理想の存在

新巻

文字の大きさ
上 下
5 / 49

まさか、、

しおりを挟む
とうとうこの日が来たのである。

そう、それは初めての学級委員会

俺は、学級委員をまかされるなどそんな経験は今までにはない。だから物凄く緊張しているのだ。

なんとなく、ドキドキしてしまった

久山が隣に座っているこの状況。


妙に意識を知らぬ間にしていて話の内容が全く入ってこない

と、そのとき。

『おーい、中山?ぼーっとしてて大丈夫?委員会終わったよ 』

そう、久山のことを意識している間に学級委員はおわっていたのである

ふいに、笑顔をみせられると恥ずかしくてものすごく緊張してしまい、何も言えなかったのだ。

ん?っという顔をする久山は言った

『ねぇねぇ、もしかして僕と学級委員組まされたのが嫌なの? 』


そう心配そうに俺の顔を見上げてきたのだ

俺はビックリして思わず大声を出して言った





『違うよ!俺はただ、ただ…久山の笑顔がかわいいそう思ってるだけだよ 』



久山はびっくりとした顔をした。

僕の笑顔がかわいい?そんなわけないよ、、、

と、言おうとしたのだが口は素直に聞いてくれずにおかしなことを口走ってしまったのである



『僕も、中山くんの真剣に考える姿かっこいいとおもってたよ。一緒に学級委員ができてうれしい。 』





久山はニコニコな顔で言った



その瞬間中山は思った

















『あ、俺、久山のことが好き』





そう、俺は、この瞬間恋に落ちたのであった
しおりを挟む

処理中です...