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チャプター1 水地さくら
14項 さくら、そしてこれから ~エピローグ
ワタシにとって生き残りをかけた最後の挑戦が終わった──
結局のところイベントが成功したのかどうか、ワタシにはよくわからない。
ただ、お客さんに喜んでもらおうとすごく必死だったことだけは覚えている。
あんなにもセックスに夢中になったのは初めてだった。
初めてのイベントの時──姫神アンジェさんになりきろうとしていたあの時も夢中であまり覚えていなかったけど、今回のイベントはやり切ったという充足感があったし、何より会場のお客さんがワタシに大きな拍手を送ってくれた。
だからたぶん、これで良かったんだと思う。
ところで今ワタシはプロデューサーさんの車に乗って事務所に帰るところなんだけど……
車に乗ってからずっと、プロデューサーさんはひと言もしゃべらない。
まあ、無愛想なのはいつもことなんだけど、ワタシがこうして助手席に座っているのだから、少しはこう気の利いた話でもしてほしいのに。
──そういえば、助手席に座るのは初めてだなぁ。
いつものワタシは後部座席の、運転席と対角線上の場所に座っていた。
どうして急に助手席に座ったのか、ワタシ自身よくわからない。
ただ、助手席から眺める外の景色は、同じはずなのにどこかいつもと違う新鮮さがあった。
「……プロデューサーさん、今日はありがとうございました」
沈黙に耐えきれず、ワタシの方から話を切り出す。
「何がです?」
しかし、彼の返答はそっけない。
ワタシは、はぁ、とひとつため息をつき、
「プロデューサーさんがはげましてくれたおかげで、立ち直ることが出来ました。スゴく感謝してます」
淡々とした口調で述べる。
彼にはホントに感謝している。のだけど、今のそっけない態度には不満が残る。
「いいえ……」
そして、返答もやっぱり短いしそっけない。
もっとちゃんと感謝の気持ちを伝えたいのに──
せっかく助手席に座ったのに──
ワタシはもう1度ため息をついて、外の景色に目をやる。
今日、たしかにワタシはイベントを無事に終えることが出来た。
その過程でワタシは5人の男性に同時に抱かれてみせた。
それは、過去のトラウマを乗り越えたいという思いからそうしたのだけど、果たしてワタシはホントにトラウマを克服することが出来たのか、それはまだわからない。
だけど今日、プロデューサーさんに後ろから抱きしめられ、プロデューサーさんにずっと見ていてもらった。
不思議と、それだけでスゴく安心できた。トラウマが頭をよぎることもなかった。
たまたま偶然だったのかも知れない。だとしても、できればワタシはこれからも仕事の時はプロデューサーさんに見ていてほしい。
まるでプロデューサーさんに抱かれているような気になれるから──
──ってワタシ、何考えてんの!?
突然頭に沸いた不純な思考を振り払おうとかぶりを振る。
「? どうかしましたか?」
横目で見やったプロデューサーさんが訊ねる。
「な、何でも無いです!」
慌てて取りつくろおうとするけど、不自然なくらいに顔が火照ってしまう。
「な、何か暑いですね。窓開けますね?」
ワタシはそう言って助手席の窓を少し開けて、外からの新鮮な空気を取りこむ。
「たしかに、最近急に暑くなりましたね」
そう言って車内の温度計に目をやるプロデューサーさん。何とかごまかせたみたい。
外から入りこむ風は、以前にも増して熱く、そして湿っぽかった。
──そっか。もう6月なんだよね。
ワタシがSGIプロダクションに入ってから3ヶ月が経とうとしている。
その間にいろいろあったなぁ、と目まぐるしく動いたその期間のことをふと思い返してみた。
「……水池さんがウチに来てから3ヶ月になるんですね」
不意にプロデューサーさんがひとりごとのようにつぶやく。
彼もワタシと同じことを考えていたのかな?
