同級生にチートを与えて観察してみた

復活

色々あった。というか俺が勝手に起こした事件なのだが、壊されていたセットをもう一度完成させていた。

結局発表前日の夜中にギリギリで完成したようだ。この事件を通してクラスの仲はより強固にはなったようだ。

犯人がいるかもしれない、という懸念は残したままであったが。

最早この状況でクラスメイトを疑うことなんて本来ならば無いのであろうが、委員長の行動が影響している。

全員口止めされているために話題に出すことはないが、委員長はクラスメイトを疑っているという事実。そして、自分もその中の1人であるということ。

全員魅了の影響を受けているために委員長が自分が信じられていないということに対する不信感などは存在しない。しかし、委員長が疑っているということは本当に犯人はこの中にいるのではないかという懸念は残った。

そのまま本番へと時間は近づいていく。