ミステリーサークルって言っても あのミステリーサークルじゃない ー鏡編ー

あたまんなか

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いろいろあったけど、わたしたちミステリーサークルの初めての本格的な活動は幕を閉じようとしていた
っていうか、こんなことがミステリーサークルの活動なのかはわかんなかったけど?

廃墟を出る際に入り口の錠前に鍵を美夜ちゃんがかけるのを見て ふとした疑問を思い出した

「そういえば、どうやって許可とってきたの? 鍵までもってたし?」

「あぁ~、ここねうちの身内の物件なんですよ! ほんとは早く解体したいらしいんですがおばあちゃんが反対してたみたいで…」

「そうだったんだ!? まぁ最初はわたしたちに秘密を打ち明けないでおこうと思ってたなら説明しない訳だね」

ほんと、全ての胸のつかえが取れた感じがした
わたしたちはこの廃墟に来た時以上の清々《すがすが》しさと達成感に包まれて帰路に着いていた

「てか、なんであんなとこに地下室だの祠だのあったりしたんだ? そもそもそこだろ?」

廃墟から帰る道中、うしろを歩いてた衆《しゅう》が素朴な疑問を口にする

「あぁ、それなら以前ここ調べてる時に見たことある」

「なんでもあそこは風水的に鬼門らしいんだ 霊の通り道みたいなの 建物が建ってから気づいたんだろな 目立たないようにって地下に祀ったってのもあるだろうけど情勢的な不安もあったんかもね」

まぁ こんなのはわたしと深鈴《みすゞ》の仮説でしかないけど サークル活動の一環として考察したりしてた 

「ふーーーん 神子《みこ》もそれっぽいことやってんだな」

納得なんかはしてほしくはないけど それっぽいはないだろ!!!

「ところでさー、衆《しゅう》? あんたなんでみんな手を合わせてる時にペコペコお辞儀してたんよ?」

どうでもいいことだったけど気分のいい帰り道だったんで少し衆でもいじるか!って気持ちで声をかけた

「あぁ~、あれか…あれはなんか祠?みんなが手を合わせてるときに横に着物着たおばあさんみたいなの見えてさ、こっち向かって何度もお辞儀してくんのよ
そりゃ礼儀として返すだろ??」

「えっ!?」

「あぁ~たぶんそれおばあちゃんだよ みんなにお礼言ってたんだね、きっと」

「え…………」

二人して笑う美夜《みや》ちゃんと衆《しゅう》…

わたしと深鈴《みすゞ》は思わず立ち止まって顔を見合わせた…。


「神子《みこ》 鼻の穴 鼻の穴…」


                 おわり



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