様です」
「ほぉ、面白いな、ではいただこうかな
爽やかな森の中にこれは柑橘系で表したか少し甘い香りはイチゴそしてピリっと濃いめの日本酒を入れてなんとも味わい深いな」
「さすがですね、元グランドチャンピオンは」
「私の師匠が素晴らしい方だったというだけだよ」
「柊航さんでしたっけ?」
「ああ、今はご結婚されたとかなんとかで、俺もそろそろ身を固めてもいいけどな、可愛い男の娘はいないかな」
ちらっとこちらを見たので
「あ、俺はダメですよ、心に決めた人がいるので」
「それはお前片思いの相手だろ、しかも結婚してるとか、なんとか」
「オーナーは意地悪ですね」
「それとも最近見るもう1人の男を狙ってるのか?」
「最近見る……? あ、先輩のことですか?」
「先輩かは知らないけど」
「あの人はダメですよ、俺と違ってノンケなので、俺と恋なんかしたら幸せ奪っちゃいますから」
「そうか? あっちはそう思ってないみたいだけど、むしろ独り占めしたいように見えるけどな」
「アハハまたご冗談を……まぁこの前も口説かれましたけど」
「なら……」
「この話は終わりです、6時なのでお店閉店のお時間です」
「んじゃ俺も清掃手伝うか」
「オーナーはオーナーの仕事をしてください」
「うぉ熊お前いたのか」
「いましたよ、伊織さんの手伝いは俺たちがするんで」
「はいはい、じゃぁイケオジは階段上って自分の部屋に帰ります」
「イケオジって自分で言うなよな」
朝でもわいわいと賑やかなのは俺も助かる。
5時になり少しうとうとしてきた。
やばい、眠いかも、てかお客もういないしちょっと座ってよ。
他のスタッフは帰って俺と黒服数人だけになった。
社員はオーナーとマスターと俺とさっきまでいたキリ、
黒服は5人雇っている、その他はバイト、もちろんスタッフはみんな男が恋愛対象だ。
マスター曰くハロウィンがあるからコス考えてるって言ってたけど去年みたいな露出多いのは正直着たくない。
社員よりもバイトがコス着るの好きで楽しんでくれてるからたまに服足らなくてなしの時もあるけど、猫耳フェアの時は挿入系のもあってこれはオーナー的にはありなのか?
ってのがあった。
あ、オーナーはこのゲイバーのマネージャーみたいな人、基本お店には立たないけどお金周りとかイベントとか建物の管理とかしてる人。
オーナーのお気に入りになると給料が上がるという噂もあるけど信じてない。
カランカランと1人入ってきたので
「いらっしゃいませ」と声をかけるとオーナーだった。
「お疲れ様です」
「お疲れ様、今日は大変だったようだね」
「いえ、今日も大繁盛でしたよ」
「そうか、伊織体調は大丈夫か?」
「体調ですか?」
「うん、魚が気にかけてたけど」
「ああ、魚さんが、大丈夫です」
と笑顔を向けると
「じゃぁ伊織のおすすめのテイストで一杯もらえるか?」
「かしこまりました」
何にしようかな、若干俺も疲れてるから甘すぎないのがいいかな、キツすぎず柑橘系で仕上げよう。
「どうぞ」
「名前は?」
「今日もお疲れ様です」
「ほぉ、面白いな、ではいただこうかな
爽やかな森の中にこれは柑橘系で表したか少し甘い香りはイチゴそしてピリっと濃いめの日本酒を入れてなんとも味わい深いな」
「さすがですね、元グランドチャンピオンは」
「私の師匠が素晴らしい方だったというだけだよ」
「柊航さんでしたっけ?」
「ああ、今はご結婚されたとかなんとかで、俺もそろそろ身を固めてもいいけどな、可愛い男の娘はいないかな」
ちらっとこちらを見たので
「あ、俺はダメですよ、心に決めた人がいるので」
「それはお前片思いの相手だろ、しかも結婚してるとか、なんとか」
「オーナーは意地悪ですね」
「それとも最近見るもう1人の男を狙ってるのか?」
「最近見る……? あ、先輩のことですか?」
「先輩かは知らないけど」
「あの人はダメですよ、俺と違ってノンケなので、俺と恋なんかしたら幸せ奪っちゃいますから」
「そうか? あっちはそう思ってないみたいだけど、むしろ独り占めしたいように見えるけどな」
「アハハまたご冗談を……まぁこの前も口説かれましたけど」
「なら……」
「この話は終わりです、6時なのでお店閉店のお時間です」
「んじゃ俺も清掃手伝うか」
「オーナーはオーナーの仕事をしてください」
「うぉ熊お前いたのか」
「いましたよ、伊織さんの手伝いは俺たちがするんで」
「はいはい、じゃぁイケオジは階段上って自分の部屋に帰ります」
「イケオジって自分で言うなよな」
朝でもわいわいと賑やかなのは俺も助かる。
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