「俺は今回、マネージャー業も兼務ということで水池さんとご一緒することが多かったですが、慣れない業務ということを差し引いても、俺はまだまだ未熟だと痛感しました」
いつも快刀乱麻を断つような言動のプロデューサーさんにしては、やけにしおらしいセリフだ。
「そんなこと無いと思います。実際、プロデューサーさんにはたくさん助けてもらいましたし」
ワタシは偽りの無い気持ちを述べる。
だけどプロデューサーさんは小さくかぶりを振って、
「俺はいつも思うんです。何でセックスアイドルは存在しているんだろう、と。何で男の性欲を満たすための媒体がセックスアイドルでなければならないのか、と」
いつになく真面目な話を始める。
「プロデューサーさんはセックスアイドルがキライなんですか?」
「いいえ、違います。ただ……水池さんや他のセックスアイドルのコを見る度に心が痛むんです。『何でこのコたちが犠牲にならなくちゃなんないんだ』、『こんな良いコたちが何でこんなことをしなくちゃなんないんだ』って……。この仕事を始めて3年になりますが、いまだに慣れることはありません」
俺はいつまで経っても未熟なんです、と彼は苦笑交じりに言った。
「プロデューサーさん……」
彼がそんな風に思っていたなんて意外だった。どちらかと言うと冷血漢で、目的のためならどんな手段も厭わない仕事人間だとばかり思っていた。
でもそうじゃない。プロデューサーさんはいつもワタシたちのことを気にかけてくれる優しいヒトなんだ。
「プロデューサーさん。ワタシは犠牲になっているなんて感じたことは1度もありませんよ。たしかにあんなコトがなければ、ワタシはセックスアイドルになることは無かった……。地元の会社に就職して、誰かと結婚して、そんな普通の人生を送っていたと思う。だけどワタシ、セックスアイドルになったことを後悔なんてしてません! 『復讐』なんてスゴくネガティブな目標だけど、それでもワタシはこの仕事が好きです。プロデューサーさんがいてくれるから……ワタシ、がんばれるんですッ!!」
ワタシは思いの丈を彼に伝えた。ちょっと……ううん、かなり恥ずいセリフだったけど、それでもワタシはどうしてもそれを伝えたかったのだ。
プロデューサーさんはしばらく黙ってしまったけど、信号待ちの停車と同時に大きなため息を吐いた。
「やっぱり俺は未熟ですね。本来こちらが励さなくてはならないのに、逆に励まされるなんて……」
そしてプロデューサーはようやくこちらを向いて、
「ありがとうございます、水池さん。そう言っていただけるととても救われます」
口もとを弛緩させて笑うのだった。
それはとてもぎこちないものだったけど、彼の精一杯が伝わってとても温かい気持ちになれた。
ワタシはコクリとうなずくと、
「そうだ、プロデューサーさん。これからは『さくら』って呼んでください」
そう提案する。
「わかりました。……さくら、さん」
まだ口調は堅いけど、プロデューサーさんが初めて名前で呼んでくれたのがスゴくうれしかった。
初めてセックスアイドルとしての一歩を踏み出せた今日、この日のことをワタシはきっと忘れないだろう。
♢
東京ミレニアムコンサートホール──
約1万人の集客数を誇るこの大型コンサートホールは、有名アーティストのライブや世界的なイベントなど、大企業の盛時に使われることが多く、ここの舞台に立つことは一種のステータスを意味するのだ。
その控室に、ひとりの女性がいる。
明るく煌びやかな光彩を放つ長い金髪──
アーモンドのように切長でふくよかな目元──
艶やかな色香を帯びた丹花の唇──
彼女はそのすべてが美しく、筆舌に尽くし難い魅力にあふれていた。
「SGIプロダクションの新人……おもしろいコですわね」
ノートパソコンで動画を再生しながら、彼女はポツリとつぶやいた。
「はじめは迷い。次に迷走。そして今度は覚醒……」
彼女は水池さくらという新人セックスアイドルの動画をすべて見ていた。もちろん、有料アーカイブもダウンロードした。
なぜ彼女が無名な新人、しかも他所の事務所のタレントに興味を持ったのかといえば、水池さくらというコが超一流のセックスアイドルである姫神アンジェを演じていた、という噂を耳にしたからだ。
彼女はすぐにそれをたしかめたいと思った。
姫神アンジェのパフォーマンスはそうやすやすとコピー出来るものではない。もしも半端な演技をしているのであれば鼻で笑ってやろう。そう思った。
たしかにさくらが演じた姫神アンジェは拙く、到底姫神アンジェたり得ないものであった。
しかし、その蠱惑的な眼差し、ピンと張りつめた指先、その一挙手一投足の中にたしかに姫神アンジェは存在していた。
さくらは確実に姫神アンジェを体現していたのだ。
