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追ってくる
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やばい。
とにかくやばい。
俺はとんでもないやつに追いかけられている。
「ぼくとあそぼうよぅ」
「嫌だっ!!」
俺を追いかけているのは二十センチを超えるであろう大きな「竿」を股間に持つ太った男。
下半身丸出しで俺を追いかけてくる。
「ぼくのとあそぼうよぅ」
「無理無理無理無理っ!!」
どこまで逃げても追ってくる。
今は夜中の三時。
どの店も開いていないし人気もない。
この街にこんな不審者、というか完全なド変態がいるなんて知らなかった。
携帯は何故か圏外。
警察も呼べぬ状況。
「ぼくのであそぼうよぅ」
男は竿を右手で上下に扱き始める。
だがスピードは落ちる事はない。
「逃げなきゃダメだ、逃げなきゃダメだ、逃げなきゃダメだ!」
何故この男は俺を追いかけるのか。
何故この男は太っているのにこんなに動けるのか。
何故下半身を露出しているのか。
答えの出ない疑問ばかりが頭をグルグルと回り、一種の思考停止状態に陥る。
俺は角を曲がり、男に見つからない内に自宅の庭に逃げ込む。
当然家の扉には鍵がかかっているため、庭に逃げ込むという選択は我ながらファインプレーだと言わざるを得ない。
が、しかし。
「ここでぼくとあそぶんだねぇ」
男は何故か俺の位置を把握している。
暗い中俺目掛けて一直線で距離を詰めてくる。
「何で分かるんだよっ!! くそッ!」
「キミのニオイがイイからさぁ。はぁはぁ」
「やめろ……来るな、嫌だ、嫌だああああああああーーっ!!」
次の瞬間、俺の目に飛び込んできたのは俺の部屋だった。
そうか、あれは夢だったのか。
「はは……そうだよな。よかった、よかった」
「うんうん。本当によかったねぇ。一緒に遊べてねぇ」
俺の両肩に手が乗せられ、背後から聞こえてきた声に背筋が凍った。
振り向けない。現実を直視できない。
もう、終わった──。
とにかくやばい。
俺はとんでもないやつに追いかけられている。
「ぼくとあそぼうよぅ」
「嫌だっ!!」
俺を追いかけているのは二十センチを超えるであろう大きな「竿」を股間に持つ太った男。
下半身丸出しで俺を追いかけてくる。
「ぼくのとあそぼうよぅ」
「無理無理無理無理っ!!」
どこまで逃げても追ってくる。
今は夜中の三時。
どの店も開いていないし人気もない。
この街にこんな不審者、というか完全なド変態がいるなんて知らなかった。
携帯は何故か圏外。
警察も呼べぬ状況。
「ぼくのであそぼうよぅ」
男は竿を右手で上下に扱き始める。
だがスピードは落ちる事はない。
「逃げなきゃダメだ、逃げなきゃダメだ、逃げなきゃダメだ!」
何故この男は俺を追いかけるのか。
何故この男は太っているのにこんなに動けるのか。
何故下半身を露出しているのか。
答えの出ない疑問ばかりが頭をグルグルと回り、一種の思考停止状態に陥る。
俺は角を曲がり、男に見つからない内に自宅の庭に逃げ込む。
当然家の扉には鍵がかかっているため、庭に逃げ込むという選択は我ながらファインプレーだと言わざるを得ない。
が、しかし。
「ここでぼくとあそぶんだねぇ」
男は何故か俺の位置を把握している。
暗い中俺目掛けて一直線で距離を詰めてくる。
「何で分かるんだよっ!! くそッ!」
「キミのニオイがイイからさぁ。はぁはぁ」
「やめろ……来るな、嫌だ、嫌だああああああああーーっ!!」
次の瞬間、俺の目に飛び込んできたのは俺の部屋だった。
そうか、あれは夢だったのか。
「はは……そうだよな。よかった、よかった」
「うんうん。本当によかったねぇ。一緒に遊べてねぇ」
俺の両肩に手が乗せられ、背後から聞こえてきた声に背筋が凍った。
振り向けない。現実を直視できない。
もう、終わった──。
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