SEXアイドル&DEATHプロデューサー

中原星道

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チャプター3 虹橋萌火

7項 萌火、翔ぶ ~公開セックス

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 3種目の対決を終えた時点でワタシの役目は終了となった。

 萌火もかセンパイの前にかなり無様な完全敗北を喫してしまい、果たして会場を盛り上げるという目的を達成できたのかはなはだ不安だ。

「はぁ……」

 ワタシは汗を拭いて服に着替えてから競技場のベンチに腰を下ろし、深いため息をく。

「お疲れ様でした、さくらさん」

 その時プロデューサーさんがやって来て、わたしにドリンクとおにぎりを差し出してくれた。

「ありがとうございます」

 ワタシはそれを受け取り、ふと正面に目を向ける。

 そこでは萌火もかセンパイが最後の競技──彼女の得意種目である走り高跳びのウォーミングアップを行っていた。

 これは完全エキシビションで、センパイたっての希望で行われる特別プログラムだ。

 それだけに彼女は今度ばかりはちゃんとユニフォームを着て、普段ではあまり見せない厳しい表情で挑んでいる。

 今回彼女が定めた目標は1m 98cm ──

 それは女子高校生の全国大会での現在の最高記録であり、彼女自身がずっと目指し続けていた超えたい壁なのだという。

萌火もかセンパイ、カッコイイなぁ……」

 助走を繰り返して踏み切り位置を入念に確認する彼女の姿を眺めながら、ワタシはポツリとつぶやく。

「そうですね……」

 同調するようにプロデューサーさんもつぶやいた。

萌火もかさんは以前、部活を辞めた・・・とおっしゃってました。『引退した』ではなく『辞めた・・・』、と。何か理由があったんでしょうかねぇ?」
「そうなんですか……」

 それは初耳だった。

 あんなにも運動神経が良くて、こんなにも真剣に打ち込んでいる陸上競技から自ら身を退いたというセンパイ。

 そこには一体どんな理由があったのだろう?

 辞めたのに今でもトレーニングを続けて、こうして再び向き合っているのだから、きっと未練があったのだと容易に想像できた。

 そして30分間のインターバルが終了し、いよいよ萌火もかセンパイの挑戦が始まる。

 1m 98cm に設定されたバーは、遠目から見ても高く、まさしく壁のように感じられる。

 先ほどまでの前座競技の時と違い、観客たちも固唾を呑んでそれを見守っていた。

 ゆっくりと時間をかけて深呼吸をし、萌火もかセンパイは猛然と駆け出す。

 カーブを描きながらゆったりと侵入し、バーが近づくにつれてその速度は増してゆく。

 そしてバーの手前で右脚を力強く蹴り上げて跳躍する。

 陽光を浴びて赤い髪がさらに燃え上がり、彼女のしなやかな体が高々と舞い上がる。

 背中を反らせながら頭から体にかけてバーを飛び越えてゆく。

 ──いけるッ!

 そう思った瞬間、足の踵がバーにかかってしまい、彼女の体はバーと共にマットの上に着地する。

 緊張が解け、観客席からは落胆の声がもれる。

「くそッ!!」

 悔しそうにマットに握り拳を叩きつけるセンパイ。

 彼女は本番と同じようにこの後も2回挑戦したけど、残念ながら目標としていた壁を飛び超えることはできなかった。

「残念でしたね、萌火もかセンパイ……」

 ベンチに座って休む彼女の元に、ワタシはドリンクを差し入れる。

「ありがとう、さくらちゃん」

 ニコリと微笑み、それを受け取ったセンパイは、

「今日はつき合ってくれてありがとう。おかげでスゴく盛り上がったよ」

 ワタシにねぎらいの言葉をかけてくれた。

「そんな、ワタシなんて……」

 あんなに意気込んでいたのに無様な姿しか見せられなかったワタシは、逆に恐縮してしまう。

 そして彼女は立ち上がり、最後の舞台に──選ばれたVIP当選者20名との公開セックスへと臨んだ。

 競技場の中央に設置されたマットの上で、男たちは萌火もかセンパイの周囲に群がると、汗に濡れた彼女の柔肌をまさぐり、愛撫する。

「んむ……じゅぷ……ちゅぱちゅぱ」

 彼女はひとりの男と唇を重ね合わせ、舌を絡ませ合いながら淫靡な水音を奏でる。

 他の男たちは彼女のユニフォームをずらして胸と局所を露出させ、そこに指と舌を這わせる。

 まるで獲物に群がるハイエナの群れのように、男たちは彼女の体を貪った。

 そして彼女の秘部が潤いを帯びると、男は横向きになっている彼女の片足を抱え上げ、広げられた秘部に雄々しく反り立ったペニスを一気に挿入する。

 ズン! ズン! ズンッ!!

