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第一章 異世界召喚と旅立ち
009 あの子のアレがソレだとしても
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「もう、あの娘は寝ましたか?」
部屋の奥から出てくる相川大愛に山下絹江が声をかける。
「うん、ぐっすりっしょ」
そう言ってソファに腰を掛ける相川。
向かいに座っていた山下は、カップを置いてに紅茶を注いであげている。
相川は、それを受け取って一口飲んでから、溜息をつく。
「疲れてたみたいだし、見つけたときは沢山泣いてたからね」
今、相川と山下がいるこの部屋は、宰相が用意した部屋の一室である。
床は板張りのフローリングで、ジグザグに板を並べられた柄をしており、部屋の真ん中には大きな白と赤の模様の絨毯が敷かれている。
その上にテーブルと椅子が四脚、テーブルの上には紅茶のポットとカップ、お茶受けにドライフルーツがいくつか置かれていた。
壁のは落ち着いた暗い色の木が張られた壁で、植物をモチーフにしたシンメトリーのレリーフが彫られている。
上半分は白い漆喰で塗り固められて、そこには金色の額縁で縁取られた高そうな絵が数枚飾ってあった。
風景画だろうか? その絵をみる限りは地球の風景と違う点は見受けられない。
天井には6本の蝋燭のような灯りを取り付けたシャンデリアが吊るしてあり、白熱電球のような温かい光が部屋の中を照らしている。
窓は開け広げられており、日本の夜に比べると光が少ない街並みを見渡せる。
この部屋が城の何階にあたるのかわからないが、窓の下は10m以上はありそうだ。
扉を挟んだ隣の部屋にはベッドが二つ用意されており、そのうち一つはウサギ耳の女の子が使用している。
そのベッドを相川が女の子と一緒に使い、もう一つを山下が使う予定である。
召喚の間で見つけてきたうさ耳の幼女を同じ部屋で泊らせるということに、城の人間は猛反対したのだが、獣人への差別を感じさせるメイドたちの対応を見て、この子を引き渡してはいけない思い、絶対に同じ部屋に泊まらせると相川が強行したのだった。
「そうですか、この辺りでは動物の耳が生えた人はあまり良い扱いを受けないそうですから。きっと苦労してきたんでしょうね」
あんなに小さいのに…と悲しそうにする山下。
「ほんっと! わかってないわアイツら! あんなに可愛い女の子イジメてなにが楽しいんだか。バカっしょマジで!」
「ほら、あんまり大きな声を出してはダメよ、せっかく寝たのに起きてしまいますよ」
口元に指を立てて、しーっとしている山下に、いっけねーといった感じで相川は口を両手で押さえる。
「ふふっ、ほんとに短い時間で相川さんはとても仲良くなりましたもんね。怒っちゃうのも仕方ないわよね」
そういって微笑ましそうに相川をみる山下。
彼女も子供好きらしく、二人の仲の良さをすこし羨ましそうにしている。
「うん、一緒にお風呂にも入ったしね、もうマブダチっしょ!」
そういって、紅茶をひとくちすする。
今二人が飲んでいるお茶は部屋の外に控えてもらっているメイドさんに用意してもらったもので、用があるとき以外は部屋の外に控えてくれている。
最初はずっとメイドに付いてもらっているのも悪いので必要ないと言っていたのだが、実際に部屋で休んでいると現代の旅館やホテルのように、何でも準備されているわけでもないこの部屋では、お茶の一つもいれることができなかったのだ。
無理やりだったが、メイドを付けてもらって非常に助かっている。
高町の部屋での話し合いが終わってから、相川と山下の二人は同じ部屋でくつろいでいた。
個別に部屋を用意してもらっていた4人だったが、高町仁の部屋での話し合いの結果、同性同士でペアになって部屋に泊まることにしたのだ。
「ほんと、最初はお風呂に入れようとしたらすごい嫌がって大変だったし…特に服を脱がせるときなんて、剣が降ってくる~って言って泣きわめいてたし。ガタガタ震えて、赤い剣で切り殺されるって言って大泣きしてたんだよ? これまでどんな目にあってきたんだろ…剣で襲われるなんて普通じゃないじゃん?」
