人狼ゲーム

αMana

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第1章 1人目の殺害

人狼ゲーム 1

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 人狼ゲーム   1

初めに
この物語はフィクションです。人物や建物は存在しません。また誤字脱字がある可能性が高いです。指摘してくれるのは大変ありがたいですがあまり強くは言わないで欲しいです(泣き)

プロローグ
「い...嫌よ!?私は死にたくないぃ...!!お願いします、見てないで助けて……!!!!」一人の女性が叫びながら助けを求めている。でも俺らは助けることが出来ない。すると一人の男性が言った。「...君だって『殺した』でしょ?」そうこれは俺
らの戦い……死のゲームの始まりだ。

第1章    1人目の殺害
「……っつ...」頭が痛い...俺はゆっくり目を開ける。その場所を見て俺は戸惑う。「え...!?ここどこ!?」光が入ってなく
て薄暗く、湿っていて周りの壁が所々赤く汚れている。そして立とうとするが何故か立つことが出来ない。手と足のほ
うに冷たい何かがあるのを気づきみてみると枷が付いていた。「どうしよう...動けない...!!!」パニック状態になった時
後ろから声が聞こえた。「…………君...お願い...生きて帰ってきてね...」この時俺は一体誰が喋っているのかがわからな
かった。でも1つ言えるのはさっきまで付いていた枷が無くなっていると言うこと。どうして?気のせいではないよね?
すると目の前に扉があるのに気づいた。俺はそのドアを開けて進んだ。部屋の中には8人の人達が立っていた。すると
全員がこちらに視線を向けて一人の女性が声をかけてきた。「どうやらこれで全員揃ったようですわね。」俺が首を傾
げて聞こうとした瞬間、壁についていたモニターに映像が流れ始めた。「えー……全員揃ったようなので始めさせても
らうよ今から君たちには『人狼ゲーム』をして貰うよ...ルールはシップにしてもらうからよく聞いておいてよ??」
「はい、ウルから説明してもらった通り僕がシップ。今からルール説明をするね。
君たちには人狼ゲームをしてもらうね。またこのゲームは君たちが知っている人狼ゲームとは少し違うも
のだからね。……簡単に言ってしまえば死人が出るからね。驚いたりしないでくれると嬉しいなぁ...それじゃ詳しく説
明するね。今も言ったように死人が出る事は分かっておいてね。まずそこの机に乗っているカードを1人づつ取りま
す。そこには羊と狼のカードしか入ってません。また、今回は狼裁判をして『処刑』をしたらまたカードを引き直しま
す。普通の人狼ゲームは、占い師とかいるけど僕たちの人狼ゲームは居ないから安心してね。狼になった場合、羊を殺
してください。殺さなかった場合狼は死んでもらいます。殺した場合、6時間後に狼裁判を行います。それまでの時間
は羊を殺した犯人を探すための証拠を調べてもらうのもありですし、休憩をしていても結構です。また処刑はウルと
僕が行います。皆さんはこの部屋のモニターに流れる映像を見て貰えれば結構です。また羊が狼を殺すことは禁止で
す。そこは守ってもらわなければ容赦なく殺させて頂きますね。狼の方はどんな殺し方をしても良いです。毒殺でも、
首絞めでも。これで説明は終わりです。」俺らはただ唖然と説明を聞くことしか出来無かった。死人が出る?狼が羊を
殺す?訳が分からなかった。俺達は殺し合いをするようなものだ。「それではカードを引いてください。」俺達は恐る
恐るカードを引いた。俺のカードは『羊』だった。「カードは自分で所持していてください。狼裁判終了後に回収させ
てもらいます。それではドアを開けて進んでください。」そう言い残すと映像は途切れた。俺達は軽く自己紹介をし
た。金髪で学ランを着た16歳高校1年生の高山陸君、同じく1年生でブレザーの着た茶髪の星野空の2人は同じ高
校だが顔は知らないらしい。兄妹の20歳の青葉深さんと17歳の青葉海さんは黒髪と白髪でサイドが少し赤色になって
いてとても個性的。2人とも眼帯を付けていて、シンさんは黒いマスクをしている。ピンク色の髪の毛にたっぷりのフリルが付いたロリータ系の服を着ているのは姫野リリカさん。両親はロリータ系有名ブランドのSoimirukuの社長と秘
書らしい。緑色の髪の毛で少し女の子っぽく見えるのは松葉みのりさん19歳。女の子っぽく見えてしまうのがコンプレックスらしい。親はお医者さんらしいので医療系にはとても詳しい。また人気YouTuberの一人として活躍している。俺も存在は知っていた。それぐらい有名人だ。黒髪のロングでとても大人しい女性の小野寺奏さんは23歳で、劇
団者の1人。片手に本を持っていて黒メガネが似合っているクールな男性は坂口そうまさん、20歳。そして俺は石井ユ
キト。カイさんと同い年で親の顔は覚えてない。理由は...夜逃げだった。俺だけを残して居なくなった。だから名前も
孤児院の人につけてもらった。これで全員の顔がの自己紹介が終わった。「とりあえず...進んだ方がいいみたいっす
ね。」陸さんがそう言った。そして俺らはドアの先を進んだドアの向こうは学校のような作りになっていた。各部屋の
