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才能を金で買える世界
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才能。この世で勝ち抜いていくためには欠かすことの出来ないものである。今社会において大きく羽ばたいている人間は少なからず才能がある人間である。
中には努力だけで上り詰めた才能はさほどない人間だっているなんてことを言ってくる人間もいるだろうか。
それには否と言っておこう。そういう人間は努力という才能があるのだ。そもそも努力だけで上り詰めてきたような人間がそもそも並みであるはずがない。
上り詰めるだけの努力を積んでしまうほどの精神力を持った人間はそれだけで化け物だ。才能のベクトルが他のやつと違うだけだ。
そんな才能がつい最近金で買えるようになった。才能を人に植え付ける機械が完成したのである。
世界中がこの発明に注目した。お金さえあれば天才になれるのだ。
この機械を是非とも使うべく人が殺到した。現在のところ50台完成しているが、需要と供給が完全に間に合っていない。
今の台数から数が増えない場合5年待ちになっているらしいのだ。
才能を人に植え付ける機械なだけあり、一度あたりにかかるお金は相当なもので金持ちにしか使えないと多少の批判はあった。しかし才能を手に入れるのだ。ちょっとした金額だけで手に入れられるような安い価値のものではない。本来なら一生手に入らないものなのだ。家が何個か建つくらいの金があっても問題ないだろう。
そんな中俺も実は才能を購入することになっていた。俺は金持ちでは無いがとある目的のために金を貯めていたのでギリギリだったが購入できた。
俺は早めに申請したので始まってから2週間目位に手に入るようである。
そして俺は才能を手に入れた。
それから1週間くらい経った後、こんなニュースが流れていた。
「才能を植え付ける機械は偽物である」
世間にこんなニュースが広まっていた。才能を購入した金持ちのやつらが効果ないじゃないかと文句を言っているらしい。
スポーツの才能やら勉強の才能やらを購入して自分や子供に才能を与えようとしていたらしい。
そんなクレームが数多く寄せられたためそれを不審に思った人々は全員キャンセルしてこの装置は闇に葬り去られた。
そんな顛末を俺は馬鹿だなあと思いながら見ていた。
いくら才能があったってそれを使いこなす人間が駄目なら無駄なんだ。
そもそも才能はあくまで才能でその道に強くなるのではなく強くなりやすくなるだけなのにな。
俺はだから物事に異常に没頭出来る才能を得た。
才能ってのは磨かなきゃただのゴミなんだよ。
中には努力だけで上り詰めた才能はさほどない人間だっているなんてことを言ってくる人間もいるだろうか。
それには否と言っておこう。そういう人間は努力という才能があるのだ。そもそも努力だけで上り詰めてきたような人間がそもそも並みであるはずがない。
上り詰めるだけの努力を積んでしまうほどの精神力を持った人間はそれだけで化け物だ。才能のベクトルが他のやつと違うだけだ。
そんな才能がつい最近金で買えるようになった。才能を人に植え付ける機械が完成したのである。
世界中がこの発明に注目した。お金さえあれば天才になれるのだ。
この機械を是非とも使うべく人が殺到した。現在のところ50台完成しているが、需要と供給が完全に間に合っていない。
今の台数から数が増えない場合5年待ちになっているらしいのだ。
才能を人に植え付ける機械なだけあり、一度あたりにかかるお金は相当なもので金持ちにしか使えないと多少の批判はあった。しかし才能を手に入れるのだ。ちょっとした金額だけで手に入れられるような安い価値のものではない。本来なら一生手に入らないものなのだ。家が何個か建つくらいの金があっても問題ないだろう。
そんな中俺も実は才能を購入することになっていた。俺は金持ちでは無いがとある目的のために金を貯めていたのでギリギリだったが購入できた。
俺は早めに申請したので始まってから2週間目位に手に入るようである。
そして俺は才能を手に入れた。
それから1週間くらい経った後、こんなニュースが流れていた。
「才能を植え付ける機械は偽物である」
世間にこんなニュースが広まっていた。才能を購入した金持ちのやつらが効果ないじゃないかと文句を言っているらしい。
スポーツの才能やら勉強の才能やらを購入して自分や子供に才能を与えようとしていたらしい。
そんなクレームが数多く寄せられたためそれを不審に思った人々は全員キャンセルしてこの装置は闇に葬り去られた。
そんな顛末を俺は馬鹿だなあと思いながら見ていた。
いくら才能があったってそれを使いこなす人間が駄目なら無駄なんだ。
そもそも才能はあくまで才能でその道に強くなるのではなく強くなりやすくなるだけなのにな。
俺はだから物事に異常に没頭出来る才能を得た。
才能ってのは磨かなきゃただのゴミなんだよ。
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