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第1章
4.フガイの森 ~初戦闘だ!~
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冒険の準備ができた僕たちはフガイの森へ行くことにした。
森に着いたとき、僕はふと思い出した。
(あっそういえば…転生する前にハーティから鑑定眼のスキルもらったんだっけ…。たしか魔物とかアイテムの詳細が分かるって言ってたな。)
儀式を受ける前に村でいろんな道具や人を見てみると道具の値段や金額、その人の職業などの詳細を知ることができた。
(森全体を見るとどうなるんだろう……試してみるか。)
僕は森の入り口を見つめ、
(『鑑定眼』!)
心の中で呟く。すると…
『フガイの森、生息する魔物の種類:6 ダンジョンの数:2 採れる素材の種類:4』
と目の前で表示された。
へぇ...魔物とアイテムの数だけと思ってたけどダンジョンの数も分かるんだ…。
『鑑定眼』のスキルを発動する前にスキルプレートを確認したが表示されなかった。どうやら転生時にもらったスキルは表示されないらしい。ハーティが言ってた他2つの転生ボーナスらしきものも見当たらなかった。
まぁその内の1つは心当たりがあるのだが…。
「ワーくん、何してるの?早く行こ!」
「あっごめん義姉さん、すぐ行く!」
僕はあわててエミリスの後を追いかけた。
それにしても義姉さん、えらくルンルンだなぁ…。そんなに冒険に行くのが嬉しかったのかな…。
フガイの森で出現する魔物はスライム、化けきのこ、コブリン、暴れ大ブタの4種と金きのこ、コブリンナイトという希少種2種、合わせて6種だ。
その魔物たちを倒してレベル上げをしたり、たまに落ちる素材を拾って村で買い取ってもらったりする。
まぁ最初はスライムを片っ端から倒すことになるのかな。
「えい!」
ボス!
スライムを倒すと手に入るプルゲルはこの森で採れる緑草と合わせるとポーションになるから何体か倒しておこう…。
「てやぁ!」
ドコ!
……まぁ素材集めをしながらレベル上げをするのも悪くないな。でも僕の場合、スライム10匹なんだよなぁ…。
僕が敵に与えるダメージってどのくらいなんだろう…。
「せい!たぁ!」
バキ!ボコ!
2回の攻撃で倒せるとして考えると…レベル上げるのに20回も剣を振らないといけないのか…。
しかも敵の攻撃を避けながらだと……はぁ、先は長いな…。
「とりゃあ!」
ドン!
………。
「やった!倒した…倒したよワーくん!」
……いや、ん?スライム1匹倒すのに手こずりすぎじゃない?
「えっ義姉さん……魔法は?」
「あっえっと…魔法が使えるようになるのはレベル3からなんだよね…。だから最初の内は杖で攻撃しないといけないの」
えぇ……まじですか……。
じゃあ待たないで冒険したほうがよかったじゃん…。2年無駄にしてるじゃん…。
めっちゃ勧誘うけてたんでしょ…?そっち行った方がよかったじゃん…。
僕、エミリスが魔法で一網打尽にしてくれるって思ったのに...。
「でも一緒に行きたかったんだもん…。私はワーくんと一緒じゃなきゃ嫌だ!」
あっ……そこは曲げないんだ…。義姉さんって意外と寂しがりなのかな?
「とりあえず私は頑張ってレベル上げしてるんだからワーくんも一緒に頑張ってよ!」
そう言って歩き出したエミリスだったが木の根につまづいた。
「きゃあ!」
「義姉さん!大丈夫?」
僕はエミリスの手を掴んで起こした。
「平気よ。ちょっと膝を擦りむいただけ…。早くレベル上げを再開しましょう。」
その時、エミリスの背後の茂みから何か飛び出してきた。
あれは…化けきのこだ!どうしよう…このままじゃエミリスがやられてしまう…。
でも僕たちはまだレベル1…。化けきのこの推奨レベルは3だ…到底勝てる相手ではない。
(でも…だからって)
気がつくと僕はエミリスの前に立っていた。
(逃げていい理由にならないだろ!)
僕は化けきのこに剣を振り下ろした。
(たとえ致命的なダメージを与えられなくても、相手が怯めば逃げるチャンスができる。その間に義姉さんを逃がそう…。)
そして、剣が化けきのこの頭に触れた瞬間……。
『クリティカルヒット!!』
と大きい声が耳元で聞こえ…
ザシュ!
化けきのこは真っ二つに切られ、消滅した。
「……えっ?」
呆気にとられている僕の後ろでエミリスは
「やっぱり……ワーくんはすごいよ!」
となぜか褒めてくれた。
(これってもしかして...)
そう考えているとさらに茂みから化けきのこが4体現れ、僕に襲いかかってきた。
(……試してみるか。)
僕は化けきのこ目掛けて剣を突き刺した。
『クリティカルヒット!!』
風穴の空いた化けきのこは消滅した。
次にグーパンチ。
『クリティカルヒット!!』
遠くに吹っ飛ばされ、消滅。
(やっぱり……。)
3匹目はキックで、
『クリティカルヒット!!』
同じように消滅。
最後の化けきのこには呪文を唱えた。
「ファイヤ!」
『クリティカルヒット!!』
化けきのこは真っ黒こげになって消滅した。
……そして、
『レベルが1上がりました。』
僕はレベルが上がり、疑問に思っていたことも確信に変わった。
僕が女神からもらった転生ボーナス1つ目、それは……"攻撃時に必ずクリティカルヒット"が出ることだったのだ。
『今回の戦闘でExスキル"会心必中"が確認されました。』
これ、もしかして...最強じゃない?