ドアの前には教室の名前札がある。多分廃校になったりしたとこなんだろう。俺は調理室に入って怪しいものが無いか探した。それだけの作業で今日は終わった。俺達は男子部屋、女子部屋と教室に分けてた。また調理室には十分に食料があるのでなんとか飢え死にはならなさそうだ。俺達は姫野さんと小野寺さんが作ってくれたご飯を食べて一息ついてから眠った。これからはこんな生活が続きくんだと俺はそう不安な思いを持ちながら眠っていた。そして明け方頃突然女性の悲鳴が聞こえた。俺達はそれを聞いて急いで悲鳴が聞こえた部屋に向かった。調理室で悲鳴をあげたと思われる小野寺さんが座り込んでいて震えながら指をさしている。その指も先には顔が青白くなっていて目を閉じたまま横たわっている姫野さんの姿があった。みのりさんが脈を測ったところもう死んでいるらしい。すると姫野さんの手の中から手紙が出てきたそも内容はこんなふうに書かれていた。『わたくしが人狼です。わたくしがひとをあやめるなどといったことはで来ません。ごめんなさい。』姫野さんは狼になったプレッシャーに耐えきれなくて自殺したのだと分かったしかしカイが口を開いた。「本当に自殺なのか?」確かにあの時シップはどうやって殺してもいいっと言っていた。可能性は低いかもしれないけどもしかしたら自殺に見せかけたのかもしれない。すると天上のスピーカーから放送が流れた。『姫野リリカさんが死にました。他殺かどうかを調べるために狼裁判を今から6時間後に行います。』そう言うと放送は終わった。俺達はまず姫野さんの近くに怪しいものがあるかどうかを調べたが、見つかることは無かった。そして、俺と小野寺さん以外の人達は部屋を出ていった。証拠を探すためだろう。俺は小野寺さんを女子部屋に連れて行った。しばらくしてようやく震えが止まったのでもう一回調理室へ行った。俺は手当たりしだい怪しいとこを探したが見つからない。気づくともう2時間も過ぎている。俺は姫野さんに手を合わせてしばらくの間そのままで居た。俺は小さな声で「ごめんなさい」そう言って姫野さんの体を調べた。特に首や、腕、足などを念入りに調べたが襲われた後や抵抗する後などは見られなかった。「どうしよう...もう時間がない...」すると廊下から足音が聞こえてきた。ギシギシと床の軋む音。確実に誰かが近づいている。俺は思った、もしかしたら人狼かもしれない。そしたらきっとここを調べていた俺が怪しまれたりするのかも知れない。それにどこかに隠れてその動きをみていれば相手が誰かや、どうやって殺したのかが分かるかもしれない。そしてギリギリ姫野さんの死体が見える所の棚に身を潜めた。予想どうり誰かが部屋に入ってきた。その人は...『小野寺奏さん』だった。さっきまで姫野さんを見て震えていたあの小野寺さんは姫野さんを見つめて泣き始めた。すると小野寺さんは嗚咽を少し出しながら姫野さんに向かって小さな声で「姫野さん……ごめんなさい...貴方を犠牲にしたくはなかった...」……やっぱり小野寺さんが人狼だったんだ。だけどこれじゃ狼裁判の時に証拠がみんなの見せることが出来ない。俺は上着のポケットからスマホを取り出して音を全部オフにして動画を撮影し始めた。盗撮かよって思うかもしれんしけど、今はこうするしかないと心の底から反省しながら動画を取り続けた。すると小野寺さんは姫野さんの近くにあった戸棚から少し溝の深いラップの着いたお皿を取り出した。その数はざっと5個ぐらいだと思う。すると小野寺さんはそれを持って外に出ようとしたがお皿を2個落としてしまった。小野寺さんは顔の色を変えて外へいそいで出ていった。そしてそのお皿から黒っぽい色のした液体が流れて来た。その匂いは石鹸に近い匂いがした。シャンプー等ではない。「……洗剤...!」俺はスマホの動画を切って急いで棚から出た。周りには何故か白い煙のようなものが漂っている。俺は嫌な予感がした。急いで姫野さんの近くにあった戸棚を開くとそこには塩素系の洗剤容器と酸性の洗剤容器が置いてあった。俺は小さい頃よく孤児院の手伝いをしていてその時に間違えてどっちともの洗剤を入れようとしたところを先生が見ていて、俺を止めた。確か有毒なガスを作り出すからっていう理由だった。という事は、ご飯のお皿を片付けていた時に小野寺さんがガスをつくて部屋に充満させて置いてそこへ何も知らない姫野さんは調理室へ来てそのガスを吸いすぎた。つまり...『ガス中毒』で死んだということになる。つまり自殺したと思い込ませるように、小野寺さんが書いた遺書を残した。俺は今更気づいた。「俺...このままここに居たら姫野さんみたいになる...!?」俺はそう思った途端急いでドアへ向かった。だが何回もドアノブをねじったが開くことは無かった。どうやら小野寺さんはガスが充満しないようのする為にドアの鍵を閉めて出ていったと思う。「やばい...どうしよ...ゴホッ..ゲホッゴホッゴホッ...」どうやら長いことここにいた為ガスをすいすぎたせいで咳が出はじまた。俺はその後もドアを必死に開けようとするが開くことは無かった。そして視界は見えにくくなり、咳はもっと酷くなった。すると廊下を歩くカイさんとシンさんが居たのを俺は見逃さなかった。俺は力を振り絞って声を出しながらドアを叩いた。「シンさん達...ゴホッ...ゲホッゴホッゴ!助けてください...!!お願いで...ゴホゴホ……」するとこちらに気が付いたカイさんが近くにあった物置からバールを取り出してシンさんと一緒にドアを開けようよしてくれた。俺は立つのが辛くなってきたのだろう。そのまま床へ倒れ込んで口を上着で必死に抑えた。咳が辛い。苦しいそんなことを思いながら俺はドアが開くのを必死に我慢していた。すると次の瞬間ドアが開いた。俺はシンさんの腕の中で朦朧としている。「待ってて...直ぐに助けるから...」そう言い終わると俺は意識を失った。

第2章に続来ます(   ¯꒳¯ )b✧   by‪   ‪α‬‬Mana

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