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1・百二十年後
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『始まりの日』や『大異変』と呼ばれた、物理因果律低下現象が起きて百二十年。
超能力は、奇蹟の産物から、世界の常識を経て、日常になった。
澤地藍は依頼で合同庁舎…具体的には財務省の一室で人を待っていた。
肩に掛かる程の黒髪と臙脂色のスーツと同じ色のタイトスカートはこの場には似つかわしくないが、これが彼女の一張羅な上に仕事上の接客着である。縁が強調されたメガネは伊達だが、彼女の特異能力の性質上、精神的にメガネは必須だった。
「いや、仕事場で待ち合わせってどうなんだよ?」
普段会議に使われている部屋らしく、長テーブルとパイプ椅子、電子黒板が整然と並べられており、その場に一人…途中の自販機で買った缶コーヒーと、依頼内容の詳細を記した書類の入った茶封筒を机の上に乗せて、欠伸を一つ…
「お待たせしました」
出入り口から二人が入って来る。一人は身なりの整った三十代後半か四十代前半程に見える男性と、彼の部下らしい二十台後半程の男性…
「…で、早速、これが調査結果です」
茶封筒を上司っぽい男性に手渡す。
「…え~と、詳細をご説明いたしますか?」
「頼む」
受け取った上司男性が頷き、一つ咳払いする藍…
「現状、捜索を依頼された対象は廃棄物処分場で跡形もなく裁断され、別の製品への処理を受けて、東京島の埋め立てに使用される為に、船に揺られてます」
藍の言葉が淡々と告げられると、
「亜〇ちゃああああぁぁぁああん‼」
天に向けて叫ぶ上司。
「誰だ⁉誰が〇美ちゃんを殺した⁉」
「それは知りません。」
「キミは『千里眼』の能力が特化しているのだろう⁈」
掴み掛かる勢いの上司男性が狂気を露にしている。
対する藍は理性…と言うより、呆れた目線を目の前に迫る男性に向けている。と、
「最初にご説明したと思いますが、私の『千里眼』は現在視限定です。犯人捜しは他を当たって頂けると有難いです。それと、どんだけ、金掛けて魔改造したか知りませんが、『亜〇ちゃん』の保管場所を厳重にすべきでしたね?他のシリコンの嫁が泣きますよ?ってか、お付き合いしている彼女さんが狂乱しますよ?」
藍が、つらつらと語り出す。その言葉と共に上司男性の狂気が怒気に変わり…
「あいつかあああぁぁあぁあ‼」
叫ぶと、上司さんが部屋から出て行く…
「止めに行かんで、良いのか?白井?」
その場に残った藍の一言に、
「目の上のたんこぶの腫れが引いて、助かるよ」
残った青年職員…白井がぼやき気味に返答…こちらの部屋まで届く男女の罵声を伴う争いの騒音が轟いて来る…
「これ、やる」
と、途中で買った缶コーヒーを白井に手渡し、藍は退室。
「…相変わらず、ブラックか」
文句を言いながらも、タブを開けて、一口飲み込む。
…超能力がありふれた世界から五年後、一つの小説作品が発表された…
題名は『青い不死鳥の物語』。その当時も解明されていない超能力世界の起源を著わした娯楽小説…いわゆるライトノベル作品である。だが、この作品に記された幾つかの事柄が現実に証明された事で、注目が集まり、超能力暗黒時代を紐解く歴史書として、また、超能力者のあるべき姿を示す超能力者の指南書として、世界に拡散…現在、世界中で最も読まれているライトノベルとして認知されている…
…この物語の主人公は『鳳葵』。
一部では『始まりの少女』と呼ばれているが、その存在は公的記録が存在しない。戸籍から住民票、小中学校の公的・私的記録から、関わったであろう人物の記憶…彼女の両親と思われる人物から、彼女の一番の親友である『青い不死鳥の物語』の作者に至るまで、彼女の存在は消え去っていた…この完全とも思える記憶操作から、一部では葵を『実在する架空の人物』と評する者もいる…
一週間後、同じビルの同じ部屋に藍がいる。
…ただし、居合わせている人物は一部違いがある…
「新しいお前の上司か?」
藍の目線の先には五十台の脂ぎった男性…
「お前に仕事を紹介する予定の人だ」
失礼な視線に白井が藍を肘で突く。
「紹介してもらう程、落ちぶれてもいないぞ」
険しい目線で返す藍。
「良いから話を聞け‼」
反抗的な藍を強引に椅子に座らせる。
「あ、申し訳ありません。お掛け下さい」
と、白井が五十代男性に着席を促し、
「『青い不死鳥の物語』を知っているか?」
席に着く五十代男性。そこで、液晶黒板にあらかじめ入力していた画面を映し出す。
実写版四作目の『青い不死鳥の物語』のイメージイラストだ。
「…コレから聞いているなら、ご存じでしょう」
