転生するにしても回りくどくありませんっ?!

あたまんなか

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接触?

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「へぇー、上手いもんだ これってなんかのキャラクター?」

ふいに肩越しから声をかけられた

「これは パティ&ジミーってキャラです わたしのお気に入りなんですよ」

背中越しの声に振り向きもせず必死に描いてるわたしに、

「これ色鉛筆 せっかく描いたんだから塗ってみれば?」

「ありがとうございます」

わたしが色鉛筆を貰おうと声のする方へ振り返ったその時…

「⋯⋯⋯えっ」

思わず声が出てわたしはそのままかたまってしまった
差し出された色鉛筆を右手で掴んだまま…

「どうかした?」

色鉛筆を掴んだまま一向に受け取らないわたしに不思議そうな表情を向ける男の子…
わたしはその部員らしき男の子の顔に見覚えがあった
ううん、絶対に知ってるって感じた
すかさず顔から胸の名札へ視線を移す
【永久《ながひさ》】 名札には『永久』の文字が

「つ、つ、継人《つぐと》!?」

思わず大きな声が出てしまった
わたしの大きな声に部屋中の視線が集まる
ユミもサッチも不思議そうな目で見てた

「えっ? 確かに僕は継人だけど、なんで?」

継人のわたしを見る目が訝しげに変わる
やばい…思わず声が出ちゃったけどそりゃそうだよね… 初対面で、しかもこんな状況で⋯
なんとかこの場をやり過ごさなければ…
わたしの視界にさっきまで描いてたパティ&ジミーの姿が目に入った

「あ、あのっ! パティはジミーのところへ嫁《とつ》ぐと思いますか???」

 ⋯⋯⋯

「なにそれ?しらないよ…」

恥ずかしかった…恥ずかしかったけど、こうでもして誤魔化せたんならやむなしといったところだ
バカバカしい、と言った具合にわたしに向けられていた視線が外れ各々自分のやっていることに戻ってた…
わたしは色鉛筆を受け取ると慌てて座って色を塗り始めた…

「大丈夫?ミサ?」

ユミのかけてくれた言葉に『ごもっとも』と内心返していた…

それにしてもまさか文芸部に継人がいるなんて思いもしなかった
確かに今は高校1年生だから県立神城南《ここ》に継人がいてもおかしくないんだ
わたしは県立神城南《けんなん》に入った後は文芸部に入部しなかったし、あの頃は継人と接点なんてなかった 知らなくても当然だ
継人が文芸部だってのはずっと前に聞いたことがあるような気がするけど そんなことすっかり忘れていた


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