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Expedition
10:月陰2
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宵闇の黒に炎の赤、井戸の水の冷たさに未だ燻る体の火照り、辺りに漂う血の匂いに脳裏に浮かぶ獣人の残した言葉。頭から井戸水を被りシロウは大きく身震いをする。上半身は裸、足元には脱ぎ捨てた旅装束とマントが転がっている。旅人用とはいえ安物のそれは激しい戦いを経てボロ布のようになっている。
「本当に傷が治るんだな」
好奇と畏怖、そして呆れの籠もった視線。ダイファスがシロウの背を見て声を掛ける。手には血まみれの衣類と民家から拝借した桶と洗濯板、そして着替えになりそうな服を持っている。
「食べた分ぐらいはな」
肩をすくめシロウが応じる。今日だけで何度獣人の牙に爪に体を傷つけられたかは判らない。よく見ると薄っすらと傷の名残のように、体に幾重にも新しい肌の筋が走っている。
「便利な魔法だ、傷が無かったことになるなんてな」
ダイファスは井戸から汲み上げた水を手で掬う。水量が減っているせいか、僅かに水が濁っているのに顔をしかめる。
「治るだけだ、無かったことにはならない」
「何が違うんだ」
ダイファスは桶に汲んだ水を入れる。
「お前の使っていた長巻のようなものだ、一度歪めば打ち直して再び使えるようになっても、それは前とは違うし、限りもある」
ダイファスの腰にはいつも指していた長巻はない。昼の戦いで歪んだ刀身はもう使い物にならず馬車に放り込んでいる。そのため今は予備の直剣を背にしている。マクシャについたら鍛冶屋持って行って打ち直しか、或いは新しいのを新調するしか無い。
「珍しいな、長巻を知ってるなんて」
目を細め、興味深そうにシロウを見る。フードを取ろうとしない少女と、その従者であり不死とも思える再生能力を持つこの男。ダイファスにとって、2人は余りに異質な存在に思える。
「この辺りでは珍しいのか?」
少しの間があって、シロウが尋ねる。
「ここの辺境ではそれなりに知られてる。そこから離れれば知ってるほうが珍しいだろうな」
替えの服を着る手を一瞬止め、シロウが興味深そうな視線を返す。手にしている替えの服は民家から拝借した作りの粗い素朴さだけが取り柄のような麻の服。
「それはどういう意味だ」
「長巻っていうのは、マクシャ辺境伯が広めた武器だな。聞くところによると辺境伯の生まれ故郷の武器って話だ。しかも辺境はともかく、中央まで広まってはいない」
一瞬、シロウの目が細まり、何かを考えるかのように井戸の縁を手でトントントンと叩いている。
「そうか、なら辺境伯と自分は同じ場所から来たのかもな」
シロウの知る限り、日本以外でその武器が使われた記憶はない。
「そこは遠いのか」
「それなりにな」
シロウの曖昧な答えに、ダイファスは軽くそうかと答え洗濯を始める。村の中心にある火種の近くに干せば明日の出発時間までには乾くだろうかと、主人であるジルダートが聞けば卒倒しそうな事を思いつつ。
馬車は無事だった、馬も野生の獣に襲われることもなく草をはんでいる。その様子にジルダートは胸をなでおろす。荷台に何とか登って、埃臭いそこに倒れ込む。
「疲れた」
荷台の隅の革袋を手に取り、その口を開け中を見ずに手を突っ込む。硬い感触が指先に伝わり、その1つ取り出す。
「この甘味が今は救いだなぁ」
マクシャで自分用に買った干芋を口に入れ、クチャクチャと頬張る。売り物のワインに思わず目が移るがそれは流石に自制する。
「折角、命を拾ったのに、飯のタネを失ったら元も子もないか」
干芋を握る手は、まだ震えている。獣人と人間の戦い、血にまみれた手。その中に微力ながら命を刈り取る側としてその場に居た自身。体が震える。実際に止めを刺したのは1人か2人といったところだろうか。
「ジルダートさん大丈夫ですか」
レフィーアが荷台を覗き込む。転がって干芋を頬張るジルダートと目が合う。
「うん、大丈夫」
半身を起こし、口の閉じた革袋を1つレフィーアに投げる。視線で中を見てみろと促すと、レフィーアがその口を開ける。
「干芋ですか」
「マクシャに向かうなら補充できるだろうし、今晩は皆でどうだい」
糧食として干芋は贅沢な方に入る。ジルダートも普段は乾燥させた野草と麦の炒粉を固めた携帯食と水を飲むのみである。
