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本編
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牧場で取れたれた木材、や作物でお金は貯まって来たので、家の改築を頼んで見ることにした。
キャビンに直接と繋がっていたので、キャビンが大きくなるのか、また別に牧師にあるはずの建物が改築されるのか、私達は興味があった。
家の改築を請け負ってくれる、お店に聞いていた材料とお金をカバンに入れ、雨夏を連れてお店に向かう。
今まで街の人々には、小さな壊れ落ちそうなボロ屋に見えていたらしく、やっと改築すると話すと喜ばれ、お祝いにと食材や花など思い思いの物を渡された。
「さすがゲーム? 建物の外観が小さなログハウスになってる…。扉を開けたら、いつもみたいにキャビンに行っちゃうのかな…」
ドキドキとシルに扉を開けてもらうと、新しい木の香りのする小さなログハウスが目前に広がっていた。
ゲームでは、ベッドは一つだったのに、離れた場所に2つ用意されている。
着替える為のウォークインクローゼットや、浴室もあり、料理のできるキッチンもあった。ゲームの中にはなかった扉が、一つあるだけ。きっとキャビンへと繋がってるのだろう。
台所に立つとレシピが頭に浮かび、お店で買っていたチョコレートを選ぶ。
チンッという効果音と共に、可もなく不可もなくといった味ではあるけど、ホットチョコレートドリンクが出来た。二人と一匹で一息つく。
色々作って行ったら美味しく出来るのかな。
買いだめしてた白いご飯と油、牧場で取れた卵やカブで簡単だけど料理をしてみる。
白いご飯でおにぎり、カブをおつけもの、卵と油で目玉焼き。材料とレシピさえあればものの数秒で料理が出来上がる。
味は技術を上げていかないと美味しくは出来ないみたいだった。私が料理しても、シルに料理の経験値は入らないみたいだ。
何故かペット用のベッドも用意されていて、雨夏だけモンスター小屋を作るまで部屋で一緒に生活するのではなく、ペットとしてカテゴライズされているようだった。
私達は軽い食事を終えると、雨夏が話かけてきた。
『シルと後で話してみたい……』
「いいんじゃないかな。私はここで、ゆっくり飲み物飲んでるよ」
ー雨夏視点ー
主もといシフォを部屋に残し、シルと牧場内の昨日採ってきて植えた花々を見ながら、ワタシは言う。
『シル…。主を嫌い? いつかいなくなるの? シフォ…、なんか淋しそうにしてた。いなくなって欲しくないけど、言えないって感じた……。ワタシもずっと一緒が良いよ……』
「その事か……、僕はシフォや雨夏にとって邪魔じゃないならずっとここにいたかったんだ……。怖かった。お互いに遠慮してたのかもね……、言われなかったら気がつかないままに、出て行ってたかも。ありがとう…」
シルはガシガシとワタシを撫でる。一見粗雑に見えるのに優しい手つきだ。
心地よい感覚に身を委ねるように、ワタシはそっと目を閉じた。
キャビンに直接と繋がっていたので、キャビンが大きくなるのか、また別に牧師にあるはずの建物が改築されるのか、私達は興味があった。
家の改築を請け負ってくれる、お店に聞いていた材料とお金をカバンに入れ、雨夏を連れてお店に向かう。
今まで街の人々には、小さな壊れ落ちそうなボロ屋に見えていたらしく、やっと改築すると話すと喜ばれ、お祝いにと食材や花など思い思いの物を渡された。
「さすがゲーム? 建物の外観が小さなログハウスになってる…。扉を開けたら、いつもみたいにキャビンに行っちゃうのかな…」
ドキドキとシルに扉を開けてもらうと、新しい木の香りのする小さなログハウスが目前に広がっていた。
ゲームでは、ベッドは一つだったのに、離れた場所に2つ用意されている。
着替える為のウォークインクローゼットや、浴室もあり、料理のできるキッチンもあった。ゲームの中にはなかった扉が、一つあるだけ。きっとキャビンへと繋がってるのだろう。
台所に立つとレシピが頭に浮かび、お店で買っていたチョコレートを選ぶ。
チンッという効果音と共に、可もなく不可もなくといった味ではあるけど、ホットチョコレートドリンクが出来た。二人と一匹で一息つく。
色々作って行ったら美味しく出来るのかな。
買いだめしてた白いご飯と油、牧場で取れた卵やカブで簡単だけど料理をしてみる。
白いご飯でおにぎり、カブをおつけもの、卵と油で目玉焼き。材料とレシピさえあればものの数秒で料理が出来上がる。
味は技術を上げていかないと美味しくは出来ないみたいだった。私が料理しても、シルに料理の経験値は入らないみたいだ。
何故かペット用のベッドも用意されていて、雨夏だけモンスター小屋を作るまで部屋で一緒に生活するのではなく、ペットとしてカテゴライズされているようだった。
私達は軽い食事を終えると、雨夏が話かけてきた。
『シルと後で話してみたい……』
「いいんじゃないかな。私はここで、ゆっくり飲み物飲んでるよ」
ー雨夏視点ー
主もといシフォを部屋に残し、シルと牧場内の昨日採ってきて植えた花々を見ながら、ワタシは言う。
『シル…。主を嫌い? いつかいなくなるの? シフォ…、なんか淋しそうにしてた。いなくなって欲しくないけど、言えないって感じた……。ワタシもずっと一緒が良いよ……』
「その事か……、僕はシフォや雨夏にとって邪魔じゃないならずっとここにいたかったんだ……。怖かった。お互いに遠慮してたのかもね……、言われなかったら気がつかないままに、出て行ってたかも。ありがとう…」
シルはガシガシとワタシを撫でる。一見粗雑に見えるのに優しい手つきだ。
心地よい感覚に身を委ねるように、ワタシはそっと目を閉じた。
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