海猫亭の怪奇

水竜寺葵

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登場人物紹介

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※注意※

 ※この物語は過去に実在した人物達をモデルに書いたフィクションであり、架空のお話です。実在した人物・団体・モデルにした時代背景などとは一切関係がありません。
あくまで歴史ファンタジーとしてお楽しみください。暴言、暴力的表現および残酷模写が含まれております苦手な方はご注意下さい。

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登場人物紹介

名前:細野春香ほそのはるか
性別:女 年齢:十五歳 一人称:私
設定:この物語の主人公。地味であまり目立たないおとなしい子で、控え目な性格をしており、どこにでもいる普通の女の子。学校では優等生で、それ故にクラスメイトからいじめを受けている。夏休みの宿題で海猫亭の歴史についてレポートを書くため、クラスメイト達と共に屋敷へと訪れた。そこで怪事件に巻き込まれることとなる。

名前:羽柴洋子はしばようこ
性別:女 年齢:十五歳 一人称:私
設定:ギャル気取りでいじめっ子グループのリーダー。勝ち気な性格をしており、テレビで見たギャルにあこがれを抱き校則を破りピアスをつけたり髪の毛を分からない程度に茶色に染めたりしている。
大人しくて真面目な優等生で自分より勉強ができる春香を目の敵にしていて、何かある度に陰口や嫌がらせをしていた。
今回海猫亭に行くにあたって四人行動をしないといけないという先生の言葉により、春香と無理矢理組まされて正直いい迷惑だと思っている。
怪事件が起こり一人ずつ消えていく恐怖に「何で私がこんな目に合わなきゃならないのよ」と悲観な思いで、全ての元凶は地味子(春香)と組まされたせいだと他人のせいにして逃げていた。そして春香がさっさといなくなればここから出られるのにと思っている。

名前:秋田広美あきたひろみ
性別:女 年齢:十五歳 一人称:私
設定:洋子の友達で彼女の取り巻きの一人。小学校の頃はいじめられる側だったが、中学に入り春香をいじめることで自分の居場所を保とうとしているようだ。
性格は優柔不断で強い者の下に就けば自分は安泰だと思っているタイプ。洋子達と共に春香をいじめて優越感に浸ることで彼女は自分が偉くなったようなつもりでいる様子。怪事件が起こり早くこの屋敷から逃げたいとばかり思っている。いざという時は洋子達を切り捨てて自分だけ逃げ出すことも考えているようだが。

名前:山根由紀子やまねゆきこ
性別:女 年齢:十五歳 一人称:私
設定:洋子とは小学校からの友達で、彼女の取り巻きの一人。リーダーである洋子が春香をターゲットにしたことにより悪質ないじめをしては優越感に浸っている。先生の前ではいい子のふりをして、陰で春香をいじめては楽しんでいるサドリスト。洋子には従順で彼女の言う通りに嫌がらせをしている。怪事件が起こり一人ずつ消えていくという状況で「どうして私が」と思っている。そんな中でも春香がさっさと消えてしまえばいいのにと悪いことを考えているようだ。

名前:高田真一たかだしんいち
性別:男 年齢:十八歳 一人称:僕
設定:肝試しの為海猫亭へとやってきた学生陣の一人。性格はお調子者で悪ふざけが絶えない。クラスメイトの女子が昼間に屋敷の中に人影を見たという噂の真相を確かめるため、友達を誘い森の中を歩いていたが洋館の近くまで着た途端急な雷雨に見舞われ春香達と出会う。雨宿りだけだと軽い気持ちで入った海猫亭で怪事件に巻きこまれて恐怖におびえる。

名前:前田洋祐まえだようすけ
性別:男 年齢:十八歳 一人称:俺
設定:肝試しをしようと言い出した真一に賛同してついてきた少年の一人。
バカ騒ぎが好きで海猫亭探検もそのうちの一つのつもりだった。軽い気持ちでやってきた洋館で怪事件に巻き込まれてしまう。

名前:市川裕也いちかわゆうや
性別:男 年齢:十八歳 一人称:ぼく
設定:真一の友達で肝試しをやろうと話を持ちかけられてやってきた少年。どうせ何も起きないだろうと思い二人を脅かそうと色々とグッズを持ってきていた。急な雷雨のせいで予定が狂い洋館に泊まることとなり何か起こるのではないかと期待に胸を弾ませている。しかし海猫亭で怪事件が起こり自分達の身も危険なんじゃないかと考え屋敷から逃げ出そうと試みた。

名前:真辺信一郎まなべしんいちろう
性別:男 年齢:四十歳 一人称:オレ
設定:歴史と今という題材で海猫亭へと取材の旅に来ていたルポライターの男性。表向きは歴史ロマンの取材だが実際は海猫亭で起こる神隠しに変死体の謎を解くためにやってきていた。海猫亭の謎を解く鍵を手に入れた事がきっかけで怪事件に巻き込まれていく。

名前:矢渡孝弘やわたりたかひろ
性別:男 年齢:三十五歳 一人称:俺
設定:信一郎の連れでカメラマンの男性。高校を卒業後に記者の同行カメラマンとして就職。信一郎と組み五年間一緒に仕事をしている。
海猫亭に住人がいるなんて話は聞いた事がなく、最初から天月達の事を調べる気満々でカメラでいたるところを撮影していた。怪事件の謎を解き明かそうとして事件に巻き込まれていく。