「それはありがたいですね。甘味はミルニト以来ですから」
フードの少女は年相応の笑みを浮かべる。10代中頃、自分は何をしていただろうかと思って首を振る。
「私達からも乾燥肉なら出せますので、一緒に夕食にしましょう」
今日の血まみれの光景を思い出し、顔が青くなる。
「さっきまであんなだったのに、肉入るんだね」
無理矢理笑みを顔に貼り付ける。干し肉とはいえ、昼間の今で肉を食べる気は正直しない。
「明日もありますから、食べれる時に食べておかないと何かあった時に持ちませんから」
同じ笑みを浮かべたまま、レフィーアが答える。口元に浮かぶ笑みは、ジルダート自身と異なり自然に見える。
「強いな」
思わず視線をそらしての呟きが夜の闇に溶けてゆく。
「私は強くあるべしと、育てられましたから」
遠い東の空をレフィーアは見上げた。
痛みの少ない民家の食卓。ロウソクの火の明かりの元、4人は木の椀によそわれた夕食を食べている。当然、木の椀も民家から拝借したもの、数日前まではおそらく同じ机で同じ椀で本来の持ち主が食事をしていたのだろう。
「旨い」
ダイファスの呟きには、半分以上驚きの色が混じっている。同じ事を考えたであろうジルダートと良くそれを知っているレフィーア、3人の視線がシロウに向く。
「何だその視線は、良いから冷めるぞ食え」
乾燥肉と干芋を具に、乾燥させた穀物を水で戻したもの、そして幾ばくかの香草を一緒に煮た雑炊のような食べ物が椀によそわれている。
「レフィーアさんが料理担当かと思ったら、シロウさんがそうなんですね」
ジルダートの呟き、頭の中で獣人相手に殺戮を行っている姿と、料理を楽しそうに作る姿がどうしても一致せず違和感を覚える。
「シロウの方が料理は巧いからな。旅すがら教えてはもらっているがこの味は出ない」
悔しそうに言うレフィーアの言葉にシロウは苦笑しながら、「お替り」と差し出された椀に雑炊をよそう。自分の分を食べながらその合間に、お替りをよそう姿はどこか母親めいてさえいる。
「飯なんて食べれればいいが、美味しければ尚良いのも確かだからな」
それは、シロウの父の言葉の中で、父にしては非常に珍しく同意できる言葉だった。それが自然と出たことにシロウは思わず笑みを浮かべる。
「料理だと本当に良い笑み浮かべるんだな、昼間のお前の笑みは引くような邪悪な笑みだったが」
冗談交じりにダイファスが言う。その手は既に止まっているが彼も2杯ほどお替りをしている。
「酷い言われようだ」
自覚があるだけに当人であるシロウは苦笑を浮かべる。
「しかし、改めて見ると大分板についてるな」
お替りの椀を受け取り、興味深そうにレフィーアがシロウの一連の動きを見る。彼女はこれで4杯目だ。シロウの次に量を食べていることになる。
「大家族で父が放任主義だったからな、小さい弟や妹の面倒は自分が見てた」
気づくと父が連れてきて増えて、育って巣立ち、死を便りを聞いた異母兄弟達。あまりに多く、あまりに昔で、そして、あまりに脳に損傷を受けたため思い出せない彼らの顔は、脳裏に浮かぶ際も顔が黒く塗りつぶされているように見える。
「それはそれとして、レフィーアさんは食事の時もフードを取らないんですね」
肉が入ってるせいか、他の三人に比べ食の進んでいないジルダートが話題を変える。ダイファスの冷めた視線がジルダートに向く。明らかに見えている地雷に突撃しているのがわかる。今回の仕事が終われば雇い主を変えるかと本気で思う。
「これには理由があってだな、だが・・・」
救いを求めるような視線をシロウに向けるがシロウは箸を止めることなく、レフィーアから視線を外す。
「好きにすればいい」
椀の中身を掻き込みながらのシロウは告げる。大きく息を吐き、レフィーアはフードを取る。青銀の髪がフードの下から現れジルダートは驚きのあまり、椀を落とす。
「貴種」
畏怖と恐怖、北に住む人々であれば誰しもが頭を垂れ、崇めその勘気に触れる事を恐れる存在。
「その髪色、エシュケルの娘か」
「ああ、レフィーア・エル・エシュケルと言う。改めて短い間だがよろしく頼む」
壊れた人形のようにジルダートは激しく首を上下に振り、呆れたようにダイファスが続いて首肯する。
「レフィーア様なら、昼間の戦いも納得ですね」
正式な場用の言葉遣いをするダイファスにジルダートが目を白黒させる。
