自分史上最強決定戦

僧侶A

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第三話 27歳vs31歳

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「次の試合は何でしょうか忍さん」

「情報によれば27歳と31歳の対決のようですね」

「年の差はあまりありませんね。しかしこの差がどれほど影響してくるか。老化はどれほど進んでくるかがミソになってきそうです」

「話によるとこの二人の年齢の時期は仕事に追われており一切運動が出来ていないようです」

「睡眠時間も足りていないようですね。実にブラックです」

「前世の私からすると来世にこんな未来が待っているとは思いたくないものです」

「そんなことはどうでもいいのです。本題は試合です。来世とか前世とかは私たちは経験することは無いのですから」

「そうですね。前世であれ彼は他人です。さて、さっそく試合が始まりましたね」

「両者共に全く動きません。自分の体力を考えての事でしょうか」

「さっさと動いてほしいものです。時間の無駄なので」

「しびれを切らした27歳の方が動き出しました。一直線に襲い掛かりました」

「しかし運動していない男のへなちょこパンチでは全く当たりません」

「やはり運動量が試合のレベルに影響しますね。43歳の司選手を見習ってほしいものです」

「そんなことを言っているうちにあれよあれよと場外に近づいてきました」

「もうそろそろ試合が終わりそうですね」

「ここまで両者一切攻撃が当たっておりません。そろそろ当ててほしいものです」

「おっとここでついに31歳の攻撃が炸裂。場外へ押し出すことに成功しました」

「あまりにもあっけない勝利。31歳、二回戦に進出です」

「一応まっとうに試合が終わったのですが会場の雰囲気が何やら険悪です。何かあったのでしょうか」

「レフェリーから情報が入ってきました。この試合は八百長らしいです」

「どういうことでしょうか」

「31歳の方が漫画のネタバレをしないこと条件に勝利を要求したようです。あの時間は交渉の時間だったようです」

「それは卑怯ですね。ネタバレは滅するべき。27歳の司選手。なんとも不憫です」

「27歳選手は次回の大会での奮闘に期待したいものですね」










この話は一旦ここまでで終了です。続きを書くかは未定です。
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