藍が顎で白井を示す。
「白井君から聞いているが、大分、態度が悪いな…」
不満が口に出てしまう五十代男性が液晶黒板に別の画像を映す。
「簡潔に言わせてもらうと、この物語が実際に起きた事かの検証をしてほしい」
「今更ですね?政府の正式な見解では、創作と断じていたでしょう?」
「五十年前の政府見解か?『創作』と言う判断が気に食わないのかな?」
「そちらこそ、アメリカに配慮する必要がなくなったのですか?」
バチバチにやり合う二人…だが、
「調査結果は都度、白井君に電子データで渡してくれ」
五十代男性が席を立ち、出入口に向かうと、
「期限は決めんが、可能なら一年以内に頼むぞ」
歩きながら、藍に指差して退室…
「お見送りは良いのか?」
指差された事に不快感を覚えながら、藍は残った白井に嫌味を零す。
「それこそ、俺の上司がするさ」
「何処の誰だと思う?」
「総理大臣目指してるキャリア組…内調かな?」
「見たのか?」
「いや、勘だ。が、身元を示す物を一切、持ってなかったのは怪しいな」
悪い顔と悪い笑みを浮かべる藍…
「お前に俺の嫁になる女は紹介出来ないな」
若干、藍から引いてしまう白井に、
「シリコンの嫁なんて紹介されても、困るぞ」
「前の上司の話をするな」
…この時、藍の瞳…と言うか視覚には、幾人もの思念体が見えていた。宙に浮いている者、その場に佇むだけの者、床面に伏している者、中には、首だけ、手足だけの思念体も浮かんだり、床面に転がっていたり…
藍の瞳には現在視千里眼の能力の他に、思念体を視る能力も備わっている。しかも、その思念体に触れると思念体の元となった人物の物語を体験する事も可能…と言っても、余程、強い思念を持ったモノでなければ過去の追体験は出来ず、目の前に見える思念体達ではその怨念を彼女に見せられない…
「こんな所で働いているから、苦しむ事になる」
僅かに眉をひそめて、藍が呟くと、
「何だ?」
白井が反応する。が、
「何でもない」
部屋の出入口に向かう藍とその背を追う白井…
「まず、どこから攻める?」
「物語の始まりの地から攻めるのがセオリーだが…第一章は無視するぞ」
退室する二人。藍にしか視認されない幾つもの思念体が部屋の中に取り残される。
超能力が認知されて百二十年後…科学技術の飛躍的な進歩もなく、かと言って、超能力を駆使した産業的発展が意図的に抑制された世界…
『実在する架空の人物』である鳳葵が『始まりの少女』となる軌跡を巡り、当時、唯一の超能力者だった少女の身に何が起こったのか?の真相を探る旅がこうして始まった…
超能力は、奇蹟の産物から、世界の常識を経て、日常になった。
澤地藍は依頼で合同庁舎…具体的には財務省の一室で人を待っていた。
肩に掛かる程の黒髪と臙脂色のスーツと同じ色のタイトスカートはこの場には似つかわしくないが、これが彼女の一張羅な上に仕事上の接客着である。縁が強調されたメガネは伊達だが、彼女の特異能力の性質上、精神的にメガネは必須だった。
「いや、仕事場で待ち合わせってどうなんだよ?」
普段会議に使われている部屋らしく、長テーブルとパイプ椅子、電子黒板が整然と並べられており、その場に一人…途中の自販機で買った缶コーヒーと、依頼内容の詳細を記した書類の入った茶封筒を机の上に乗せて、欠伸を一つ…
「お待たせしました」
出入り口から二人が入って来る。一人は身なりの整った三十代後半か四十代前半程に見える男性と、彼の部下らしい二十台後半程の男性…
「…で、早速、これが調査結果です」
茶封筒を上司っぽい男性に手渡す。
「…え~と、詳細をご説明いたしますか?」
「頼む」
受け取った上司男性が頷き、一つ咳払いする藍…
「現状、捜索を依頼された対象は廃棄物処分場で跡形もなく裁断され、別の製品への処理を受けて、東京島の埋め立てに使用される為に、船に揺られてます」
藍の言葉が淡々と告げられると、
「亜〇ちゃああああぁぁぁああん‼」
天に向けて叫ぶ上司。
「誰だ⁉誰が〇美ちゃんを殺した⁉」
「それは知りません。」
「キミは『千里眼』の能力が特化しているのだろう⁈」
掴み掛かる勢いの上司男性が狂気を露にしている。
対する藍は理性…と言うより、呆れた目線を目の前に迫る男性に向けている。と、
「最初にご説明したと思いますが、私の『千里眼』は現在視限定です。犯人捜しは他を当たって頂けると有難いです。それと、どんだけ、金掛けて魔改造したか知りませんが、『亜〇ちゃん』の保管場所を厳重にすべきでしたね?他のシリコンの嫁が泣きますよ?ってか、お付き合いしている彼女さんが狂乱しますよ?」
藍が、つらつらと語り出す。その言葉と共に上司男性の狂気が怒気に変わり…
「あいつかあああぁぁあぁあ‼」