「それに、お尻のところに小さいけどアザまで出来てて…どうしたのって聞いても、わからないってしか答えないんだよ。でも、誰かにぶたれたのかもしれないじゃん?」
そういって両手で持ったカップに視線をおとす相川。その瞳には涙が滲んでいる。
「そうね、こちらの世界では一歩街の外に出たら、野党に襲われる可能性もあるそうですから。ちょっと日本人の感覚では彼女の生い立ちは想像できないかもしれないわね。それに、物みたいに売り買いされる人もいるって聞いたわ」
良くある異世界召喚モノのテンプレ通り、この世界には奴隷が存在している。
そして、獣人への迫害の歴史もこの国にはあるのだ。
ここ10年くらいで、条例や取り締まりで差別を減らそうとしてきたアルストリア王国では、獣人への迫害は多少減ってはいるのだが、長い間あった慣習は国民に刷り込まれており、いまだ根強い差別意識が残っているのだ。
素性の知れぬ獣人をかくまう、ましてや王宮に獣人を入れるなど、この国の人間からすると言語道断の行いなのだが、それを知らない相川は彼らの女の子への扱いに憤慨していた。
「人種差別なんて野蛮じゃん! 最初は面白い場所にこれたって思ってたのに、ここのヤツらマジ幻滅だし!」
眉を吊り上げてプンプン怒っている相川。おこである。
「あの子みたいな人種の方は奴隷が多いんですってね…昔は地球だってどこの国にも奴隷はいたそうよ。ここは日本に比べたらあまり発展していない国みたいだし、仕方がないのかもしれないわね。でも、私たちだけでも彼女に優しくしてあげましょう?」
「うん! アタシが沢山可愛がってあげないと、お風呂に慣れてからは全然泣かなくなったし、身体を洗ってあげたら懐いちゃって、アタシにくっついてくるようになって、超可愛かったんだから♪」
そう言ってニコニコする相川は、とても嬉しそうだ。
「二人で身体の洗いっこして、頭も洗ってあげて。湯船に浸かって100数えたんだけど、ず~~っと私に抱きついてニコニコしてたんだから」
「そうなの? あんなに可愛い子に甘えられるなんて羨ましいわ」
「でしょ! 100数えて外に出る時も、もっともっとって言って甘えてくるくらい仲良くなってたんだから♪」
結局、顔を真っ赤にしている女の子を、のぼせてしまうからと宥てお風呂から引っ張り出してきたらしい。
二人のお風呂の世話をしてくれたメイドが言うには、平民や貧しい者たちには身体を清めるのは井戸水や川の水をつかっての行水が主らしく、暖かいお湯をふんだんに使った風呂というものは、なかなか経験できないものなのだそうだ。
だから、気持ちの良いお湯に沢山浸かりたがったのだろうという話だった。
お茶を飲みながらの話題の内容は、ウサギ耳の女の子と相川とのやり取りについてが主だったが、殆ど初対面だったおばあちゃんとギャルは思いのほか仲良くなったようだ。
何度も二人でクスクスと笑いあっている。
「明日には、お姫様と王様、それに宰相さんを交えてのお話があるそうですね、そこで今後どうするかを決めるそうですけど…どうなるのかしらね?」
「う~ん…、あの一緒にここに来たって言ってた青い髪の人も、どうするか決めないとだし、大変じゃん」
「髪の色も顔立ちも日本人離れしてたから、安易に違うんじゃないかって言ってしまったけど、本人は日本人だって言っていたものね。もっとちゃんと話を聞いてあげれば良かったわ」
そう言って心配そうにする山下。
「あの人日本語話してたしね~。そういえばお姫ちゃんも周りの鎧の人も、顔は外人さんっぽいのに日本語ペラペラだったね~」
不思議だし~と言ってドライフルーツをひとつ摘まみ上げ、口の中に放り込む相川。
「そうねぇ、不思議ね~」
二人で不思議だ不思議だと言い合って、その夜の二人の夜会は終了となった。
その夜会の終了から数時間後、二人が寝静まったベッドから起き上がる小さな影があった。
その影は周りを見回した後しゃがみ込み、地面に這いつくばったまま虫のようにかさかさと移動をはじめた。
そして部屋の出口までたどり着くと、ゆっくりと扉を開いてその部屋から出て行った。