森に着いたとき、僕はふと思い出した。
(あっそういえば…転生する前にハーティから鑑定眼のスキルもらったんだっけ…。たしか魔物とかアイテムの詳細が分かるって言ってたな。)
儀式を受ける前に村でいろんな道具や人を見てみると道具の値段や金額、その人の職業などの詳細を知ることができた。
(森全体を見るとどうなるんだろう……試してみるか。)
僕は森の入り口を見つめ、
(『鑑定眼』!)
心の中で呟く。すると…
『フガイの森、生息する魔物の種類:6 ダンジョンの数:2 採れる素材の種類:4』
と目の前で表示された。
へぇ...魔物とアイテムの数だけと思ってたけどダンジョンの数も分かるんだ…。
『鑑定眼』のスキルを発動する前にスキルプレートを確認したが表示されなかった。どうやら転生時にもらったスキルは表示されないらしい。ハーティが言ってた他2つの転生ボーナスらしきものも見当たらなかった。
まぁその内の1つは心当たりがあるのだが…。
「ワーくん、何してるの?早く行こ!」
「あっごめん義姉さん、すぐ行く!」
僕はあわててエミリスの後を追いかけた。
それにしても義姉さん、えらくルンルンだなぁ…。そんなに冒険に行くのが嬉しかったのかな…。
フガイの森で出現する魔物はスライム、化けきのこ、コブリン、暴れ大ブタの4種と金きのこ、コブリンナイトという希少種2種、合わせて6種だ。
その魔物たちを倒してレベル上げをしたり、たまに落ちる素材を拾って村で買い取ってもらったりする。
まぁ最初はスライムを片っ端から倒すことになるのかな。
「えい!」
ボス!
スライムを倒すと手に入るプルゲルはこの森で採れる緑草と合わせるとポーションになるから何体か倒しておこう…。
「てやぁ!」
ドコ!
……まぁ素材集めをしながらレベル上げをするのも悪くないな。でも僕の場合、スライム10匹なんだよなぁ…。
僕が敵に与えるダメージってどのくらいなんだろう…。
「せい!たぁ!」
バキ!ボコ!
2回の攻撃で倒せるとして考えると…レベル上げるのに20回も剣を振らないといけないのか…。
しかも敵の攻撃を避けながらだと……はぁ、先は長いな…。
「とりゃあ!」
ドン!
………。
「やった!倒した…倒したよワーくん!」
……いや、ん?スライム1匹倒すのに手こずりすぎじゃない?
「えっ義姉さん……魔法は?」
「あっえっと…魔法が使えるようになるのはレベル3からなんだよね…。だから最初の内は杖で攻撃しないといけないの」
えぇ……まじですか……。
じゃあ待たないで冒険したほうがよかったじゃん…。2年無駄にしてるじゃん…。
めっちゃ勧誘うけてたんでしょ…?そっち行った方がよかったじゃん…。
僕、エミリスが魔法で一網打尽にしてくれるって思ったのに...。
「でも一緒に行きたかったんだもん…。私はワーくんと一緒じゃなきゃ嫌だ!」
あっ……そこは曲げないんだ…。義姉さんって意外と寂しがりなのかな?
「とりあえず私は頑張ってレベル上げしてるんだからワーくんも一緒に頑張ってよ!」
そう言って歩き出したエミリスだったが木の根につまづいた。
「きゃあ!」
「義姉さん!大丈夫?」
僕はエミリスの手を掴んで起こした。
「平気よ。ちょっと膝を擦りむいただけ…。早くレベル上げを再開しましょう。」
その時、エミリスの背後の茂みから何か飛び出してきた。
あれは…化けきのこだ!どうしよう…このままじゃエミリスがやられてしまう…。
でも僕たちはまだレベル1…。化けきのこの推奨レベルは3だ…到底勝てる相手ではない。
(でも…だからって)
気がつくと僕はエミリスの前に立っていた。
(逃げていい理由にならないだろ!)
僕は化けきのこに剣を振り下ろした。
(たとえ致命的なダメージを与えられなくても、相手が怯めば逃げるチャンスができる。その間に義姉さんを逃がそう…。)
そして、剣が化けきのこの頭に触れた瞬間……。
『クリティカルヒット!!』
と大きい声が耳元で聞こえ…
ザシュ!
化けきのこは真っ二つに切られ、消滅した。
「……えっ?」
呆気にとられている僕の後ろでエミリスは
「やっぱり……ワーくんはすごいよ!」
となぜか褒めてくれた。
(これってもしかして...)
そう考えているとさらに茂みから化けきのこが4体現れ、僕に襲いかかってきた。
(……試してみるか。)
僕は化けきのこ目掛けて剣を突き刺した。
『クリティカルヒット!!』
風穴の空いた化けきのこは消滅した。
次にグーパンチ。
『クリティカルヒット!!』
遠くに吹っ飛ばされ、消滅。
(やっぱり……。)
3匹目はキックで、
『クリティカルヒット!!』
同じように消滅。
最後の化けきのこには呪文を唱えた。
「ファイヤ!」
『クリティカルヒット!!』
化けきのこは真っ黒こげになって消滅した。
……そして、
『レベルが1上がりました。』
僕はレベルが上がり、疑問に思っていたことも確信に変わった。
僕が女神からもらった転生ボーナス1つ目、それは……"攻撃時に必ずクリティカルヒット"が出ることだったのだ。
『今回の戦闘でExスキル"会心必中"が確認されました。』
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