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中学生時代 初告白
しおりを挟む2年生も半分を過ぎる頃になると受験の話しも出始め進路について考える時期になっていた
わたしは結果的にだけど読書好きが高じて成績も比較的よかったので選べる高校の数も多くなっていた
もちろん読書だけではなく『負けたくない気持ち』から勉強も頑張っていたからだけど
進学志望のわたしは今の学力より少し頑張って目指せる高校を受験したいと思っていた
そこへ向けて頑張ることで自分が更に伸びることを期待して もちろん自分の頑張りにも期待している
志望校は最終的に学校見学をしてから絞ることにした
中学の最高学年になるのは卒業まであと1年ってこと
受験も控えてて3年生なんてあっという間に終わるだろうな なんてぼんやり考えていた
どうせわたしには読書する時間も勉強する時間もたくさんあるわけだし、それだけでも時間は過ぎてくんだろうなって 勉強や読書だけの思い出なんて寂しい思い出なんだろうけど…
だけど実際3年生になってみるとわたしの思ってたよりも事態は少し好転していた
まず大きかったのは花凜ちゃんと同じクラスになれたこと これはホント嬉しかった!
花凜ちゃんもクラスが離れた後わたしのこと心配してくれてたみたい 新しいクラスの友だちとの関係もあってわたしと少し疎遠になってたのをずっと気にしてくれてた
そんなこともあって一緒のクラスになれたことを二人してホントに喜んだ
さらに最高学年になったことで先輩がいなくなったことも大きい バレー部の先輩の睨み?でわたしのこと気にはしてくれててもなかなか交流が持てなかった同学年のバレー部の女子がいろいろ仲良くしてくれたこと
元々わたしの体型や身体能力を高く評価してくれてた子たちだった
何度か遊びだったけど一緒にバレーに誘われてプレイしこともあった
久しぶりにプレイしたバレーはやっぱり楽しくわたしに身体を動かす楽しみを思い出させてくれたもんだ
で、これが重要なんだけど⋯
ふつーにみんな大きくなったってこと
男子なんて中にはわたしと変わらん子もチラホラ出てきてたし なんならわたしより背の高い男子だって出てきてたくらい
この頃のわたしは170くらいまで伸びてたけど女子の中でこそ目立つって感じまでみんな成長してた
まあ、それでも大きいんだけどね
それでも小学生からこれまでのこと考えると圧倒的に波風の少ない中学3年のスタートって感じだった
みんな今までこういう感じで学園生活を送ってたんだ!!って感慨もひとしおだったよ
わたしにも平穏が訪れたかに見えたある日事件は起こった
あれは一学期の体育祭が終わった頃だった わたしはクラスの男子に声をかけられた
彼とはこれまでとくに接点もなく3年生になってクラスも初めて一緒になったくらいだったので声をかけられだ時も顔と名前すら一致していないくらいだった
彼はわたしに告白をしてきたのだった
つまり『つきあってほしい』と
初めて同じクラスになるくらいの男子でいままでのわたしの経緯なんて知る由もない彼は体育祭の活躍やわたしのハキハキしたところに魅力を感じたとか言ってた
正直わたしは全然なんにも彼のことを知らなかった なんなら男子に嫌悪感こそ抱け興味なんてなかったけど告白してきた彼の気持ちを無碍にすることができなかった それなりの勇気を持って来たであろうことは容易に判断できる なのでつきあうくらいならと彼の要望を断らなかった つきあうってことを軽く考え あまり深くも考えずに…
でも、これがわたしの浅はかさだと気づくまでそう時間はかからなかった
登下校彼に誘われるようになりわたしと彼の関係は周知の事実になった それ以上に彼が周りに話してたみたいだったのは後で知ることになったけど
彼は執拗に手を繋ごうとしたり体に触ってこようとした 「それはやだ」とわたしは拒んだ
『中3のカップルならこのくらい普通だよ』って言う彼の言い分にも納得しなかった
彼への嫌悪感と言うよりは男子への嫌悪感からきていることだと思っていた
なんにも知らない彼にいろんなことを許せる関係ではないとも思っていたから
花凜ちゃんにも彼とのこと相談したこともあった
花凜ちゃんは『好きでもないのにつきあうなんて相手にも悪いよ』って言ってた 確かにそうだと思う
わたしはほんとに彼に興味が湧かなかった
わたしもいつの頃からか別れることしか考えなくなっていた
またそのことによってからかう男子もでてきたことに自分で蒔いた種とは言え後悔していた
もうすぐ夏休みだしすぐに噂も落ち着くだろうなんて甘い考えすらももっていた
彼からの遊びの誘いはすべて断っていた
週末は姉弟のめんどうをみないといけないからと誘われる度に口実をつくってた
受験勉強もある中でホントめんどくさかった
夏休みが明け2学期が始まって事態は更に悪くなってた
彼が夏休み一度も会ってないにも関わらずわたしとまるで関係があったかのような自慢話を男子に吹聴していた 彼はわたしの態度に腹を立てていたみたいだった 男子からのからかいはエスカレートしていて一部の女子にも信じている子もいたくらいだった
わたしは腹立たしかったが彼への非もあると自覚していたため彼へ謝り別れを口に出した
こうしてわたしの無知や甘さからくる過ちはわたしに大きな傷をつくるとともに大切なことを教えてくれた
好きでもない人とつきあうことはできないってことを
こんな拗らせたわたしにはまだまだ全て理解するなど不可能で時期尚早だったという事実を
もちろん彼を傷つけたことも忘れてはいけないとわたしは肝に銘じた
結果としてわたしは受験に向けて集中せざるを得なかった 周りも受験モードに入り いつの頃からか中学生活はフェードアウトしつつあった
まるでここまでが高校生になるためのステップの場だったかのように…
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