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鷹華のご奉仕 その二
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美しい花々が咲き誇っていた、この屋敷の庭園。
しかし今は、黒い強化服を装甲した賊徒と警備ドローン達の戦闘で花々の花冠は地に落ち踏みにじられ、ひっくり返した玩具箱の様な有様である。
「主様のお庭が……許しません」
庭園にて賊徒を捕捉した鷹華は、騎兵銃のボルトハンドルを後方にスライドして、トリガーを引き、銃身の銃口から青白く発光する熱量弾を放つ…!
その熱量弾は引き寄せられるように黒い賊徒の頭部へ命中!
その威力で、賊徒は噴水まで吹き飛び……しかし
「いたた……なぁ今のはフォトンバレットか?一発で…て…サラリーマンの給料2ヵ月分はあるだろうに…ザzザ……ガカァ――金はアるとこロには、あるな…アアァ…ガガガ―――むむぅ。今の衝撃で発声言語の変換装置がイカレたかな?」
しかし、撃たれた賊徒は、強化服のヘルムが多少損傷している程度で、肉体的には無傷。
その事に鷹華は少しばかり驚愕する。
(今のは粒子パルスによる干渉……あの強化服は恐らく軍事用。ただの強盗ではない様です)
驚きつつも鷹華は体制を崩した賊徒に、給仕の通常兵装。自動拳銃『ルガーP08』で連続射撃を行う。
(……実弾ならば、粒子パルスは意味をなさぬ)
だが、賊徒は腰からトンファーを抜き出すと、持ち手を高速回転させ銃弾を全て弾きおとした。
(この反応速度は……なるほど。この強盗は人間ではありません。この識別コードは……旧式の骨董品で46年代の傑作機。軍用アンドロイドの『雀蜂』ですか)
国産人型戦術兵器『雀蜂』
身長197cm。体重500㎏になる金属製の肉体に収められたマシンスペックは、当然の如く普通の給仕型アンドロイドを凌駕する。
故に賊徒を遠隔操作するAI『烏丸』は、その機体性能の差で鷹華をねじ伏せるため一瞬で距離を詰めて接近……
『じゃあなお嬢さん!見ればなかなか可愛いAIじゃないか。どうだい?今度、一緒に記憶領域で食事……』
勝利を確信する雀蜂は、軽口を叩きながら、鷹華の頭部にトンファーを振りおろす。
この攻撃は、普通の給仕型では対処不可能な一撃!
……しかし鷹華は普通のメイドではない。
「『給仕の嗜み』…弐の段『加速解放』!」
特別仕様の個体能力で超加速された思考回路は、スローに迫る雀蜂のトンファーを捕捉。
鷹華は最小限の動作でそれを躱すと、スカートから30年式銃剣に取り出し……
「ナンパはお断りします!」
そのまま銃剣を賊徒の鳩尾に突き刺す!
「それは…残念!!」
しかし、黒い雀蜂はバク転でその攻撃を躱しつつ、鷹華の銃剣を宙に蹴り飛ばす!
「甘いです」
だが、鷹華は手元から離れた騎兵銃に未練を見せず、両手でスカートのふちを摘まむと、その奥から音速突破の破滅的な蹴りを繰り出す!
「っむう!黒のTバック!?」
それでも、雀蜂は両手を交差させてその攻撃を防ぐ!
だとしても、メイドキックからは逃げられない!
「なに…!?ぐぎいぃ!!!」
メイドキックの威力で、雀蜂の防御ごと強化服は粉砕!
それに伴い、熱量弾に対して自立稼働で防御する粒子パルスも無力化された。
雀蜂を遠隔操作する AIの烏丸は自嘲的な音声を発する。
「ありゃま。大事な雀蜂がおじゃんだ……ハハハ!これは割に合わない『仕事』だ!ハハ…」
鷹華はスカートの奥から騎兵銃を取り出すと、その銃底で、半壊して横たわる雀蜂に、プレス機じみた打撃を繰り返す。
「主を持たない、旧データ空間を飛び回る浪人Aiは哀れです。……ご機嫌よう」
その秒間38連打の圧力攻撃で、雀蜂は頭部だけを残し破壊された……
「ギッガッガ!!……ビビビ…べつに、イイダロ…ぼくは自由がガ…好きなの…ガギ!?」
鷹華はその頭部を踏みつぶすと、すぐさま倒れた雀蜂の残骸を調べる。
(やはり…識別コードを隠蔽されているが、これは軍の…)
その時に、復旧した千鳥から連絡が入る。
『鷹華…不味い、シェルターに侵入者だ!』
「そんな馬鹿な事…!?あのシェルターは核攻撃の直撃でもビクともしない特別な…」
『いいから急げ!』
「了解」
鷹華はシェルターへ走る。
しかし今は、黒い強化服を装甲した賊徒と警備ドローン達の戦闘で花々の花冠は地に落ち踏みにじられ、ひっくり返した玩具箱の様な有様である。
「主様のお庭が……許しません」
庭園にて賊徒を捕捉した鷹華は、騎兵銃のボルトハンドルを後方にスライドして、トリガーを引き、銃身の銃口から青白く発光する熱量弾を放つ…!