叫ぶと、上司さんが部屋から出て行く…
「止めに行かんで、良いのか?白井?」
その場に残った藍の一言に、
「目の上のたんこぶの腫れが引いて、助かるよ」
残った青年職員…白井がぼやき気味に返答…こちらの部屋まで届く男女の罵声を伴う争いの騒音が轟いて来る…
「これ、やる」
と、途中で買った缶コーヒーを白井に手渡し、藍は退室。
「…相変わらず、ブラックか」
文句を言いながらも、タブを開けて、一口飲み込む。
…超能力がありふれた世界から五年後、一つの小説作品が発表された…
題名は『青い不死鳥の物語』。その当時も解明されていない超能力世界の起源を著わした娯楽小説…いわゆるライトノベル作品である。だが、この作品に記された幾つかの事柄が現実に証明された事で、注目が集まり、超能力暗黒時代を紐解く歴史書として、また、超能力者のあるべき姿を示す超能力者の指南書として、世界に拡散…現在、世界中で最も読まれているライトノベルとして認知されている…
…この物語の主人公は『鳳葵』。
一部では『始まりの少女』と呼ばれているが、その存在は公的記録が存在しない。戸籍から住民票、小中学校の公的・私的記録から、関わったであろう人物の記憶…彼女の両親と思われる人物から、彼女の一番の親友である『青い不死鳥の物語』の作者に至るまで、彼女の存在は消え去っていた…この完全とも思える記憶操作から、一部では葵を『実在する架空の人物』と評する者もいる…
一週間後、同じビルの同じ部屋に藍がいる。
…ただし、居合わせている人物は一部違いがある…
「新しいお前の上司か?」
藍の目線の先には五十台の脂ぎった男性…
「お前に仕事を紹介する予定の人だ」
失礼な視線に白井が藍を肘で突く。
「紹介してもらう程、落ちぶれてもいないぞ」
険しい目線で返す藍。
「良いから話を聞け‼」
反抗的な藍を強引に椅子に座らせる。
「あ、申し訳ありません。お掛け下さい」
と、白井が五十代男性に着席を促し、
「『青い不死鳥の物語』を知っているか?」
席に着く五十代男性。そこで、液晶黒板にあらかじめ入力していた画面を映し出す。
実写版四作目の『青い不死鳥の物語』のイメージイラストだ。
「…コレから聞いているなら、ご存じでしょう」
藍が顎で白井を示す。
「白井君から聞いているが、大分、態度が悪いな…」
不満が口に出てしまう五十代男性が液晶黒板に別の画像を映す。
「簡潔に言わせてもらうと、この物語が実際に起きた事かの検証をしてほしい」
「今更ですね?政府の正式な見解では、創作と断じていたでしょう?」
「五十年前の政府見解か?『創作』と言う判断が気に食わないのかな?」
「そちらこそ、アメリカに配慮する必要がなくなったのですか?」
バチバチにやり合う二人…だが、
「調査結果は都度、白井君に電子データで渡してくれ」
五十代男性が席を立ち、出入口に向かうと、
「期限は決めんが、可能なら一年以内に頼むぞ」
歩きながら、藍に指差して退室…
「お見送りは良いのか?」
指差された事に不快感を覚えながら、藍は残った白井に嫌味を零す。
「それこそ、俺の上司がするさ」
「何処の誰だと思う?」
「総理大臣目指してるキャリア組…内調かな?」
「見たのか?」
「いや、勘だ。が、身元を示す物を一切、持ってなかったのは怪しいな」
悪い顔と悪い笑みを浮かべる藍…
「お前に俺の嫁になる女は紹介出来ないな」
若干、藍から引いてしまう白井に、
「シリコンの嫁なんて紹介されても、困るぞ」
「前の上司の話をするな」
…この時、藍の瞳…と言うか視覚には、幾人もの思念体が見えていた。宙に浮いている者、その場に佇むだけの者、床面に伏している者、中には、首だけ、手足だけの思念体も浮かんだり、床面に転がっていたり…
藍の瞳には現在視千里眼の能力の他に、思念体を視る能力も備わっている。しかも、その思念体に触れると思念体の元となった人物の物語を体験する事も可能…と言っても、余程、強い思念を持ったモノでなければ過去の追体験は出来ず、目の前に見える思念体達ではその怨念を彼女に見せられない…
「こんな所で働いているから、苦しむ事になる」
僅かに眉をひそめて、藍が呟くと、
「何だ?」
白井が反応する。が、
「何でもない」
部屋の出入口に向かう藍とその背を追う白井…
「まず、どこから攻める?」
「物語の始まりの地から攻めるのがセオリーだが…第一章は無視するぞ」
退室する二人。藍にしか視認されない幾つもの思念体が部屋の中に取り残される。
超能力が認知されて百二十年後…科学技術の飛躍的な進歩もなく、かと言って、超能力を駆使した産業的発展が意図的に抑制された世界…
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