しかし、その後に見た彼女はまったくの別人であり、これこそが水池さくらという姿を体現していた。
それは驚くべき変貌ぶりだった。
「この短い期間で自分を取り戻し、最高のステージを披露した……。こんな芸当が出来たのはやはり、彼がいたからなのかしら?」
彼女はノートパソコンのフォルダをクリックし、そこにあった一枚の画像を開く。
やがて表示されたのは、黒ずくめのスーツ姿で黒のサングラスをかけた人相の悪い男の写真だった。
「お嬢様、そろそろお時間となります」
「ステージへとお越しくださいませ」
その時、黒いドレスをまとった2人の女性が入室し、彼女に伝える。
「わかりました。参りましょう」
彼女はノートパソコンを閉じてすっくと立ち上がり、桃色のドレスを優雅になびかせながら部屋を後にする。
「今日、このステージをわたくしの伝説の第1歩として見せますわッ!」
悠然と言い放ち、およそ1万人もの観客の待つ狂乱のステージへと向かう。
彼女の名は姫神アンジェ──
『金色の天使』の異名を持つカリスマセックスアイドルである。
結局のところイベントが成功したのかどうか、ワタシにはよくわからない。
ただ、お客さんに喜んでもらおうとすごく必死だったことだけは覚えている。
あんなにもセックスに夢中になったのは初めてだった。
初めてのイベントの時──姫神アンジェさんになりきろうとしていたあの時も夢中であまり覚えていなかったけど、今回のイベントはやり切ったという充足感があったし、何より会場のお客さんがワタシに大きな拍手を送ってくれた。
だからたぶん、これで良かったんだと思う。
ところで今ワタシはプロデューサーさんの車に乗って事務所に帰るところなんだけど……
車に乗ってからずっと、プロデューサーさんはひと言もしゃべらない。
まあ、無愛想なのはいつもことなんだけど、ワタシがこうして助手席に座っているのだから、少しはこう気の利いた話でもしてほしいのに。
──そういえば、助手席に座るのは初めてだなぁ。
いつものワタシは後部座席の、運転席と対角線上の場所に座っていた。
どうして急に助手席に座ったのか、ワタシ自身よくわからない。
ただ、助手席から眺める外の景色は、同じはずなのにどこかいつもと違う新鮮さがあった。
「……プロデューサーさん、今日はありがとうございました」
沈黙に耐えきれず、ワタシの方から話を切り出す。
「何がです?」
しかし、彼の返答はそっけない。
ワタシは、はぁ、とひとつため息をつき、
「プロデューサーさんがはげましてくれたおかげで、立ち直ることが出来ました。スゴく感謝してます」
淡々とした口調で述べる。
彼にはホントに感謝している。のだけど、今のそっけない態度には不満が残る。
「いいえ……」
そして、返答もやっぱり短いしそっけない。
もっとちゃんと感謝の気持ちを伝えたいのに──
せっかく助手席に座ったのに──
ワタシはもう1度ため息をついて、外の景色に目をやる。
今日、たしかにワタシはイベントを無事に終えることが出来た。
その過程でワタシは5人の男性に同時に抱かれてみせた。
それは、過去のトラウマを乗り越えたいという思いからそうしたのだけど、果たしてワタシはホントにトラウマを克服することが出来たのか、それはまだわからない。
だけど今日、プロデューサーさんに後ろから抱きしめられ、プロデューサーさんにずっと見ていてもらった。
不思議と、それだけでスゴく安心できた。トラウマが頭をよぎることもなかった。
たまたま偶然だったのかも知れない。だとしても、できればワタシはこれからも仕事の時はプロデューサーさんに見ていてほしい。
まるでプロデューサーさんに抱かれているような気になれるから──
──ってワタシ、何考えてんの!?
突然頭に沸いた不純な思考を振り払おうとかぶりを振る。
「? どうかしましたか?」
横目で見やったプロデューサーさんが訊ねる。
「な、何でも無いです!」
慌てて取りつくろおうとするけど、不自然なくらいに顔が火照ってしまう。
「な、何か暑いですね。窓開けますね?」
ワタシはそう言って助手席の窓を少し開けて、外からの新鮮な空気を取りこむ。
「たしかに、最近急に暑くなりましたね」
そう言って車内の温度計に目をやるプロデューサーさん。何とかごまかせたみたい。
外から入りこむ風は、以前にも増して熱く、そして湿っぽかった。
──そっか。もう6月なんだよね。
ワタシがSGIプロダクションに入ってから3ヶ月が経とうとしている。
その間にいろいろあったなぁ、と目まぐるしく動いたその期間のことをふと思い返してみた。
「……水池さんがウチに来てから3ヶ月になるんですね」
不意にプロデューサーさんがひとりごとのようにつぶやく。
彼もワタシと同じことを考えていたのかな?
