運命の四月一日は悲しい出来事があった。

surume

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――  四月一日  ――

雨が降っていた。

人気も寄らない森の奥深くに古い屋敷がぽつんとある。

真っ暗な森の中、その屋敷に明かりが灯った。



?side

何も分からない。

ただ終わらない物語を書き続ける日々。

今まで、1000以上の物語を考え、その全ての物語には終わりが来なかった。

だからせめて、、このお話だけは、この小説だけは、、。

終わりを迎えさせてあげたい。

その一心で書き続けた。

朝も昼も夜も毎日毎日。

今まで以上に努力をしたんだ。

俺だって努力ができる、俺だってハッピーエンドの幸せな物語が書けるんだ!

でも 

俺が初めて完結させることができた物語は

ハッピーエンドではなかった。

気づいたら主人公は死んでいた。

俺が殺してしまった。

どうして…?
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