☆海猫亭の住人達☆

名前:天月志郎あまつきしろう 
性別:男 年齢:二十七歳 一人称:ワタシ
設定:海猫亭の住人の一人でこの屋敷を管理しているという管理人。常に軍服姿で物腰穏やかな好青年。誰に対しても丁寧語で話す。雷雨の中やってきた春香達を優しく招き入れ雨が止むまでの間と一晩屋敷に泊ることを許可した。
春香が独りぼっちで寂しそうにしている時や不安に駆られている時、何処からともなく現れては彼女をなだめる。春香には優しい彼だが何かを隠している様子。

名前:木下輝夫きのしたてるお
性別:男 年齢:四十五歳 一人称:ワシ
設定:天月の下で働いている男性。屋敷の住人達に指示を出し統率するのが仕事。彼も常に軍服姿で穏やかな眼差しのおじ様。
住人達の中では一番の年長者だが威張ったりせずみな平等に見ている様子。
怪事件が起こり一人ずつ消えていくという状況に、春香が恐怖に怯えていると優しく語りかけて安心させようとしてくれたりと、何かと彼女を気にかけているようだ。事件について真相を知っている様子だが……。

名前:照本総司てるもとそうじ
性別:男 年齢:三十五歳 一人称:わたし
設定:海猫亭で料理を担当している男性。常に白い軍服姿で笑顔が眩しい優男。怪事件が起こり不安がる春香に夜食を持って行ったり、試作品だと言っておやつを作っては部屋に入ってきたりと彼女に優しく語りかけてくれる。
誰に対しても優しくてどこか憎めない笑顔の彼だが何か裏がある様子。

名前:月影平米つきかげへいべい
性別:男 年齢:十九歳 一人称:オレ
設定:天月の補佐で書類整理や屋敷の掃除などをしている青年。ここの住人達の制服である軍服を常にきている。真一達と年が近いがどこか大人びていて確りとした性格の男の子。春香が雨に怯えている時優しく声をかけそっと羽織で震える体を温めてくれたりと、彼女が泣いている時や怖がっている時に姿を現しては励ます。
屈託のない笑みを浮かべる青年に春香も次第に心を開いていく。そんな彼も怪事件について何か知っている様子だが?

名前:山野隆利やまのたかとし
性別:男 年齢:十八歳 一人称:おれ
設定:月影を先輩と呼び彼の下で一緒に書類整理や清掃の仕事をしている。軍服姿で帽子を被っているが時折帽子だけ外すこともある。
春香が落ち込んでいる時、彼女が好きなカスミソウを摘んで持ってきては、元気になるまで話を聞いてくれる優しい少年。怪事件に巻き込まれ怖がる彼女の側に時折現れては「大丈夫?」と心配してくれる。そんな彼の優しさに春香は次第に普通に話ができるようになっていく。
怪事件に関与している可能性もあるようだが……。

名前:雪宮真男ゆきみやまお
性別:男 年齢:十二歳 一人称:ボク
設定:天月達のお世話係をしているあどけなさの残る少年。常日ごろから軍服姿で帽子を被っているようだ。春香に敬語を使われ少し悲しそうな顔をする。尊敬している人に対しては敬語だが、それ以外の人に対しては冷たい。
春香を気遣いよく部屋に遊びに来たりする。彼女もはじめは戸惑っていたが、年下の男の子になつかれるのは嬉しいようで直ぐに打ち解けた。
怪事件が起こり不安がる春香を優しくあやす姿は年よりも大人びて見える。事件について彼女には言えない何か秘密を知っている様子。

名前:浅井幸雄あさいゆきお
性別:男 年齢:十七歳 一人称:俺
設定:浅井兄弟の兄。軍服姿で帽子は外している。右目は眼帯をつけていて左目も視力があまりよくない様子。平米と隆利と共に屋敷の手入れや掃除の仕事をしている。
春香の事をとても心配しており彼女の部屋へと行ってはたわいもない話をして和ませたり、友達から酷い言われようをした春香に優しい言葉をかけるなど気遣う。そんな彼も怪事件の真相に絡んでいるようだが……。

名前:浅井太知あさいたいち
性別:男 年齢:十六歳 一人称:ぼく
設定:浅井兄弟の弟。軍服姿で幸雄同様帽子は外している。兄と共に平米や隆利の手伝いをしたり、天月達が管理室で仕事をしている間書類の整理をしたりしている。
春香が不安になっている時優しく話しかけ落ち着くまで側にいてくれたりと彼女の事を気にかけている様子。
穏やかでおとなしい性格の彼も怪事件の真相を知っているようだが。

名前:宮野裕次郎みやのゆうじろう
性別:男 年齢:二十二歳 一人称:オレ
設定:平米達を指導したりしながら天月達の仕事を手伝う秘書みたいな事をしている。几帳面な性格。軍服姿で帽子は絶対に外さない。顔を覆い隠すかのようにいつも布をマフラーの様に巻いている。寡黙であまり喋らない彼だが春香に対してだけは自分から話しかけたりする不思議な人。年の割には声が低く落ち着いているので年上に見られがち。そんな彼も事件に何らかのかかわりがあるようだ。
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