その熱量弾は引き寄せられるように黒い賊徒の頭部へ命中!
その威力で、賊徒は噴水まで吹き飛び……しかし
「いたた……なぁ今のはフォトンバレットか?一発で…て…サラリーマンの給料2ヵ月分はあるだろうに…ザzザ……ガカァ――金はアるとこロには、あるな…アアァ…ガガガ―――むむぅ。今の衝撃で発声言語の変換装置がイカレたかな?」
しかし、撃たれた賊徒は、強化服のヘルムが多少損傷している程度で、肉体的には無傷。
その事に鷹華は少しばかり驚愕する。
(今のは粒子パルスによる干渉……あの強化服は恐らく軍事用。ただの強盗ではない様です)
驚きつつも鷹華は体制を崩した賊徒に、給仕の通常兵装。自動拳銃『ルガーP08』で連続射撃を行う。
(……実弾ならば、粒子パルスは意味をなさぬ)
だが、賊徒は腰からトンファーを抜き出すと、持ち手を高速回転させ銃弾を全て弾きおとした。
(この反応速度は……なるほど。この強盗は人間ではありません。この識別コードは……旧式の骨董品で46年代の傑作機。軍用アンドロイドの『雀蜂』ですか)
国産人型戦術兵器『雀蜂』
身長197cm。体重500㎏になる金属製の肉体に収められたマシンスペックは、当然の如く普通の給仕型アンドロイドを凌駕する。
故に賊徒を遠隔操作するAI『烏丸』は、その機体性能の差で鷹華をねじ伏せるため一瞬で距離を詰めて接近……
『じゃあなお嬢さん!見ればなかなか可愛いAIじゃないか。どうだい?今度、一緒に記憶領域で食事……』
勝利を確信する雀蜂は、軽口を叩きながら、鷹華の頭部にトンファーを振りおろす。
この攻撃は、普通の給仕型では対処不可能な一撃!
……しかし鷹華は普通のメイドではない。
「『給仕の嗜み』…弐の段『加速解放』!」
特別仕様の個体能力で超加速された思考回路は、スローに迫る雀蜂のトンファーを捕捉。
鷹華は最小限の動作でそれを躱すと、スカートから30年式銃剣に取り出し……
「ナンパはお断りします!」
そのまま銃剣を賊徒の鳩尾に突き刺す!
「それは…残念!!」
しかし、黒い雀蜂はバク転でその攻撃を躱しつつ、鷹華の銃剣を宙に蹴り飛ばす!
「甘いです」
だが、鷹華は手元から離れた騎兵銃に未練を見せず、両手でスカートのふちを摘まむと、その奥から音速突破の破滅的な蹴りを繰り出す!
「っむう!黒のTバック!?」
それでも、雀蜂は両手を交差させてその攻撃を防ぐ!
だとしても、メイドキックからは逃げられない!
「なに…!?ぐぎいぃ!!!」
メイドキックの威力で、雀蜂の防御ごと強化服は粉砕!
それに伴い、熱量弾に対して自立稼働で防御する粒子パルスも無力化された。
雀蜂を遠隔操作する AIの烏丸は自嘲的な音声を発する。
「ありゃま。大事な雀蜂がおじゃんだ……ハハハ!これは割に合わない『仕事』だ!ハハ…」
鷹華はスカートの奥から騎兵銃を取り出すと、その銃底で、半壊して横たわる雀蜂に、プレス機じみた打撃を繰り返す。
「主を持たない、旧データ空間を飛び回る浪人Aiは哀れです。……ご機嫌よう」
その秒間38連打の圧力攻撃で、雀蜂は頭部だけを残し破壊された……
「ギッガッガ!!……ビビビ…べつに、イイダロ…ぼくは自由がガ…好きなの…ガギ!?」
鷹華はその頭部を踏みつぶすと、すぐさま倒れた雀蜂の残骸を調べる。
(やはり…識別コードを隠蔽されているが、これは軍の…)
その時に、復旧した千鳥から連絡が入る。
『鷹華…不味い、シェルターに侵入者だ!』
「そんな馬鹿な事…!?あのシェルターは核攻撃の直撃でもビクともしない特別な…」
『いいから急げ!』
「了解」
鷹華はシェルターへ走る。
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