「堅苦しい言葉遣いはお互い辞めよう。今はただの居合わせた旅人だ」
「家門の名を出したのに、それで通るのか」
箸を止め、白湯を啜りながらシロウが残り二人を見る。
「必要なら2人ぐらい処理するが」
その言葉に、ジルダートが小さく震えた。
「本当に傷が治るんだな」
好奇と畏怖、そして呆れの籠もった視線。ダイファスがシロウの背を見て声を掛ける。手には血まみれの衣類と民家から拝借した桶と洗濯板、そして着替えになりそうな服を持っている。
「食べた分ぐらいはな」
肩をすくめシロウが応じる。今日だけで何度獣人の牙に爪に体を傷つけられたかは判らない。よく見ると薄っすらと傷の名残のように、体に幾重にも新しい肌の筋が走っている。
「便利な魔法だ、傷が無かったことになるなんてな」
ダイファスは井戸から汲み上げた水を手で掬う。水量が減っているせいか、僅かに水が濁っているのに顔をしかめる。
「治るだけだ、無かったことにはならない」
「何が違うんだ」
ダイファスは桶に汲んだ水を入れる。
「お前の使っていた長巻のようなものだ、一度歪めば打ち直して再び使えるようになっても、それは前とは違うし、限りもある」
ダイファスの腰にはいつも指していた長巻はない。昼の戦いで歪んだ刀身はもう使い物にならず馬車に放り込んでいる。そのため今は予備の直剣を背にしている。マクシャについたら鍛冶屋持って行って打ち直しか、或いは新しいのを新調するしか無い。
「珍しいな、長巻を知ってるなんて」
目を細め、興味深そうにシロウを見る。フードを取ろうとしない少女と、その従者であり不死とも思える再生能力を持つこの男。ダイファスにとって、2人は余りに異質な存在に思える。
「この辺りでは珍しいのか?」
少しの間があって、シロウが尋ねる。
「ここの辺境ではそれなりに知られてる。そこから離れれば知ってるほうが珍しいだろうな」
替えの服を着る手を一瞬止め、シロウが興味深そうな視線を返す。手にしている替えの服は民家から拝借した作りの粗い素朴さだけが取り柄のような麻の服。
「それはどういう意味だ」
「長巻っていうのは、マクシャ辺境伯が広めた武器だな。聞くところによると辺境伯の生まれ故郷の武器って話だ。しかも辺境はともかく、中央まで広まってはいない」
一瞬、シロウの目が細まり、何かを考えるかのように井戸の縁を手でトントントンと叩いている。
「そうか、なら辺境伯と自分は同じ場所から来たのかもな」
シロウの知る限り、日本以外でその武器が使われた記憶はない。
「そこは遠いのか」
「それなりにな」
シロウの曖昧な答えに、ダイファスは軽くそうかと答え洗濯を始める。村の中心にある火種の近くに干せば明日の出発時間までには乾くだろうかと、主人であるジルダートが聞けば卒倒しそうな事を思いつつ。
馬車は無事だった、馬も野生の獣に襲われることもなく草をはんでいる。その様子にジルダートは胸をなでおろす。荷台に何とか登って、埃臭いそこに倒れ込む。
「疲れた」
荷台の隅の革袋を手に取り、その口を開け中を見ずに手を突っ込む。硬い感触が指先に伝わり、その1つ取り出す。
「この甘味が今は救いだなぁ」
マクシャで自分用に買った干芋を口に入れ、クチャクチャと頬張る。売り物のワインに思わず目が移るがそれは流石に自制する。
「折角、命を拾ったのに、飯のタネを失ったら元も子もないか」
干芋を握る手は、まだ震えている。獣人と人間の戦い、血にまみれた手。その中に微力ながら命を刈り取る側としてその場に居た自身。体が震える。実際に止めを刺したのは1人か2人といったところだろうか。
「ジルダートさん大丈夫ですか」
レフィーアが荷台を覗き込む。転がって干芋を頬張るジルダートと目が合う。
「うん、大丈夫」
半身を起こし、口の閉じた革袋を1つレフィーアに投げる。視線で中を見てみろと促すと、レフィーアがその口を開ける。
「干芋ですか」
「マクシャに向かうなら補充できるだろうし、今晩は皆でどうだい」
糧食として干芋は贅沢な方に入る。ジルダートも普段は乾燥させた野草と麦の炒粉を固めた携帯食と水を飲むのみである。
「それはありがたいですね。甘味はミルニト以来ですから」
フードの少女は年相応の笑みを浮かべる。10代中頃、自分は何をしていただろうかと思って首を振る。
「私達からも乾燥肉なら出せますので、一緒に夕食にしましょう」
今日の血まみれの光景を思い出し、顔が青くなる。
