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本編
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ヘルメスも背後を取るようにしてダガーと氷魔法を発動して、敵の体力を減らしていく。マジェスティは支援魔法をかけつつ、魔法を駆使して的確にダメージを与えていく。
私も応戦すべく片手剣を構え、攻撃を加えていく。
敵からの攻撃は運よく、外れた際に、剣を地面に叩きつけてしまったせいで、目の前で敵の手にする剣が折れてしまう。
ラッキーだと思いつつ、コボルトの息を止める。こうしてやっと、血を浴びながら敵の殲滅をし、一息つく。返り血を浴びて血みどろの鎧が気にはなるけど、まだダンジョンにこもって間もない。『水浴びしたいな…』そう思っていると、マジェスティか何やら呪文を唱え、仲間たちの浴びた返り血が綺麗に消えていった。
「マジェスティ、ありがとうございます。気持ち悪かったので助かりました」
「ふふふ。わたくしだけ綺麗にするより、みんなまとめて綺麗になった方が気分的にもいいでしょう? また汚れたら、わたくしが汚れを落として差し上げますわ」
そう言ってマジェスティは笑った。
「ありがとう助かるわ」
そんな話をしながら宝箱へと近づくと、「今度はボクがやるね」といい。スパロウが罠の有無と鍵の解除を担当しているようだ。
中にはマントと指輪か入っている……。
「呪いのアイテムかわからないから、すぐには使えないね…」
ネーレウスがそういうので、「簡単な呪いに関しては確認できるわ」と伝え魔法を使う。
単純なカースなら見分けられるので、指輪とマントにカースがかかっていないかを確認する。
複雑に組み込まれたカースは、教会に行って鑑定してもらっても難しい。
大枚を払うより、目先の 装備アップの為に、アイテムを確認すると、以前教会で働いていた時に取った、鑑定のスキルと同時に発動する。
「指輪は歩く度に、微妙に装備者の体力を回復出来るみたいですね。マントは……。装備者の意思でガーゴイルに変身出来るマント…、みたいです。パッとみた感じは、呪いはないようですが……」
「戦闘力や防御力も変身中は変わるのか?」
ヘルメスが珍しく食いついてきたので、「恐らくは…」とだけ答える。
「もしモンスターにも認識されないなら、偵察にも使えそうだから、俺が持っていて良いか?」
「構わないが……」
オイジュスがいいならと、ヘルメスがガーゴイルクロークなる物を持つ事になった。
「可愛い指輪だし、指輪はあたしが欲しいわ! 戦闘職にはぴったりだし! ミリアムは滅多に当たらないでしょう?」
「ワシは構わん…」
「俺もいいんだが…」
そう言い私に視線を送るオイジュスだけど、私は自分で治せるし、普段あまり怪我をしない事もあり、あまり必要性を感じなかった。
私も応戦すべく片手剣を構え、攻撃を加えていく。
敵からの攻撃は運よく、外れた際に、剣を地面に叩きつけてしまったせいで、目の前で敵の手にする剣が折れてしまう。
ラッキーだと思いつつ、コボルトの息を止める。こうしてやっと、血を浴びながら敵の殲滅をし、一息つく。返り血を浴びて血みどろの鎧が気にはなるけど、まだダンジョンにこもって間もない。『水浴びしたいな…』そう思っていると、マジェスティか何やら呪文を唱え、仲間たちの浴びた返り血が綺麗に消えていった。
「マジェスティ、ありがとうございます。気持ち悪かったので助かりました」
「ふふふ。わたくしだけ綺麗にするより、みんなまとめて綺麗になった方が気分的にもいいでしょう? また汚れたら、わたくしが汚れを落として差し上げますわ」
そう言ってマジェスティは笑った。
「ありがとう助かるわ」
そんな話をしながら宝箱へと近づくと、「今度はボクがやるね」といい。スパロウが罠の有無と鍵の解除を担当しているようだ。
中にはマントと指輪か入っている……。
「呪いのアイテムかわからないから、すぐには使えないね…」
ネーレウスがそういうので、「簡単な呪いに関しては確認できるわ」と伝え魔法を使う。
単純なカースなら見分けられるので、指輪とマントにカースがかかっていないかを確認する。
複雑に組み込まれたカースは、教会に行って鑑定してもらっても難しい。
大枚を払うより、目先の 装備アップの為に、アイテムを確認すると、以前教会で働いていた時に取った、鑑定のスキルと同時に発動する。
「指輪は歩く度に、微妙に装備者の体力を回復出来るみたいですね。マントは……。装備者の意思でガーゴイルに変身出来るマント…、みたいです。パッとみた感じは、呪いはないようですが……」
「戦闘力や防御力も変身中は変わるのか?」
ヘルメスが珍しく食いついてきたので、「恐らくは…」とだけ答える。
「もしモンスターにも認識されないなら、偵察にも使えそうだから、俺が持っていて良いか?」
「構わないが……」
オイジュスがいいならと、ヘルメスがガーゴイルクロークなる物を持つ事になった。
「可愛い指輪だし、指輪はあたしが欲しいわ! 戦闘職にはぴったりだし! ミリアムは滅多に当たらないでしょう?」
「ワシは構わん…」
「俺もいいんだが…」
そう言い私に視線を送るオイジュスだけど、私は自分で治せるし、普段あまり怪我をしない事もあり、あまり必要性を感じなかった。
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