「ああッ、スゴいッ!! チ○ポが入ってるところをみんなに見られてるぅ!!」

 大きく開脚された状態でペニスが膣内を激しく突き上げる様は、大型ビジョンでもしっかりと映し出されており、VIPに選ばれなかった約1000人観客たちはその痴態に興奮し、自らのペニスをしごいてゆく。

萌火もかちゃん、オレのペニスしゃぶって!」
「オレのも頼むよ、萌火もかちゃん」
「うん! みんなのチ○ポ、わたしにちょうだいッ!!」

 彼女は横から犯されながらも、2本のペニスをいっぺんに口と舌で愛撫する。

 さらには律動と共に激しく揺れる乳房にペニスをこすりつけられたり、脇の間にペニスを挟まれたりと、彼女は全身あらゆる場所を犯されてゆく。

「ああ、ダメだ、もうイクーーーーッッ!!」

 膣内にペニスに挿入している男は限界を感じてラストスパートをかけ、

 どぴゅッ! どぴゅぴゅッ! どぷどぷッッ!!!!

 ペニスを引き抜くと、彼女の秘部や腹などを白濁に染めてゆく。

 そして休む間も無く次の男が彼女を四つん這いにさせ、後ろからペニスを挿入した。

「んむぅッ! うんんッッ!!」

 ペニスを口に咥えながら、彼女はさらなる快楽に嬌声を上げる。

 スパンッ! スパンッ! スパンッッ!!!

 男は彼女の腰を掴みながら腰を打ちつけ、ペニスを奥深くまで貫き、ピストン運動を繰り返す。

 たぷんたぷん、と形の良いバストが荒れ狂うように揺れ、そこにペニスをこすりつけていた男はたまらず射精してしまう。

「ああ、もうイクッ!」
「オレも、もう……ああッ!!」
「出してッ! 濃厚ザーメン、いっぱいわたしにかけてッッ!!」

 フェラチオをさせていた2人の男も絶頂を迎え、最後はペニスを自らしごいて彼女の顔と口の中目がけて大量の精を撃ち放つ。

「はぁ……熱いのが……んんッ! こんなにたくさん……ああンッ!!」

 彼女は白濁にまみれた顔を恍惚とさせながら、後ろからの激しい律動に身悶える。

萌火もかちゃん、オレももう限界だ!」

 やがてその男も根を上げる。

「うん、イイよ、出して。そのまま……ンンッ! 膣内なかに出してぇッッ!!」

 まるで挑発するようなその言葉に、男は最後の力を振り絞って最高速度のピストンを繰り出し、

「んはあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!」

 絶頂の雄叫びを奏でる。

 ドピュピュピュッ! ドクドクドクッッッ!!!!

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!」

 男の射精と時を同じくして彼女も嬌声の旋律を重奏する。

 ペニスから解き放たれた精は彼女の膣内を満たし、そこからあふれ出した白濁液はぽたぽたとマットに滴る。

「はぁ……スゴいたくさん……わたしの膣内なかに熱いのが……」

 恍惚の表情を浮かべながら、センパイは大型ビジョンを見上げる。

 そこに映し出されている自らの痴態を目にして、彼女は悦びの笑みを浮かべるのだった。

 ──どうして……。

 そこからまた休む間も無く、新たな男たちを迎え入れるセンパイ。

 ──どうしてそこまで嬉々としていられるの?

 かつてワタシと同じように男にレイプされた経験があるのに、彼女はどうして男を恐れるどころか犯されることに快感を得られるのか、どうしてもワタシには理解できなかった。

 だけど、この大観衆の中でこの淫らな舞台を堂々と演じる彼女の姿に心を奪われ、ワタシはだんだんと悦楽に呑み込まれてゆくのを感じていたのだった。
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