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指から弾丸を飛ばせる男
しおりを挟む俺は指から弾丸を飛ばせるようになった。自分でも仕組みはよく分かっていないが念じると指の何処かから飛ばすことが出来る。
特に1日の弾数制限なんてものはなく無限に撃ち続けることが可能である。ただ、それを利用して上手いこと素材を手に入れて金儲けしようとか考えたが何故か弾丸は30秒で消えてしまうらしく無駄だった。
だから俺はこの能力は何かしらにダメージを与えることしかできないようだった。
この能力は夢の中でこの能力を使おうとしただけで反応するのが唯一の欠点だ。
夢の中だと感情の抑制が効きにくくなるからついつい撃ってしまってどこかしらに被害を与えてしまう。
だから俺は自分を傷つけてしまわないように手の指と足の指を自分が傷ついてしまわない方向に固定しないといけない。
こう考えると不便な能力だが、夢ではなく現実世界だとかなり便利な能力である。
弾丸を飛ばせるっていうのは銃の使えないこの日本において俺だけが銃を実質使えるようなものだ。
どこかしらから人間を狙撃して殺してしまうこともできる。まあ無差別殺人なんてすることはないのだが。
後は弾を撃っても何の証拠も残らないので見られてさえいなければ人を殺しても捕まらない。
つまりカツアゲされそうになった時に返り血にさえ注意すれば殺しても捕まらないのだ。
後は嫌なやつをこっそり撃ち抜いてしまうことだってできる。
デメリットへの対処をしっかりとしておけば色々と有用な能力なのである。
とは言ってもこんな能力バレてしまえば面倒なことが起きること間違いなしなので誰にも言えない。だから社会においてはこの能力は金稼ぎとかには使えない。せいぜいカツアゲしてきた奴の死体漁りが出来るくらいではなかろうか。
だがこの能力を得てからは少し変わったことがある。精神がかなり安定するようになったのだ。今までは怒られては落ち込んでたのだが、あまりそういうことがなくなった。
相手より圧倒的に強いことが分かっているのでいつでも相手を倒せることから余裕が生まれたのだ。
誰かしらが筋肉があれば相手をいつでも倒せる気になるから精神が安定すると言っていたがそれに似たようなものだ。
しかも自分より強いなんてことは到底ありえないので筋肉よりも安定性が高い。
こう見ると1人に1つこの能力があれば良いんじゃないかって思う。
まあそんな世界だったら人類滅亡してしまうだろうけどな。
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