リトル英雄

初めての修理

ヒーロー高校二年生！
中型免許を取得したが原付以外のバイクはまだ無い。
そこで工場の裏に有る廃車置き場へ行ってみたら直せば乗れそうなバイクが数台有った。
その中から選んだのが「ヤマハＤＴ９０」モトクロスタイプのバイクだがまだまだ乗れそうなので父親に話して譲ってもらった！
今まで原付以外のバイクは修理の経験は無いが基本は学校の授業で勉強済みだった。
先ずはエンジンが大丈夫かキックペダルを踏んでみる。
圧縮も有り大丈夫そうだ。
先ずは外装を車体から外した。
タンク、シート、サイドカバー等を外し整備をしやすくしてみた。
次にキャブレターを外し分解してみた。
思っていたほど悪くはない。
キャブレターを分解しキャブレタークリーナーの液に沈め汚れを落とす為に数時間放置する。
次にスパークプラグを外し点検、プラグは真っ黒で使い物にならないので交換する。
新しいプラグをプラグキャップに付けプラグの鉄の部分をエンジンのシリンダーベッドに接触させイグニッションキーをONにしキックペダルを踏んでみる！「パチパチ」プラグに火が飛びOK、点火系は問題無し。
キャブレターを綺麗にしバイクに組付ける。
燃料タンク内は若干の錆が有るが問題なさそうなのでガソリンを入れ車体に組付ける。
イグニッションキーをONにしキックを数回踏んでみた。
「パンパン」かかった！エンジンの異音も無く調子も良さそうだ。
外装を取り付け工場の中で走らせた。
ヒーローは初めての修理で簡単にバイクを甦えさせた。
この時「俺は修理に関しては天才だな」と思った。
細かな部分を磨いたり清掃したりし何とか乗れる状態に仕上がった。