「さっきまであんなだったのに、肉入るんだね」
無理矢理笑みを顔に貼り付ける。干し肉とはいえ、昼間の今で肉を食べる気は正直しない。
「明日もありますから、食べれる時に食べておかないと何かあった時に持ちませんから」
同じ笑みを浮かべたまま、レフィーアが答える。口元に浮かぶ笑みは、ジルダート自身と異なり自然に見える。
「強いな」
思わず視線をそらしての呟きが夜の闇に溶けてゆく。
「私は強くあるべしと、育てられましたから」
遠い東の空をレフィーアは見上げた。
痛みの少ない民家の食卓。ロウソクの火の明かりの元、4人は木の椀によそわれた夕食を食べている。当然、木の椀も民家から拝借したもの、数日前まではおそらく同じ机で同じ椀で本来の持ち主が食事をしていたのだろう。
「旨い」
ダイファスの呟きには、半分以上驚きの色が混じっている。同じ事を考えたであろうジルダートと良くそれを知っているレフィーア、3人の視線がシロウに向く。
「何だその視線は、良いから冷めるぞ食え」
乾燥肉と干芋を具に、乾燥させた穀物を水で戻したもの、そして幾ばくかの香草を一緒に煮た雑炊のような食べ物が椀によそわれている。
「レフィーアさんが料理担当かと思ったら、シロウさんがそうなんですね」
ジルダートの呟き、頭の中で獣人相手に殺戮を行っている姿と、料理を楽しそうに作る姿がどうしても一致せず違和感を覚える。
「シロウの方が料理は巧いからな。旅すがら教えてはもらっているがこの味は出ない」
悔しそうに言うレフィーアの言葉にシロウは苦笑しながら、「お替り」と差し出された椀に雑炊をよそう。自分の分を食べながらその合間に、お替りをよそう姿はどこか母親めいてさえいる。
「飯なんて食べれればいいが、美味しければ尚良いのも確かだからな」
それは、シロウの父の言葉の中で、父にしては非常に珍しく同意できる言葉だった。それが自然と出たことにシロウは思わず笑みを浮かべる。
「料理だと本当に良い笑み浮かべるんだな、昼間のお前の笑みは引くような邪悪な笑みだったが」
冗談交じりにダイファスが言う。その手は既に止まっているが彼も2杯ほどお替りをしている。
「酷い言われようだ」
自覚があるだけに当人であるシロウは苦笑を浮かべる。
「しかし、改めて見ると大分板についてるな」
お替りの椀を受け取り、興味深そうにレフィーアがシロウの一連の動きを見る。彼女はこれで4杯目だ。シロウの次に量を食べていることになる。
「大家族で父が放任主義だったからな、小さい弟や妹の面倒は自分が見てた」
気づくと父が連れてきて増えて、育って巣立ち、死を便りを聞いた異母兄弟達。あまりに多く、あまりに昔で、そして、あまりに脳に損傷を受けたため思い出せない彼らの顔は、脳裏に浮かぶ際も顔が黒く塗りつぶされているように見える。
「それはそれとして、レフィーアさんは食事の時もフードを取らないんですね」
肉が入ってるせいか、他の三人に比べ食の進んでいないジルダートが話題を変える。ダイファスの冷めた視線がジルダートに向く。明らかに見えている地雷に突撃しているのがわかる。今回の仕事が終われば雇い主を変えるかと本気で思う。
「これには理由があってだな、だが・・・」
救いを求めるような視線をシロウに向けるがシロウは箸を止めることなく、レフィーアから視線を外す。
「好きにすればいい」
椀の中身を掻き込みながらのシロウは告げる。大きく息を吐き、レフィーアはフードを取る。青銀の髪がフードの下から現れジルダートは驚きのあまり、椀を落とす。
「貴種」
畏怖と恐怖、北に住む人々であれば誰しもが頭を垂れ、崇めその勘気に触れる事を恐れる存在。
「その髪色、エシュケルの娘か」
「ああ、レフィーア・エル・エシュケルと言う。改めて短い間だがよろしく頼む」
壊れた人形のようにジルダートは激しく首を上下に振り、呆れたようにダイファスが続いて首肯する。
「レフィーア様なら、昼間の戦いも納得ですね」
正式な場用の言葉遣いをするダイファスにジルダートが目を白黒させる。
「堅苦しい言葉遣いはお互い辞めよう。今はただの居合わせた旅人だ」
「家門の名を出したのに、それで通るのか」
箸を止め、白湯を啜りながらシロウが残り二人を見る。
「必要なら2人ぐらい処理するが」
その言葉に、ジルダートが小さく震えた。
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