冷酷魔法騎士と見習い学士

枝浬菰文庫

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魔法国

トップクラスに指示

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「あぁ、すまんな、儂もこの姿だとなぜか弱くなってしまってね」


「…いいんですか? 確かキリウスが目覚めるのは明日ですよね?」


「そのことについては大丈夫…」
大きな揺れが起き始めた。


「いや、目覚めるには早すぎる…」


魔法国全体に揺れが起き始めた。



中立都市の近くに封印されていた
暗黒世界の騎士 キリウスが目覚めてしまう音がした。


外で待機していた【あまいろ】は異変を察知した。

魔法国が大きな揺れにより

緊急事態が発動した。

夜だが常に鐘が鳴り響いている


「ルイス! その姿でどうやって戦うのだ!」


「大丈夫、朝になれば元に戻る、悪いがクラウスは中立都市の騎士団長に連絡してできる限り足止めを」


「…騎士団長様が足止めしても暗黒世界の騎士のレベルはルイスにしか合っていない、昔は騎士団長様の受け持ちだったが今は…」


両手いっぱいに拳を握り

「文句を言ってないでさっさと動きなさい!!」

と強気な言葉を発した。


儂も驚いたがクラウスも驚いている


絶対にこんなルイスは見たことがないというように


毎年冷たい瞳で戦場に出向いて
キリウスと死ぬ気の戦いをしている

なのに今は命令? ではないがトップクラスとしての意識があるように見えた。

俺はすかさず跪いて

「ルイス様、ご命令を」




「朝になるまで3時間、私は魔力もちっぽけな人間だけどキリウスが私を見つけるまでにかかる時間は多くある、その間トップクラスを筆頭にキリウスの足止めと、強いモンスターを連れてくるはずよ、【あまいろ】と一緒に戦いなさい」

「御意、ルイス様はどちらに待機していますか? 護衛をお付けした方が」

「あいにくこのことを知っているのはおじいちゃん、マーベラス様だけなの
おじいちゃんには私の護衛をお願いしたいわ」


「御意、仰せのままに」


「みんなに借りを作るのは癪だけど魔法国はみんなの住む場所、守り通すわよ」

にかっと笑う
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