ハッピーエンド執行人

いちごみるく

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第二章 血にまみれた赤ずきん

26.ヤバい

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「えっと……どういうことですか?」
(本当の自分……?)
「私も、よくわか分からないのよね。」
(いや、分かんないのかよ……!!!!)
思わず心の中で突っ込んでしまった私にカナタさんは笑った。
「ただの真面目な性格よりもこっちの方が好きなのよ。皆笑ってくれるから。」
多分彼女の性格や全てが偽りだったとしても、この鮮やかな笑みだけは本物なのだろう。
「それよりさ……しくじったわね、私達。」
カナタさんは顔をしかめて、向こうの方を見た。
(え?……ああぁ—、赤ずきん!!!!)
勿論長いこと話していた私たちのことを赤ずきんが待つはずもなく、赤ずきんはいなくなっていた。
(私がいきなり話しかけたからだ……。私のせいで……。)
「あ……あの、ご「あーもう、そうよあなたのせいよ。」
厳しい言葉にうなだれる。心の中で、『大丈夫。あなたは悪くない。』と庇われるとでも勝手に期待していたのだろう。
(私ったら、バカだな……本当に……。)
「ごめんな「確かにあなたも悪いけど私も悪い!罪は無くならないけど、分けることなら出来るのよ。」
そう言って私の手を取って駆けだした。
彼女はこんな状況でも、笑っているた。楽しんでいた。
何より、気遣いの『大丈夫』でなく、愛情の『痛み分け』を彼女が選んでくれたことが何より嬉しかった。
(カナタさん、ありがとう。)
心からの感謝を心の中でつぶやくと、彼女の手を握り返した。
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