まだ街の灯りが消え切る前、日本にいた頃の相川なら外を遊び歩いていたかもしれない時間帯であったが、疲れていた相川と山下は部屋から出ていく小さな影に気づくことはなかった。
部屋の奥から出てくる相川大愛に山下絹江が声をかける。
「うん、ぐっすりっしょ」
そう言ってソファに腰を掛ける相川。
向かいに座っていた山下は、カップを置いてに紅茶を注いであげている。
相川は、それを受け取って一口飲んでから、溜息をつく。
「疲れてたみたいだし、見つけたときは沢山泣いてたからね」
今、相川と山下がいるこの部屋は、宰相が用意した部屋の一室である。
床は板張りのフローリングで、ジグザグに板を並べられた柄をしており、部屋の真ん中には大きな白と赤の模様の絨毯が敷かれている。
その上にテーブルと椅子が四脚、テーブルの上には紅茶のポットとカップ、お茶受けにドライフルーツがいくつか置かれていた。
壁のは落ち着いた暗い色の木が張られた壁で、植物をモチーフにしたシンメトリーのレリーフが彫られている。
上半分は白い漆喰で塗り固められて、そこには金色の額縁で縁取られた高そうな絵が数枚飾ってあった。
風景画だろうか? その絵をみる限りは地球の風景と違う点は見受けられない。
天井には6本の蝋燭のような灯りを取り付けたシャンデリアが吊るしてあり、白熱電球のような温かい光が部屋の中を照らしている。
窓は開け広げられており、日本の夜に比べると光が少ない街並みを見渡せる。
この部屋が城の何階にあたるのかわからないが、窓の下は10m以上はありそうだ。
扉を挟んだ隣の部屋にはベッドが二つ用意されており、そのうち一つはウサギ耳の女の子が使用している。
そのベッドを相川が女の子と一緒に使い、もう一つを山下が使う予定である。
召喚の間で見つけてきたうさ耳の幼女を同じ部屋で泊らせるということに、城の人間は猛反対したのだが、獣人への差別を感じさせるメイドたちの対応を見て、この子を引き渡してはいけない思い、絶対に同じ部屋に泊まらせると相川が強行したのだった。
「そうですか、この辺りでは動物の耳が生えた人はあまり良い扱いを受けないそうですから。きっと苦労してきたんでしょうね」
あんなに小さいのに…と悲しそうにする山下。
「ほんっと! わかってないわアイツら! あんなに可愛い女の子イジメてなにが楽しいんだか。バカっしょマジで!」
「ほら、あんまり大きな声を出してはダメよ、せっかく寝たのに起きてしまいますよ」
口元に指を立てて、しーっとしている山下に、いっけねーといった感じで相川は口を両手で押さえる。
「ふふっ、ほんとに短い時間で相川さんはとても仲良くなりましたもんね。怒っちゃうのも仕方ないわよね」
そういって微笑ましそうに相川をみる山下。
彼女も子供好きらしく、二人の仲の良さをすこし羨ましそうにしている。
「うん、一緒にお風呂にも入ったしね、もうマブダチっしょ!」
そういって、紅茶をひとくちすする。
今二人が飲んでいるお茶は部屋の外に控えてもらっているメイドさんに用意してもらったもので、用があるとき以外は部屋の外に控えてくれている。
最初はずっとメイドに付いてもらっているのも悪いので必要ないと言っていたのだが、実際に部屋で休んでいると現代の旅館やホテルのように、何でも準備されているわけでもないこの部屋では、お茶の一つもいれることができなかったのだ。
無理やりだったが、メイドを付けてもらって非常に助かっている。
高町の部屋での話し合いが終わってから、相川と山下の二人は同じ部屋でくつろいでいた。
個別に部屋を用意してもらっていた4人だったが、高町仁の部屋での話し合いの結果、同性同士でペアになって部屋に泊まることにしたのだ。
「ほんと、最初はお風呂に入れようとしたらすごい嫌がって大変だったし…特に服を脱がせるときなんて、剣が降ってくる~って言って泣きわめいてたし。ガタガタ震えて、赤い剣で切り殺されるって言って大泣きしてたんだよ? これまでどんな目にあってきたんだろ…剣で襲われるなんて普通じゃないじゃん?」
