残念ハイスペ女子なんて 言うな

あたまんなか

文字の大きさ
3 / 53

小学生時代

しおりを挟む
       

        小学生時代



わたしは生まれた時から大きかったらしい

ママが言うには初めての出産で3800㌘の赤ちゃんは大変だったんだって

『ネオンは大きくて初産のママ大変だったんだから』

小さい頃の話しをする時ママはいつも笑顔でそう言ってた
生まれた時から手も足も大きかったんで周りから『大きい子になるぞ』なんて言われてたんだって

ー 当たってたけど ー

『生まれた時のネオンの手はカノンの手の倍くらいあったぞ!」

こっちはパパがカノンによく言う台詞

パパが背が高かったからきっとパパ似なんだろうな なんて言われてたらしい

ー 顔はママ似でよかった♡ ー

スクスク成長して周りも安心してたみたい
背もおかしな言い方だけど小さい頃から高かった
幼稚園頃まではその大きさからわたしは頼られキャラだったんよね
わたし自身もその頃のことはよく覚えてる

「ねおんちゃん あれ取って!」

友だちから高いところのものを取ってほしい時とかよく頼られたもんだった
もちろん背の順で並んだ時にはいつも一番後ろだった
小さい時はホントに背の高さで有利なことが多かったんだよね

小学生も4年生くらいになった辺りから風向きが変わってきた 今思えば男子が女子を異性として意識し始める頃なんだろうな、その頃の男子がなにやっても勝てない女の存在を疎ましく思う本能のようなもんかも 1年生の頃からずっと背の高さ1番のわたしは冷酷で残酷な子どもの、とくに男子のからかいの標的にされ出してきた
 
4年生の頃、一度あまりにしつこいからかい方に腹が立って軽く男子を押したことがあったんだけど わたしの想像以上にその子が吹っ飛んでケガしたことがあった
わたしはいくら理由を説明しても先生たち大人はケガさせたわたしばかり注意してさ、幼いながらに理不尽を感じたもんだった まだ怒りの感情のコントロールの仕方も上手に育ってない状況だったのに

親にも怒られた 『あんたは大きいんだから手加減しなさい!』って 

わたしをからかった男子の親にも謝らされた 
全部意味がわかならかった
それ以降わたしは手を出さないって決めたんだ
なんにも悪いことしてなくてもわたしのが怒られる
親にも迷惑をかける 
いいことなんてなんにもなかったから

ーわたしがガマンすればいいんだー

当時のわたしが思いついた唯一の方法だった
それからわたしのガマンが始まった

それでも忘れられない記憶もあるんだよな
給食の時 からかってくるグループの男子が当番だった日にはいつも大盛りにお皿に入れてくる
わたしは背が高くてもそんなに食べる方じゃなかったのに 『ネオンはデカいんだからこんくらい食べなきゃ身体もたねーよな サービスしとくわー』あからさまな態度に大好きな給食の時間もこいつら当番の時には憂鬱になったもんだった
なにかにつれ執拗にからかってきてた

「男子なんかほっときなよ」

「あいつらバカだから相手にしないよーにしよっ」

そんな時でもいつも味方は女子だった
ことあるごとにわたしをからかう男子と庇ってくれる女子で対立してる状況はありがたかったけど子どもながらに心苦しく感じることもあった
わたしは大きく強かったから男子は敵うわけもなくからかうしかできなかった
女の子がいじめられたりからかわれたりしてるとわたしはすぐに助けに行った

「ネオンちゃんありがとう」

小学生の間どれだけありがとうって言われたことか
ほとんど女子からだけど 
女の子みんな仲良しだったからわたしは学校に通えてた 
楽しいとさえ思えてた 寂しいなんて思うこともなかった 女の子の友だちさえいれば男なんて必要ないって思えてた

運動会は独壇場だった 普段の鬱憤を晴らすかのように思い切り暴れた 身体を動かすのは大好きだったんで体格を活かして活躍してた 
リレーで男子を抜かすのサイコーだったな
修学旅行も遠足も楽しかった 女子からは頼られてたしね 6年生の時に同じクラスに脚の悪い女の子いて遠足とか出かけるたびにわたしが付き添いしてた
なんかあっても軽々抱っこできたし
あの時ほど自分が大きいのが活かされた時はないって思ってたほど

だけどやっぱ偏った小学校の頃の思い出…

わたし、なんか悪いことした?
みんなより少し背が高いだけ それってわたしのせいなの? からかわれだしてからわたしはずっと考えるようになった 同じことを
なんにも悪いことしてないのに負けたくなかった
だから一人で頑張れることはたくさん頑張った
もちろん勉強だって

理不尽ないじられ方 バカな男子たちはおもしろがってるみたいだったけどわたしにしたら1ミリも楽しくなんかなかった 
相手するのもバカバカしかったからわたしは一人でも楽しめる読書にはまっていった

ある日図書室で偶然読んだ一冊の本がわたしを読書の世界へと誘《いざな》った
その本にわたしは感銘を憶え読書の素晴らしさを理解した 本の持つ力に触れたと感じた
その本を読んだのを皮切りにわたしは更に読書にハマっていった
小学生の頃の味方と言えば女子と本だったと言えるくらいに…









しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

黒瀬部長は部下を溺愛したい

桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。 人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど! 好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。 部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。 スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。

結婚する事に決めたから

KONAN
恋愛
私は既婚者です。 新たな職場で出会った彼女と結婚する為に、私がその時どう考え、どう行動したのかを書き記していきます。 まずは、離婚してから行動を起こします。 主な登場人物 東條なお 似ている芸能人 ○原隼人さん 32歳既婚。 中学、高校はテニス部 電気工事の資格と実務経験あり。 車、バイク、船の免許を持っている。 現在、新聞販売店所長代理。 趣味はイカ釣り。 竹田みさき 似ている芸能人 ○野芽衣さん 32歳未婚、シングルマザー 医療事務 息子1人 親分(大島) 似ている芸能人 ○田新太さん 70代 施設の送迎運転手 板金屋(大倉) 似ている芸能人 ○藤大樹さん 23歳 介護助手 理学療法士になる為、勉強中 よっしー課長 似ている芸能人 ○倉涼子さん 施設医療事務課長 登山が趣味 o谷事務長 ○重豊さん 施設医療事務事務長 腰痛持ち 池さん 似ている芸能人 ○田あき子さん 居宅部門管理者 看護師 下山さん(ともさん) 似ている芸能人 ○地真央さん 医療事務 息子と娘はテニス選手 t助 似ている芸能人 ○ツオくん(アニメ) 施設医療事務事務長 o谷事務長異動後の事務長 ゆういちろう 似ている芸能人 ○鹿央士さん 弟の同級生 中学テニス部 高校陸上部 大学帰宅部 髪の赤い看護師 似ている芸能人 ○田來未さん 准看護師 ヤンキー 怖い

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...