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初めて会う人種
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エレベーターを待っていると中にいたのは朝見かけたyumeだった。
くたくたでスーツはボタン掛け違えてるし
1階につくと
こちらにもたれかかってきた。
このまま外に出すなんて危なすぎる。
「え!?」
と驚く彼をトイレに連れ込んだ。
まずはスーツ整えて、いやでも肌についてるのは間違えない精液だ。
「これで拭いてください」とハンカチを渡した。
俺は昔大事な恋人がいた。
社会人になって落ち着いてきたら結婚しようって約束していたΩがいた。
でもそのΩは運命の番 この世の中で一番の強敵といわれている人に大事な恋人をとられた。
そして数年後その恋人は性暴力により殺されたと耳に入った。
俺は体中の水分が熱くなりそれを何度も何度も吐き出し、充を殺したという男に会った。
しかしその男もどこか意識がないようでおかしな状況だった。
大事な充を他の男にとられたというのもあるがどうして充を殺したのかもわからなぬままその事件は闇へと消えた。
だから俺はαしかいない、環境に転職したのだ。
しかし朝見かけたΩは間違いなく小林さんに連れて行ってもらったあの施設のΩだ。
濃密なフェロモンとαをいいように遊ぶΩ、気持ち悪い。
ああ、どうしてこんなΩが存在するんだ。もっと自分を大事にできないんですかって言いたい。
それに誰かと番にならないのか、って言った瞬間のあの顔……絶望と悲しみが混じっていた。
もしかしたらあの人も心が許せる人がいて、でも番は成立せずに別れてしまったのか。
でも俺にはこの人の隣には立てない。
身分が違いすぎる。
エレベーター
やばい、デカイこと言っちゃった。
αからΩにってあんまないよな。
そもそもyumeってどんな人なんだろうか。
営業部に戻り
「おー遅かったな」
「すみません」
「ちょっといい」と小林さんに呼ばれる。
「ごめんね、教えてなかったんだけどこの会社にはあまり関わっちゃいけない人がいて、まずは専務と社長ね、あの2人はガチめに恐ろしいから、そしてyumeちゃん……さっき連絡来て、喧嘩売ったの本当?」
「え……」
情報流れるの早!!
「あ、成り行きで……」
「はぁー今から専務の部屋に私と福ちゃんで行くから上着着て」
「はい」
専務室
パンパンパンと淫らな音が聞こえた。
「ああ、いいよ入って」
「うっ………離して」
「なんで?」
ぐっと押し込まれたのか顔色が悪くなった。
「うっ…」
「呼び出しちゃってごめんね、yumeちゃんから聞いたんだけどさ、君喧嘩売ったんだって?」
「あ、はいあの申し訳ございません」
「ああ、いいよ、逆によくやったね」
「え?」
「君名前は?」
「営業部葉山福太郎です」
「君みたいな人を待ってたよ」
??
くたくたでスーツはボタン掛け違えてるし
1階につくと
こちらにもたれかかってきた。
このまま外に出すなんて危なすぎる。
「え!?」
と驚く彼をトイレに連れ込んだ。
まずはスーツ整えて、いやでも肌についてるのは間違えない精液だ。
「これで拭いてください」とハンカチを渡した。
俺は昔大事な恋人がいた。
社会人になって落ち着いてきたら結婚しようって約束していたΩがいた。
でもそのΩは運命の番 この世の中で一番の強敵といわれている人に大事な恋人をとられた。
そして数年後その恋人は性暴力により殺されたと耳に入った。
俺は体中の水分が熱くなりそれを何度も何度も吐き出し、充を殺したという男に会った。
しかしその男もどこか意識がないようでおかしな状況だった。
大事な充を他の男にとられたというのもあるがどうして充を殺したのかもわからなぬままその事件は闇へと消えた。
だから俺はαしかいない、環境に転職したのだ。
しかし朝見かけたΩは間違いなく小林さんに連れて行ってもらったあの施設のΩだ。
濃密なフェロモンとαをいいように遊ぶΩ、気持ち悪い。
ああ、どうしてこんなΩが存在するんだ。もっと自分を大事にできないんですかって言いたい。
それに誰かと番にならないのか、って言った瞬間のあの顔……絶望と悲しみが混じっていた。
もしかしたらあの人も心が許せる人がいて、でも番は成立せずに別れてしまったのか。
でも俺にはこの人の隣には立てない。
身分が違いすぎる。
エレベーター
やばい、デカイこと言っちゃった。
αからΩにってあんまないよな。
そもそもyumeってどんな人なんだろうか。
営業部に戻り
「おー遅かったな」
「すみません」
「ちょっといい」と小林さんに呼ばれる。
「ごめんね、教えてなかったんだけどこの会社にはあまり関わっちゃいけない人がいて、まずは専務と社長ね、あの2人はガチめに恐ろしいから、そしてyumeちゃん……さっき連絡来て、喧嘩売ったの本当?」
「え……」
情報流れるの早!!
「あ、成り行きで……」
「はぁー今から専務の部屋に私と福ちゃんで行くから上着着て」
「はい」
専務室
パンパンパンと淫らな音が聞こえた。
「ああ、いいよ入って」
「うっ………離して」
「なんで?」
ぐっと押し込まれたのか顔色が悪くなった。
「うっ…」
「呼び出しちゃってごめんね、yumeちゃんから聞いたんだけどさ、君喧嘩売ったんだって?」
「あ、はいあの申し訳ございません」
「ああ、いいよ、逆によくやったね」
「え?」
「君名前は?」
「営業部葉山福太郎です」
「君みたいな人を待ってたよ」
??
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