「それに、お尻のところに小さいけどアザまで出来てて…どうしたのって聞いても、わからないってしか答えないんだよ。でも、誰かにぶたれたのかもしれないじゃん?」
そういって両手で持ったカップに視線をおとす相川。その瞳には涙が滲んでいる。
「そうね、こちらの世界では一歩街の外に出たら、野党に襲われる可能性もあるそうですから。ちょっと日本人の感覚では彼女の生い立ちは想像できないかもしれないわね。それに、物みたいに売り買いされる人もいるって聞いたわ」
良くある異世界召喚モノのテンプレ通り、この世界には奴隷が存在している。
そして、獣人への迫害の歴史もこの国にはあるのだ。
ここ10年くらいで、条例や取り締まりで差別を減らそうとしてきたアルストリア王国では、獣人への迫害は多少減ってはいるのだが、長い間あった慣習は国民に刷り込まれており、いまだ根強い差別意識が残っているのだ。
素性の知れぬ獣人をかくまう、ましてや王宮に獣人を入れるなど、この国の人間からすると言語道断の行いなのだが、それを知らない相川は彼らの女の子への扱いに憤慨していた。
「人種差別なんて野蛮じゃん! 最初は面白い場所にこれたって思ってたのに、ここのヤツらマジ幻滅だし!」
眉を吊り上げてプンプン怒っている相川。おこである。
「あの子みたいな人種の方は奴隷が多いんですってね…昔は地球だってどこの国にも奴隷はいたそうよ。ここは日本に比べたらあまり発展していない国みたいだし、仕方がないのかもしれないわね。でも、私たちだけでも彼女に優しくしてあげましょう?」
「うん! アタシが沢山可愛がってあげないと、お風呂に慣れてからは全然泣かなくなったし、身体を洗ってあげたら懐いちゃって、アタシにくっついてくるようになって、超可愛かったんだから♪」
そう言ってニコニコする相川は、とても嬉しそうだ。
「二人で身体の洗いっこして、頭も洗ってあげて。湯船に浸かって100数えたんだけど、ず~~っと私に抱きついてニコニコしてたんだから」
「そうなの? あんなに可愛い子に甘えられるなんて羨ましいわ」
「でしょ! 100数えて外に出る時も、もっともっとって言って甘えてくるくらい仲良くなってたんだから♪」
結局、顔を真っ赤にしている女の子を、のぼせてしまうからと宥てお風呂から引っ張り出してきたらしい。
二人のお風呂の世話をしてくれたメイドが言うには、平民や貧しい者たちには身体を清めるのは井戸水や川の水をつかっての行水が主らしく、暖かいお湯をふんだんに使った風呂というものは、なかなか経験できないものなのだそうだ。
だから、気持ちの良いお湯に沢山浸かりたがったのだろうという話だった。
お茶を飲みながらの話題の内容は、ウサギ耳の女の子と相川とのやり取りについてが主だったが、殆ど初対面だったおばあちゃんとギャルは思いのほか仲良くなったようだ。
何度も二人でクスクスと笑いあっている。
「明日には、お姫様と王様、それに宰相さんを交えてのお話があるそうですね、そこで今後どうするかを決めるそうですけど…どうなるのかしらね?」
「う~ん…、あの一緒にここに来たって言ってた青い髪の人も、どうするか決めないとだし、大変じゃん」
「髪の色も顔立ちも日本人離れしてたから、安易に違うんじゃないかって言ってしまったけど、本人は日本人だって言っていたものね。もっとちゃんと話を聞いてあげれば良かったわ」
そう言って心配そうにする山下。
「あの人日本語話してたしね~。そういえばお姫ちゃんも周りの鎧の人も、顔は外人さんっぽいのに日本語ペラペラだったね~」
不思議だし~と言ってドライフルーツをひとつ摘まみ上げ、口の中に放り込む相川。
「そうねぇ、不思議ね~」
二人で不思議だ不思議だと言い合って、その夜の二人の夜会は終了となった。
その夜会の終了から数時間後、二人が寝静まったベッドから起き上がる小さな影があった。
その影は周りを見回した後しゃがみ込み、地面に這いつくばったまま虫のようにかさかさと移動をはじめた。
そして部屋の出口までたどり着くと、ゆっくりと扉を開いてその部屋から出て行った。
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