ジニアの花を友に

すぴか*

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仲良し

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「よし、今日も頑張ろう。」
咲ヶ崎高校の正門を前にし、私は呟いた。
私は中本 月華。ちょうど一ヶ月前にこの高校に入学した高校1年生だ。ここに入ったのは友人がいたからだ。中学の時、部活の事しかやる事がなくてフラフラしていた私を「どうせなら一緒に行こうよ」と誘ってくれたのだ。とてもありがたい。だからこうしてここに立っている。受験は大変だったけど、後悔はしていない。

「ツッキーーー!」
「ミッコーーー!」
入り口の前でハグをする。皆の視線が痛い...
この子は私と同じ女子バスケ部を希望してくれた子。
坂型 美己。
ノリがいい、今時の女子という感じでクラスのムードメーカーな感じ。
「今日は遅刻しないんだ。」
「そうなの!偉いでしょ?」
普通だけどね。
私は優しく頭を撫でる。すると、美己は天使の様な笑顔を見せた。
何故だろうか。ずっとこのままでいてね、という思いが一瞬頭に浮かんだ。
美己と教室の前まで行き、五組の前で分かれた。
私は三組。
実は友達がクラスで1人もいない。友達と話す時はたくさん話せるのに、初対面は緊張して上手く話せない。
「怖いな。」
呟きながらも、三組の教室に着いた。グダグダしててもしょうがないし、そーっと、ドアを開けた。

「昨日のテレビ見たー?」

「先輩マジカッコイイヤバイー」

「お前まだ課題おわってねーの?」

たくさんの笑い声と雑音。あぁ、うるさい。そっと席に着く。ため息をして、私は小説を読みはじめた。

それからの事は覚えていない。多分ずっと居眠りをしてた。授業なんてどうでもいい。進学する気無いし。
机にお弁当を広げようとした。その時
「ツッキーボッチ飯ー?」
「!?」
廊下の方を見ると、部活の先輩が立っていた。
「利歩先輩!?」
そばに駆け寄ると、屋上で食べようぜ、と誘ってくれた。なんていい先輩。感動で涙が出そうだ。
高道 利歩先輩は唯一2年生で私をとても気遣ってくれる明るくて優しい先輩。前髪を上げてるのがすごく似合っている。
屋上に移動中、
「好きな人出来た?」
ガタッ
危うく弁当を落とす所だった...。
「その質問何回目ですか、先輩...」
「なかなか答えてくれないんだもん。ねー、少しくらいいいでしょ?」
そんなニヤニヤされても。
「下心しか見えませんよ。先輩」
「へぇ...?でもいいのかな?」
「?」
ハッ...、嘘...。弁当が!?
「コイツがどうなってもいいのかー?」
「わ、分かりました話しますから返して下さいぃ。」
何だこの仕打ちは...。
しかもこのタイミングで屋上に着いてしまった...。
「さぁ!語り合おうではないかー!」
下心しか見えませんよ、先輩。
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