捨てられΩはどう生きる?

枝浬菰文庫

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子育て編

翠は琉架のことが大好き

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琉架をこの場から早く遠ざけたいが翠が「きゃきゃきゃ」としていた。

そしてさらにはチャイムがなる。
「は?」
まだ7時半なのに……早いよ!!

しかし俺は嬉しくなった。


「やっほー紅羽おじちゃんだよ~~」
「おじちゃんって良いんですか?」


「え、全然気にしない……ってどういう状況??」


琉架は相変わらずふらふらとリビングの真ん中で立っていて、多分いつ倒れてもおかしくない状態。

蒼は泣きわめいている。翠は琉架の元へ行こうと必死に椅子とバトっているところだった。


「うわぁーなんか私、修羅場なところに来ちゃった」
「修羅場でもないですが、来て頂けてよかったです」


「とりあえず蒼くん抱こうか」
蒼は抱き上げられ紅羽さんの胸元で泣き止もうと必死になっていた。

翠は椅子からおろしとりあえず琉架の元へ、ソファーに座らせ翠を抱き上げていた。


「はぁーなんかとりあえず朝から疲れた」


「あはは、お疲れ~」
「あれ、でも紅羽さん仕事は?」


「ん? ああ今日世羅せらちゃんの紹介で2人新しいαを雇うことにしたんだ」
「え? 世羅の紹介って危なくないですか?」


「んー多分大丈夫かな、信用はないけど」
「ないけどって……」

「とりあえず要さんも抜けているし人員不足はΩにとっても嫌だからね、それならまだ知り合いに紹介してもらったほうがいいかなって、それと元比嘉番長の手下らしい」


「ああ、なるほど、それならまだ安心ですね」
「そういうこと!」

「んんん////」


「え?」
「琉架くん??」


琉架は翠とソファーに一緒にいて……って一番危ない状態……。
見ると翠は琉架の首元に噛みついていた。


「え? これって成立するの?」
「いや、項じゃないし、まだ翠のバース性も分かっていないから……」


「あーあー、まーましゅき」
さらにはぎゅっと抱きついていた。


「それに多分歯まだ生えてないですよね」
「あ! 確かにじゃぁ大丈夫か」

「いや、でも琉架のほうは大丈夫じゃないみたい」


そろりと見に行くと顔が赤くなっていた。
それに何度もビクビクと体を揺らしていた。


「えっと琉架?」
「要さん、琉架くん地下室で抱いて来なよ、これじゃぁなんか琉架くんが可哀想だし」
「そうさせて頂きます……でも紅羽さん翠大丈夫ですか?」

「うん、動画でも見せておくから安心して」
「分かりました」
琉架を抱き上げ紅羽さんに「じゃぁお願いします」と伝え俺はキッチンから地下室の階段を降りていった。


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