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炎と氷を司る弟子
ドゥーラ王国 光の道
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キフロス王国の近衛兵団が魔物退治に向かった方向の雲行きは
黒い稲妻と吹雪であたり一面を覆い隠し
一度入った者を逃がさないように魔方陣が引かれていた。
外に待機していたであろう兵が慌てて馬に乗りキフロス王国へ駆け出す姿も見た。
「ありゃーだいぶヤバそうだけど」
ちらっとルイスのほうを見たアルゴは今にも剣を抜いて相棒のドラゴンと討伐に行きそうな気がした。
しかしルイスは動かずにその様子を見ていた。
朝
「んーーーよく寝た」
と起き上がる氷樺と紅蓮。
「寒いけど、なんか清々しいって感じ」
「だね、あまいろさんが吹雪から守ってくれていたから俺たち大丈夫だったんだろうな」
「あまいろさん、ありがとうございます」と紅蓮が上を向きながらお礼を言うと
立ち上がりぶるぶると雪をはらっていた。
「師匠はアルゴ様と一緒にいるっぽいけどどこだろ」
ポンっとドラゴンは小さくなると袖を引いて師匠の方角に向かった。
森を抜け小屋がいくつか建っていた。
兵服を見る限りドゥーラ王国の近衛騎士団ということが分かった。
小屋と森の先に真っ黒な雲があった。
「2人とも起きたのであれば作業を手伝ってくれ」
「はい」
まだ1つもできていないろうそくに俺たちは愕然とした。
「これを今からやるんですか?」
「ああ、そんな時間はかからないだろ、アルゴ、そっちは任せたからな」
「了解です」
といい近衛騎士団を数人連れてどこかへ行ってしまった。
「あの、なにかあるのでしょうか?」
「アハーレ国の魔物を倒すにあたりいろいろと準備が必要だからな、アルゴにも手伝ってもらうことにした」
「そうなのですか、ありがとうございます」
「まだ礼を言うのは早いかも」
「え?」
「思った以上に魔物は強くなっている」
「……」
「まぁどうにかするようにはする」
「はい」
師匠がこう言ってるんだ、きっと大丈夫。
「氷樺、大丈夫か?」
「うん、大丈夫」
「2人とも聞いて」
「はい」
師匠が指示を出す。
「まずは導火線を作りたいからこの器の中に満杯の光魔法をそしてこっちに紅蓮の炎をそして最後に氷樺の魔法をで作っていくから」
「はい」
完成していく物に息を飲んだ。
思い描いた2人の新開発魔法は師匠の手によっていくつも編み出していく。
「きれい」
傍観者としていたドゥーラ王国の兵たちも魔法の完成を見ていた。
ポンポンポンと灯りが道にできた。
「こんなもんか」
全体を一つにまとめ師匠がそう言ったので完成したのだろう。
雪壁の間に溶けない炎のライトがいくつもの幻想を生んでいた。
これが魔法で作れるなんてすごすぎる。
「氷樺、紅蓮お疲れ様」
2人の頭の上には掌が優しく置かれた。
黒い稲妻と吹雪であたり一面を覆い隠し
一度入った者を逃がさないように魔方陣が引かれていた。
外に待機していたであろう兵が慌てて馬に乗りキフロス王国へ駆け出す姿も見た。
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ちらっとルイスのほうを見たアルゴは今にも剣を抜いて相棒のドラゴンと討伐に行きそうな気がした。
しかしルイスは動かずにその様子を見ていた。
朝
「んーーーよく寝た」
と起き上がる氷樺と紅蓮。
「寒いけど、なんか清々しいって感じ」
「だね、あまいろさんが吹雪から守ってくれていたから俺たち大丈夫だったんだろうな」
「あまいろさん、ありがとうございます」と紅蓮が上を向きながらお礼を言うと
立ち上がりぶるぶると雪をはらっていた。
「師匠はアルゴ様と一緒にいるっぽいけどどこだろ」
ポンっとドラゴンは小さくなると袖を引いて師匠の方角に向かった。
森を抜け小屋がいくつか建っていた。
兵服を見る限りドゥーラ王国の近衛騎士団ということが分かった。
小屋と森の先に真っ黒な雲があった。
「2人とも起きたのであれば作業を手伝ってくれ」
「はい」
まだ1つもできていないろうそくに俺たちは愕然とした。
「これを今からやるんですか?」
「ああ、そんな時間はかからないだろ、アルゴ、そっちは任せたからな」
「了解です」
といい近衛騎士団を数人連れてどこかへ行ってしまった。
「あの、なにかあるのでしょうか?」
「アハーレ国の魔物を倒すにあたりいろいろと準備が必要だからな、アルゴにも手伝ってもらうことにした」
「そうなのですか、ありがとうございます」
「まだ礼を言うのは早いかも」
「え?」
「思った以上に魔物は強くなっている」
「……」
「まぁどうにかするようにはする」
「はい」
師匠がこう言ってるんだ、きっと大丈夫。
「氷樺、大丈夫か?」
「うん、大丈夫」
「2人とも聞いて」
「はい」
師匠が指示を出す。
「まずは導火線を作りたいからこの器の中に満杯の光魔法をそしてこっちに紅蓮の炎をそして最後に氷樺の魔法をで作っていくから」
「はい」
完成していく物に息を飲んだ。
思い描いた2人の新開発魔法は師匠の手によっていくつも編み出していく。
「きれい」
傍観者としていたドゥーラ王国の兵たちも魔法の完成を見ていた。
ポンポンポンと灯りが道にできた。
「こんなもんか」
全体を一つにまとめ師匠がそう言ったので完成したのだろう。
雪壁の間に溶けない炎のライトがいくつもの幻想を生んでいた。
これが魔法で作れるなんてすごすぎる。
「氷樺、紅蓮お疲れ様」
2人の頭の上には掌が優しく置かれた。
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