「俺は今回、マネージャー業も兼務ということで水池さんとご一緒することが多かったですが、慣れない業務ということを差し引いても、俺はまだまだ未熟だと痛感しました」
いつも快刀乱麻を断つような言動のプロデューサーさんにしては、やけにしおらしいセリフだ。
「そんなこと無いと思います。実際、プロデューサーさんにはたくさん助けてもらいましたし」
ワタシは偽りの無い気持ちを述べる。
だけどプロデューサーさんは小さくかぶりを振って、
「俺はいつも思うんです。何でセックスアイドルは存在しているんだろう、と。何で男の性欲を満たすための媒体がセックスアイドルでなければならないのか、と」
いつになく真面目な話を始める。
「プロデューサーさんはセックスアイドルがキライなんですか?」
「いいえ、違います。ただ……水池さんや他のセックスアイドルのコを見る度に心が痛むんです。『何でこのコたちが犠牲にならなくちゃなんないんだ』、『こんな良いコたちが何でこんなことをしなくちゃなんないんだ』って……。この仕事を始めて3年になりますが、いまだに慣れることはありません」
俺はいつまで経っても未熟なんです、と彼は苦笑交じりに言った。
「プロデューサーさん……」
彼がそんな風に思っていたなんて意外だった。どちらかと言うと冷血漢で、目的のためならどんな手段も厭わない仕事人間だとばかり思っていた。
でもそうじゃない。プロデューサーさんはいつもワタシたちのことを気にかけてくれる優しいヒトなんだ。
「プロデューサーさん。ワタシは犠牲になっているなんて感じたことは1度もありませんよ。たしかにあんなコトがなければ、ワタシはセックスアイドルになることは無かった……。地元の会社に就職して、誰かと結婚して、そんな普通の人生を送っていたと思う。だけどワタシ、セックスアイドルになったことを後悔なんてしてません! 『復讐』なんてスゴくネガティブな目標だけど、それでもワタシはこの仕事が好きです。プロデューサーさんがいてくれるから……ワタシ、がんばれるんですッ!!」
ワタシは思いの丈を彼に伝えた。ちょっと……ううん、かなり恥ずいセリフだったけど、それでもワタシはどうしてもそれを伝えたかったのだ。
プロデューサーさんはしばらく黙ってしまったけど、信号待ちの停車と同時に大きなため息を吐いた。
「やっぱり俺は未熟ですね。本来こちらが励さなくてはならないのに、逆に励まされるなんて……」
そしてプロデューサーはようやくこちらを向いて、
「ありがとうございます、水池さん。そう言っていただけるととても救われます」
口もとを弛緩させて笑うのだった。
それはとてもぎこちないものだったけど、彼の精一杯が伝わってとても温かい気持ちになれた。
ワタシはコクリとうなずくと、
「そうだ、プロデューサーさん。これからは『さくら』って呼んでください」
そう提案する。
「わかりました。……さくら、さん」
まだ口調は堅いけど、プロデューサーさんが初めて名前で呼んでくれたのがスゴくうれしかった。
初めてセックスアイドルとしての一歩を踏み出せた今日、この日のことをワタシはきっと忘れないだろう。
♢
東京ミレニアムコンサートホール──
約1万人の集客数を誇るこの大型コンサートホールは、有名アーティストのライブや世界的なイベントなど、大企業の盛時に使われることが多く、ここの舞台に立つことは一種のステータスを意味するのだ。
その控室に、ひとりの女性がいる。
明るく煌びやかな光彩を放つ長い金髪──
アーモンドのように切長でふくよかな目元──
艶やかな色香を帯びた丹花の唇──
彼女はそのすべてが美しく、筆舌に尽くし難い魅力にあふれていた。
「SGIプロダクションの新人……おもしろいコですわね」
ノートパソコンで動画を再生しながら、彼女はポツリとつぶやいた。
「はじめは迷い。次に迷走。そして今度は覚醒……」
彼女は水池さくらという新人セックスアイドルの動画をすべて見ていた。もちろん、有料アーカイブもダウンロードした。
なぜ彼女が無名な新人、しかも他所の事務所のタレントに興味を持ったのかといえば、水池さくらというコが超一流のセックスアイドルである姫神アンジェを演じていた、という噂を耳にしたからだ。
彼女はすぐにそれをたしかめたいと思った。
姫神アンジェのパフォーマンスはそうやすやすとコピー出来るものではない。もしも半端な演技をしているのであれば鼻で笑ってやろう。そう思った。
たしかにさくらが演じた姫神アンジェは拙く、到底姫神アンジェたり得ないものであった。
しかし、その蠱惑的な眼差し、ピンと張りつめた指先、その一挙手一投足の中にたしかに姫神アンジェは存在していた。
さくらは確実に姫神アンジェを体現していたのだ。
しかし、その後に見た彼女はまったくの別人であり、これこそが水池さくらという姿を体現していた。
それは驚くべき変貌ぶりだった。
「この短い期間で自分を取り戻し、最高のステージを披露した……。こんな芸当が出来たのはやはり、彼がいたからなのかしら?」
彼女はノートパソコンのフォルダをクリックし、そこにあった一枚の画像を開く。
やがて表示されたのは、黒ずくめのスーツ姿で黒のサングラスをかけた人相の悪い男の写真だった。
「お嬢様、そろそろお時間となります」
「ステージへとお越しくださいませ」
その時、黒いドレスをまとった2人の女性が入室し、彼女に伝える。
「わかりました。参りましょう」
彼女はノートパソコンを閉じてすっくと立ち上がり、桃色のドレスを優雅になびかせながら部屋を後にする。
「今日、このステージをわたくしの伝説の第1歩として見せますわッ!」
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