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2話

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今日は日曜。僕にとっては週に1度だけの楽しみな日。そうそれは前にも言ったけど、先生の家へ行く日だからなのである。

実は今日、先生が外でデートしよう。そう僕にメールを送ってきた。

いつも家でしか過ごせない。あ、家でも充分楽しいよ?だって、勉強はちょっぴりめんどいけれど終わったあとには抱きついてチューして「よく頑張ったな。」って褒めてくれるし、一緒に撮ったドラマを見たり、ご飯を食べたり、2人でベッドで寝たり、なんでもないことかもしれないけど僕にとってはものすごく幸せなんだ。

やっぱり、平日は学校があるからあまり仲良くすることが出来ない。

でも、週4で英語の授業があって実際にはほぼ毎日会える。
先生はなんでもない振りをしていてるのだが僕は英語、先生の授業の時にはずっと先生を見つめている。
あの人が恋人。うん、いくらでも自慢ができちゃうな。本当に大好き。本来僕は男が好きなわけでは無い。ただたまたま好きになったのが先生だっただけ。

実はこの前英語の単元テストがあり先生に教えてもらったのにも関わらず72点と微妙な点数だった。もちろん日曜、先生にもちょっとだけ怒られちゃったよ笑でもそれは先生が悪いんだよ。こんなに惚れさせる魅力を先生が持っているのだから。

今日は、近くのデパートへ先生と二人で来た。

ちなみに、僕は黒の無地の服にネックレスをしているシンプルコーデ。

先生は、白のロゴ付きの服にジーンズ。

そう、普段スーツ姿で髪をオールバックにしている先生も好き。

でも、さすがに休みの日まではそんなきちりとしていなくて、前髪を下ろして整えている先生もタイプそのものなのだ。

どっちの先生も好きで、すれ違いざまに「何あの人!?めっちゃカッコイイんだけど!!」そんなふうに言われていることに自覚がない先生も中々の鈍感だなぁ。そんなふうに思った。
そんな、天然な先生も含めて全てが好き。

一言でいうと先生のことが好きすぎる。

今日は、まわらない寿司屋さんへと連れてってもらった。

この回らないお寿司屋さんは回転寿司とは違い少し高級感があって値段もそれなりなのだ。

遠慮がちな僕に、先生はどんなけでも食べてもええよ。

と、言ってくれて「わかった!」と反応した僕。

先生は「かわいいなぁ。」そう言いながら僕の頭を撫でてくれる。

もちろん、人の前では先生も控えめにやってる。

家では違う1日中、ぎゅっと抱きしめっぱなし。動こうと思うと「行かないでよ。」そう先生は僕の耳元で囁やき、僕を逃がさない。

すると、僕は頬が赤くなってしまい気持ちとは違い口では素直に従っちゃう。なんてことだ!!

先生「おい。うちの中では先生呼びじゃねーだろ?名前で呼べよ。」

僕「うぅぅ… ゆ・・・ゆ・・・ゆうと・・さん。」

そう僕は、先生を名前で呼ぶことは緊張しすぎて厳しい。

でも、それをわかっている先生はあえて言わせ僕をからかって遊んでるのだ。

僕「ひどいよ!」そう言い拗ねる。

先生「ごめんごめん。いじめすぎた。ほら、顔こっち向ーけーて。」

そう、僕に囁き

顔を先生の方に向けた。すると先生はチュッと僕の額に唇を落とす。

僕はこの行為に弱いんだよね。もう結局先生の思い通り。
そんなふうに、ずっと密着していられることがどれほど幸せか。
好きな人と一緒にいれる時間。本当に大切だなぁ。そんなふうに思い日曜日が終わった。
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