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本編
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「あ…、ラベンダーはお部屋に帰らないと難しいですが、紅茶とかの茶葉があったら、薔薇の花弁を使ったお茶ならご馳走できますよ?」
「ラベンダーも飲んでみたいわ。ティーファ、お願いできるかしら」
「レイ様、あの瓶ごとお持ちすればいいですか?」
私は頷くと、「レイス様もお呼びした方が良いでしょうか? バラやラベンダーを乾燥させてくれたのはレイス様なので……」
せっかく部屋へと逃げたとはいえ、レイス様が乾燥させてくれなければ、御馳走出来なかった。功労者を仲間外れにしているようで落ち着かない。
「ティーファ、ラベンダーを取りに行く事。茶葉とお湯、ティーセットを2種準備する手配とレイスを呼ぶ手配をお願いできるかい?」
そうティーファさんに言いつけると、お父様は「お茶でも飲んで待っていよう」と言って、黄色く見えるお茶を、空いたカップに注いてくれた。
少し香りを楽しみ、口に含むと自然な甘み、少しの苦味を伴う爽やか口当たり喉を通った後の爽快感を感じた。
『この香り……、台湾の烏龍茶に似ている……?』
醤油を見つけたら、鶏肉とゆで卵をら台湾烏龍茶と醤油で、煮込みたいな。そんな事を思ってしまった。
働いていた会社の社長の奥様が台湾の方で、いたく気に入られた私は台湾の高級茶葉を頂いた。その時に教えてもらった家庭料理だった。まぁ醤油はアレンジだった気もしなくもないけど。
過去を思い出しながら、うっとりとお茶を楽しんでいると、「気に入ったみたいで安心したよ」なんて、笑顔を浮かべながら、お父様に言われた。
「そういえば、スプレーってなんだい? 手を重ねてイメージしてもらえないだろうか?」
そう言われ、恐る恐ると手を重ねて、持ち歩きサイズのスプレーを想像する。
コロンや化粧水を入れて、シュッと霧状で吹き出すイメージ。
「見えた…」
お父様は、そう言うと引き出しから何やら出して、それに魔力を込めて行く。
「??」
私は、訳がわからず見守るしか出来なかった。
「こんな感じのものかな?」
お父様はそう言うと、ガラス製の持ち歩き用のスプレーのようなものを差し出してきた。プラスティック部分は、違うもので変換されてるみたいだ。
私の世界で言うところの、錬金術みたいな事がお父様はできるらしい。私のイメージを読み取り、この世界での材料が思い浮かぶ。
その材料を準備し、作りたいものをイメージし、魔力を込めると似たようなものが完成するらしい。何そのチート感…。
しかもできたら楽しいとかが始まりで、趣味の範疇の能力で、仕事にはかすってもいないとか……。
なんだろう。チートをチートと思わない感じ…。能力の無駄遣い的な……。
私はなんとも言えない気持ちに襲われて、誤魔化すように届いた紅茶の茶葉と乾燥させた薔薇の花弁をブレンドしていくのだった。
「ラベンダーも飲んでみたいわ。ティーファ、お願いできるかしら」
「レイ様、あの瓶ごとお持ちすればいいですか?」
私は頷くと、「レイス様もお呼びした方が良いでしょうか? バラやラベンダーを乾燥させてくれたのはレイス様なので……」
せっかく部屋へと逃げたとはいえ、レイス様が乾燥させてくれなければ、御馳走出来なかった。功労者を仲間外れにしているようで落ち着かない。
「ティーファ、ラベンダーを取りに行く事。茶葉とお湯、ティーセットを2種準備する手配とレイスを呼ぶ手配をお願いできるかい?」
そうティーファさんに言いつけると、お父様は「お茶でも飲んで待っていよう」と言って、黄色く見えるお茶を、空いたカップに注いてくれた。
少し香りを楽しみ、口に含むと自然な甘み、少しの苦味を伴う爽やか口当たり喉を通った後の爽快感を感じた。
『この香り……、台湾の烏龍茶に似ている……?』
醤油を見つけたら、鶏肉とゆで卵をら台湾烏龍茶と醤油で、煮込みたいな。そんな事を思ってしまった。
働いていた会社の社長の奥様が台湾の方で、いたく気に入られた私は台湾の高級茶葉を頂いた。その時に教えてもらった家庭料理だった。まぁ醤油はアレンジだった気もしなくもないけど。
過去を思い出しながら、うっとりとお茶を楽しんでいると、「気に入ったみたいで安心したよ」なんて、笑顔を浮かべながら、お父様に言われた。
「そういえば、スプレーってなんだい? 手を重ねてイメージしてもらえないだろうか?」
そう言われ、恐る恐ると手を重ねて、持ち歩きサイズのスプレーを想像する。
コロンや化粧水を入れて、シュッと霧状で吹き出すイメージ。
「見えた…」
お父様は、そう言うと引き出しから何やら出して、それに魔力を込めて行く。
「??」
私は、訳がわからず見守るしか出来なかった。
「こんな感じのものかな?」
お父様はそう言うと、ガラス製の持ち歩き用のスプレーのようなものを差し出してきた。プラスティック部分は、違うもので変換されてるみたいだ。
私の世界で言うところの、錬金術みたいな事がお父様はできるらしい。私のイメージを読み取り、この世界での材料が思い浮かぶ。
その材料を準備し、作りたいものをイメージし、魔力を込めると似たようなものが完成するらしい。何そのチート感…。
しかもできたら楽しいとかが始まりで、趣味の範疇の能力で、仕事にはかすってもいないとか……。
なんだろう。チートをチートと思わない感じ…。能力の無駄遣い的な……。
私はなんとも言えない気持ちに襲われて、誤魔化すように届いた紅茶の茶葉と乾燥させた薔薇の花弁をブレンドしていくのだった。
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