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マッチョメン
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20年前、科学の発展によりついにサイボーグが現実となった。この世の多くの人間がサイボーグ化し超人的な身体能力を得る中、それを拒み続けた者達がいた。
それがボディビルダー達である。
しかし当然人類の体では限界があり世界最高峰のボディビルダーであっても力では敵わないのが常識であった。
それでも筋肉に魅了された者達は諦めることはなかった。筋肉で力に勝つのだと。
そして5年前、革命的な発見があった。筋肉の質を極限まで高める方法である。諦めなかったボディビルダーの1人が研究者となり、より強靭な肉体になることを目指していた。
これが全世界のボディビルダー達に広まり、そのトレーニング法で鍛え始めたのだ。
そして今に至る。
サイボーグvsボディビルダーの頂上決戦の時間だ。
「所詮人間の体だ。どう考えても限界がある。そこそこに強くなったかもしらんがサイボーグの前には無力だ」
「今回はその通説を覆す気で来た。倒させてもらう」
試合開始のゴングが鳴る。
「一瞬で決めさせてもらうぜ!」
サイボーグは開始と同時にボディビルダーに向けて広範囲の火炎放射をした。
その火力は凄まじく地面を溶かすほどであった。いくら死んでも復活させられるとはいえやりすぎだと会場は若干引いていた。
これで決着かと皆が思ったが、その火の中から無傷のボディビルダーが現れた。
「筋肉の前には全てが無力。反撃させてもらうぞ」
無傷で現れたことに動揺したサイボーグは火炎放射を四方八方に乱射した。
しかしボディビルダーはサイボーグの目の前から瞬間移動並の速度で背後に迫り背中を殴りつけた。
あまりの威力にサイボーグは吹っ飛ばされた。しかしそれで終わりではないとボディビルダーは飛んで行った先に先回りしもう1発。また飛んでいった先に回りこみさらに1発と、一方的な試合展開となった。
「とどめだ」
ボディビルダーは最後の1発で場外に向けてサイボーグを吹っ飛ばした。
試合終了のゴングが鳴った。蓋を開けてみればボディビルダーの圧勝である。傷一つ負わせることさえサイボーグには敵わなかったのである。
人間を辞めた動きに対して会場は静まりかえっていたが、しばらくすると凄まじい快挙に対し会場が盛り上がった。
こうしてボディビルダーは世界最強の座を取り戻すことになった。
それがボディビルダー達である。
しかし当然人類の体では限界があり世界最高峰のボディビルダーであっても力では敵わないのが常識であった。
それでも筋肉に魅了された者達は諦めることはなかった。筋肉で力に勝つのだと。
そして5年前、革命的な発見があった。筋肉の質を極限まで高める方法である。諦めなかったボディビルダーの1人が研究者となり、より強靭な肉体になることを目指していた。
これが全世界のボディビルダー達に広まり、そのトレーニング法で鍛え始めたのだ。
そして今に至る。
サイボーグvsボディビルダーの頂上決戦の時間だ。
「所詮人間の体だ。どう考えても限界がある。そこそこに強くなったかもしらんがサイボーグの前には無力だ」
「今回はその通説を覆す気で来た。倒させてもらう」
試合開始のゴングが鳴る。
「一瞬で決めさせてもらうぜ!」
サイボーグは開始と同時にボディビルダーに向けて広範囲の火炎放射をした。
その火力は凄まじく地面を溶かすほどであった。いくら死んでも復活させられるとはいえやりすぎだと会場は若干引いていた。
これで決着かと皆が思ったが、その火の中から無傷のボディビルダーが現れた。
「筋肉の前には全てが無力。反撃させてもらうぞ」
無傷で現れたことに動揺したサイボーグは火炎放射を四方八方に乱射した。
しかしボディビルダーはサイボーグの目の前から瞬間移動並の速度で背後に迫り背中を殴りつけた。
あまりの威力にサイボーグは吹っ飛ばされた。しかしそれで終わりではないとボディビルダーは飛んで行った先に先回りしもう1発。また飛んでいった先に回りこみさらに1発と、一方的な試合展開となった。
「とどめだ」
ボディビルダーは最後の1発で場外に向けてサイボーグを吹っ飛ばした。
試合終了のゴングが鳴った。蓋を開けてみればボディビルダーの圧勝である。傷一つ負わせることさえサイボーグには敵わなかったのである。
人間を辞めた動きに対して会場は静まりかえっていたが、しばらくすると凄まじい快挙に対し会場が盛り上がった。
こうしてボディビルダーは世界最強の座を取り戻すことになった。
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