冷酷魔法騎士と見習い学士

枝浬菰文庫

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炎と氷を司る弟子

紅蓮②

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……。ルイス様が学院にとって負の遺産、今はトップクラスの地位にいるのに学院にいた時の扱いはひどい……。

ぎゅっと胸が苦しくなった。

こんなにもすごいお方をどうして認めないのか俺は心底この学院の闇を見てしまった。

話が終わりルイス様と紅蓮はこちらに来た。

「氷樺、悪い待たせたな」
「いえ、それよりも紅蓮に用事とはどんなことだったのですか?」


「後で話す」
そう言われ紅蓮を学院に戻し俺たちもマーベラス様のご自宅に戻った。

ディナーが用意されていた。

「食べながら話す内容でもないが今日学院に行ったのは紅蓮も俺の弟子にしようと思って様子を見に行ったんだ」

「え、俺と同じ弟子ですか?」
「ああ、紅蓮は危険対象の学生として学院に目をつけられている、卒業したところでいい職にはつけず、冷たい中で生きていくことになりかねない。
俺はもう学院からそんな子は出したくないんだ、だ……」

「だからルイス様の弟子と言うことですね」
「ああ、紅蓮は氷樺みたいに繊細な魔法は使えないから魔法研究会メンバーとしても雇えないしこのまま力のある者を俺は奪われたくない」

「ルイス様がお決めになられたのです俺は異論なしです。それに紅蓮といいライバルにもなれますし俺は嬉しいです」

「そうか、それならよかった」

「話はまとまったようじゃな」
「ああ」

「では正式に少し氷樺のほうが弟子としては早いがここに繋がりを認める」
そっか、これたしか大事な儀式なんだ。

普通に食してるからあんまり感じなかったけど。


マーベラス様ってフランシスカ様と同じくらいの権利を持ってるのか、すごいな……。

俺って今そんな中にいるってことだよね、気を抜かずに頑張らないと!!

「氷樺」
「はい、なんでしょう」

「気負わず、自然体でいいからな」
俺の心を読んでいたのかルイス様は突然そのようなことをおっしゃった。

だから俺は咄嗟に声が裏返ってしまい、
「はひっ……はい!!」と言葉にした。

「ほほほっルイスが他人に優しくするなんて明日は大嵐かのぉー」
「構いませんよ、明日大嵐にしても」

お互い一歩も引かない師匠たちを見るともうどうでもよくなってきた。


「で、本題に戻ると3日後に紅蓮の卒業試験がある、俺はその様子を氷樺と見学しそれが終わった後氷樺の修行に入っていく、異論はないか?」

「はい! よろしくお願いします」
紅蓮の試合を見るのはとても楽しみだ。
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